こんにちは!長男が3歳くらいの時に美術館に行って、走り回られて、二度と行かないと決意した花緒です。今ではさすがに行けますが、当時は考えが甘かった。
育てにくい子との外出にはちょっとした工夫が必要です。そんな中で自分時間を過ごすのは結構な工夫がいるかもしれない。
でも、結構な工夫がうまくいけば外で自分が好きなことができるかもしれない。今回は、その「かもしれない」にかけるための案を提案します。
育てにくい子と外で過ごすためのいろいろな工夫と4つの心得

基本的に育てにくい子の場合、寝る時間を期待できないので、お出かけフル装備で準備をした方がいいと思います。
育てにくい子と外出するためのいろいろな工夫
- 昼寝時間を狙う
- スマホで動画(アンパンマン・トーマス)を見せる
- 数々の音がでないおもちゃを持参する
- スリングに入れて授乳
- おやつを食べてもらう
スリングがあると結構便利です。ピッタリ抱っこできるし、授乳もできる。しかも隠れる。
泣いたらおっぱい派の人は、スリングがあればとりあえずカフェで過ごすこともできますよね。
賛否両論あるとは思いますが、文明の利器はうまく使いましょう。ヘッドホンがあれば、とりあえず室内でも乗り物の中でも使えて結構便利です。
外出先で静かにしないと子供を怒るくらいなら(大人の都合だしね)、DVD見てもらって大人しくしてもらった方がいいと思います。
アンパンマンとトーマスで長いと1時間くらいは持ちます。ただし、子供にはあまりいい影響がないということをわかった上で見せましょう。
ただ、私はそこまでしても、自分時間を過ごした方がいいと思う。神経を休ませる暇がない育てにくい子の母親は、少しの時間でも休んだ方がいい。
意外と使えるのが洗濯バサミ。え?って思うでしょうが、洗濯バサミってくっつけて形を作れるので、地味にハマると面白いのです。量があれば、龍みたいな大作もできます。
ポーチみたいな袋に30個くらい入れておくと、外出先でのおもちゃ代わりに使えますし、音は出ないし、お菓子の袋を開けたら止めておけるし、ケープとかも止められる。
ベビーカーに子供を乗せていると、洗濯バサミが結構使えたので、私はいつもベビーカーにくっつけてました。
そして、ベビーカーに乗ってくれている間は結構ラクですが、降りて歩いたり走り回りはじめたら飽きてきた証拠。次の提案が必要になります。
育てにくい子の外出の際の4つの心得
2.子供の気がまぎれるアイテムを持って行く
3.お出かけ先では怒らない。注意にとどめておく
4.楽しい結果で終わらせる(事前予告→お礼)
1か所お出かけしたら真っ直ぐ家に帰る。これは結構大きいポイントです。
せっかく出かけたんだから、あっちも見て、こっちも回って、帰りに駅のスーパーで買い物して、なんてやってたら、子供はいつになったら終わるのか、いつ自分が好きな時間を過ごせるのかわからなくて、面倒なことになります。
お出かけは楽しい。
そう思ってもらうために、
- 行く場所(写真などを見せると尚可)
- 大体の帰り時間(そのうち移動○分とか)
- 出かけ先での子供の行動の提示
- お礼
1歳過ぎたらあまりわかってなくても一応説明して、お願いして、一緒にお出かけしましょうと誘いましょう。
行かない、と言ったら無理に行かない方がいいですが、お出かけ先がよくわからないから不安を感じて行かないと言っている場合もあります。
何かご褒美で釣ってもいいので、体験してもらうことは大事です。用心深いのと、先の予測が立たないと、新たな経験が増えていかないからです。
そういう意味もあって、楽しいお出かけというイメージで終わる事に気を配りましょう。
私はいつも、お出かけしたらお土産を買うというお礼にしています。
- 店で静かにしてくれていありがとう
- 手をつないでくれてありがとう
- 待っていてくれてありがとう
たくさんのありがとうと、お土産というモノで、お出かけは楽しいというイメージを付けました。
ご褒美は良くないのでは?という意見もあるかもしれませんが、私はお出かけの思い出を形にして残すのがお土産だと思っています。
何かにつけてご褒美を上げていますが、頑張ったご褒美は私は大切なことかなと思っています。その辺は、各ご家庭の方針ということで。
ちょっとしたリフレッシュをうまく取っていくことで、思い詰めない子育てを目指しましょう。
育てにくい子の母親に活力をプラスする自分時間の過ごし方案【外編】

次に、外で過ごせる提案をしていきますが、外の場合、天候に左右されてしまうのが難点です。室内モノとセットで考えておくといいと思います。
ですが、やはり太陽の下で過ごす時間はとても良きものです。もちろん、 子供だけが遊べるところじゃなくて、大人も一緒に楽しめるところが前提です。
だって、誰のための案を考えているのかっていったら、母親のためなんですから。優先順位の1位は母親です。そして、子供同伴で行けるところ。
もし、子供が泣いて騒いでどうにもならなくなってもいいぞ、と思える心の余裕を持ちましょう。
母親にとっては自分時間、子供にとっては人と一緒に生きるためのプチ訓練です。
自然と過ごす|アウトドア系
外なら泣いても走っても、安全であれば大丈夫です。静かな施設は難しいですが、自然は育てにくい子をどこまでも受け入れてくれる寛容さがありますから、十二分に自然と過ごしましょう。
外を散歩する
遊歩道でも河原でも何でもよし。とにかく、いろいろと歩きましょう。育てにくい子もたくさん歩く事で少しは落ち着けるでしょう。
迷子紐。ASDとかHSCとか感覚が鋭い系の子には嫌がられそうですが、試してみる価値はあると思います。
サイクリング
一駅チャリで走るくらいのプチサイクリングです。春とか秋とかは風が気持ちいいですし、割と自転車で20分も走れば、いつもと違う場所に行けちゃいます。
過保護って言われようが何しようが、このカバーがあるとないでは自転車生活が大きく違います。
お弁当を持ってプチハイキング
そんな大げさじゃなくていいのですが、あると楽しいランチボックス。運動会用はもっと大きい方がいいんじゃないかな。
ちょっと本格的に週末キャンプ
行ける人はキャンプも結構楽しいと思います。特に育てにくい子にはキャンプはピッタリ。家の中だと怒られることが多いけど、外で暮らせばさほど怒られずに済みますからね。
そして、意外とキャンプとかに行くと、天性の才能を発揮する子もいると思います。
焚き火や料理なんかも手伝ってくれると思いますし、釣り堀で釣りをしたら意外とうまかったり、枝をたくさん集めることに熱中する子もいたりして、生きる知恵を見せてくれる子も多いと思う。
もういっそ、山とか川で暮らした方が幸せなんじゃないかと思ったくらい(長男)です。
軽くてすぐに使える便利なテーブル。運動会とかでも使えるくらい軽いです。
毎週行くなら別ですが、キャンプ道具は基本全レンタルをおすすめします。さらに欲を言えば、トレーラーやコテージで暮らすことをおすすめします。
キャンプは雨が降ると本当に最悪。
しかも片づけとキャンプ道具の管理を考えると、絶対レンタルがいいです。
ちなみにうちは、テントからフルセットで道具を持っていますが、結局コテージに泊まります。
軽いスポーツ・運動にチャレンジ
ウォーキング・ジョギングとか。子供とサッカーとかバスケットボールとか。テニスとかバドミントンとか。なわとびでもいいと思う。
スニーカーはアンダーアーマーがおすすめです。ジョギングとかスポーツをやりたいなら、圧倒的に軽くて、圧倒的に疲れない。初めて履いた時、びっくりした。
ボールはやわらかい子供用が一番いいと思います。人気のラグビーを子供と一緒にやっても楽しいですね。
フリスビーでやるドッチボール。学校の体育の授業でやるところもあります。
圧倒的に投げやすいフリスビーだし、柔らかいので当たっても痛くないです。何よりも完璧な角度で投げれると、かなりいい感じに飛んでいくので、気持ちいいです。
イベントに参加する
お祭り・グルメイベント・季節の観光行事(花見・花火・秋祭り・紅葉・雪まつりなど)。
地元のイベントでもいいですね。ちょっとしたお祭り参加は、育てにくい子も大喜びするのではないでしょうか?
子供が小さいうちは、迷子になったり人につぶされないように、ウエストポーチ型の抱っこ紐があると便利。
あと、意外と物を買ってしまうので、エコバッグも忘れずに。
雨の日も安心|施設で過ごす
雨の日に外で過ごすのはとても大変ですが、逆に雨の日しか気づかないこともあります。雨に備えたチャンスだと思って、とにかく外に出てみましょう。
雨の日に自転車に乗る場合はレインハットは必須です。見た目より快適さを重視することをおすすめします。運転には十分気をつけましょう。
子供にも傘のさし方を教えるチャンスです。雨の日を教育に使うのもひとつの手。
気になるカフェでティータイム
カフェで過ごせたら苦労しないと思いますが、お茶を1杯飲むくらいなら、ギリで行けるかもしれません。
万が一、寝るかもしれないので、雑誌や本などを一応持参しておきましょう。
マグネットとかシールとか、地味に手を動かす作業をさせていると大人しくなる可能性があります。もちろん、全く効果がない子もいます。
その辺は掛けなので他にもアイテムを用意しましょう。
ショッピング
同じく、買い物ができたら苦労しないと思います。
店に行くと、ダーっとダッシュされる可能性がありますので、迷子紐を付けてもいいですし、抱っこ紐で抱っこして歩かせない方法もあります。
しかし、ずっと抱っこは疲れるので、子供にも赤ちゃんをおんぶしてもらって、歩いてもらいましょう。
お店は1つが目標。お店に入る前に、子供にお買いものの予告をしてから入ってみましょう。
○○館へ行く(映画館・美術館・動物園・博物館・水族館など)
他には展望台とかプラネタリウムとか科学館とかもありますね。
子供に理解がある施設やママデーが設定されている施設はいいですが、美術館は結構厳しいと思います。
博物館とか水族館は行けなくはないと思います。動物園や水族館なんかは、子供にも人気ですからね。
ただし、子供が何も見なくても良しとしてくださいね。動物園だから動物を見なければいけないわけではないですし、いろんなことに興味を示すのはむしろ良きことなのです。
でも今回は、母親が行きたいところですから、数々のおもちゃと共に出陣し、無理そうなら早々に出てきましょう。
ちなみに○○館系は、子供の年齢とともにほぼ確実に行けるようになります。
成長や発達を待つのも1つの方法ですね。
気疲れしないなら|人と過ごす
私は疲れちゃうタイプなので積極的に人と過ごしたりはしませんが、もともと人と一緒にいることが好きなタイプの方にはいい気分転換になるのではないでしょうか?
友達とランチ
どこまで付き合えるかわかりませんが、育てにくい子がさわいだら帰ると事前に話しておけば、友達との食事も可能です。
静かなカフェより、ある程度音のある場所の方が向いているでしょう。
口に物を入れて、機嫌を保っていただく対策です。おやつカップにいっぱいお菓子を入れておいて、ママが喋っている間、たんまり食べていただきましょう。
習いごとに参加
親子で通える習い事があれば、習い事参加もアリです。
その際は、育てにくい子に寛容な習い事や先生を選んでください。母親の自分時間のために習い事を始めても、子供が気になっているようでは自分時間にはならなくなってしまいます。
保育付の施設での習い事だと一番ありがたいですね。
もっともっと保育付の習い事施設が増えてくれると、育てにくい子の母親もリフレッシュできると思います。
幼稚園・学校|役員・ボランティアに参加
疲れない程度で参加する分には、子供の様子もわかるのでいいと思います。積極的に参加したくないようであれば、本当はやめておいた方がいいのですが、こればかりは希望通りとはいきませんよね。
ただ、育てにくい子の母親の場合、役員やボランティアい参加することで、先生とコミュニケーションを取る回数が増えたり、幼稚園や学校での様子を見ることで、対策が取れます。
そういう意味でいうと、参加しないよりは参加しておいた方が、子育ての改善策が思いつくので、より育てにくさと向き合える、というと言い方が変ですが、受け入れられるようになることもあります。
そこで会ったママ友とうまくやっていけたら、いい意味で気分転換になりますので、一応、自分時間を過ごしているのと同じ効果はあるかな、と思っています。
隣の駅で充分|プチ旅行に出る
あくまでプチにとどめておくところがポイント。
母が疲れたらすぐに帰れる範囲にプチ旅行に行きましょう。
うん、それはわかる。でもね、育てにくい子を連れて本格的に遠出をすることが、どれだけ大変なことなのか。
結構な工夫どころか、相当な覚悟とある意味割り切りがないと出られません。いつか、育てにくい子との旅行についても、まとめてみます。
乗り物に乗る
とりあえず乗り物に乗って出かけましょう。電車でもバスでも何でもいいです。難しいなら、タクシーでダイレクトに近場の駅まで行く、でもいいでしょう。
子供の特性とか気質とかによりますが、乗り物に乗っていれば大人しいタイプと、乗り物だと音とか空気とか人とかが苦手で難しいタイプがいます。
イヤーマフで何とかなる場合もあるし、気を紛らわせるものがあれば大丈夫な場合と、全くダメな場合もあります。
子供の反応を知るためにも乗り物に乗っておくことはおすすめします。電車を降りたら、ホームで電車を見送って、車掌さんに手を振ってみましょう。
ほとんどの車掌さんが手を振りかえしてくれるので、子供にとっても電車は楽しい乗り物になる可能性が高いです。
観光名所に行く
もし、近場に観光名所があるのであれば、ぜひ行きましょう。電車で2・3駅分くらいなら、なんとか子供も移動できると思います。
季節ごとで名所の雰囲気も違うでしょうし、改めて行くと新たな発見があるかもしれない。名所の周りを歩いたら、子供の遊び場に使える場所を発見することもあるでしょう。
せっかくの名所ですので、子供と一緒に写真を撮ってもらいましょう。ほぼスマホで撮れますが、デジカメで撮るとちょっとプチ旅行っぽいじゃないですか。
デジカメで目につくものは全部撮っておくと、年賀状作りなどに重宝します。意外な活躍ぶりを見せてくれますよ。
温泉に入る
街中にも温泉はありますからね。わざわざ遠く離れた温泉に行く必要はありません。
子供がお風呂嫌いだと、温泉案は夢となってしまうので、預け先を見つけて子供を預かってもらうか、子供が大きくなるのを待つしかありませんが、温泉は気分転換になりますね。
露天風呂があると最高ですが、贅沢は言えません。「温泉」と名のつくところに行って、お風呂に入るだけで十分です。
始めは30分以内で出る事になったとしても、子供もそのうち慣れてきます。もしお風呂好きになってくれたらうれしいですね。
いっそタオルだけでもいいのですが、一応セットを持っていくと、うまく過ごせた場合に持って来ればよかったーという後悔がなくなります。
子供が男の子の場合は、背が小さめの子で小学校2年生までが一緒に女湯に入れる限度だと思います。
アミューズメントパークに行って1つ乗り物に乗る
ディズニーランドとか、遊園地とか、そういうヤツです。
これはね、結構みなさんチャレンジしています。そして、刺激が強い場所なので、子供も楽しく過ごせるみたい。
楽しくなりすぎて帰れなくなっちゃったり、楽しくなりすぎて迷子になったり、同じ乗り物に何回も乗りたいと泣く子もいますが。
とにかく、音や光や物の刺激が多いので、自然の中で過ごすよりも子供も大人も圧倒的に疲れます。さらには人がいるとさらに疲れます。
その辺のことを考慮して、入場料がもったいない、という思いを捨てて、目標は乗り物1つに乗ること。一度にあれもこれも望まないこと。
子供が一緒にちゃんと並んで乗れるかどうか、がカギです。
ちなみに待っている間は、音の鳴る絵本とか、手に持っていると安心するお気に入りのおもちゃとか、おやつを食べまくるとか、最終兵器スマホを使うとか、乗り切る方法はいろいろあります。
土日に行くと、どこも混んでいて親子で疲弊しますが、平日は穴場です。
どうしても絶叫マシーンに乗りたい場合は、同行してくれるタイプのベビーシッターがありますので、同行してもらって1人で乗ってきましょう。
できる方法はいろいろある!乗り物1個に乗って、ランチやおいしいデザートとかを食べて、楽しく帰ってきましょう。
振り返り|育てにくい子供以外の周りにも目を向けてみよう

外で過ごすことは、子供にとってもとてもいいことですし、親にとってもリフレッシュになるでしょう。
リフレッシュ目的なので、子供の細かいところには目を向けず、外の空気や景色に目を向けましょう。
どうしても子供の行動やしぐさにいちいち反応してしまうのが親ですが、命の危険がないかぎり、好きにさせておくのも子供にとっては大事なことです。
期待のハードルは下げておいて、でもいろんな工夫をして出かけることで、その先の旅行や非難といったことにも対応できるようになります。
自分時間を持つことで、何よりも自分が一番成長してしまうという、ちょっと切ない母親事情。でも、やらないよりはやった方がいいです。
無理かも、とあきらめてしまわないで、今できる1歩を踏み出してみましょう。
コメント