子どもでも大人でも初心者でも納得のいくピアノ教室の選び方

ピアノ

こんにちは!転勤族だったのでこれまでに合計11か所のピアノ教室に通った経験がある花緒です。今日はどんな方でも納得のいくピアノ教室の選び方についてお話していきたいと思います。

ピアノを習う前に確認しておきたい4つのポイント

キーボードとipad

ピアノを習おう、子どもにピアノを習わせよう、と決める前に確認しておいてほしいこと、覚えておいて欲しいことがあります。

習いたい気持ちを再確認しよう!子供の場合は特に注意!

ピアノを習いたい気持ちを再確認習う目的をはっきりさせておきましょう。
  • 習ってみたかったから
  • 気分転換のため
  • 弾けるようになりたい曲があるから
  • 楽器を1つマスターしたいから

多いに結構です。

ただし、お子さんがピアノを習う場合は、習い始める前にお子さんの意志をきちんと確認しましょう。

親の希望で習わせるパターンはほとんどうまくいきません。よほど理解のある親がうまく誘導する以外、辞めてしまうことがとても多いです。

子どもの記憶に残る もの
  • 親にピアノを習いに行かされた
  • ピアノは全然おもしろくなかった

これはやめましょう。子どもにも良くないし、親にも先生にも良くないです。誰のための習いごとなのかを根本から考えてみましょう。

子どもは親の理想を叶えるためにいるのではないので、脳トレのためでもかっこいいからでも何でもいいので、子どもが習いたいと言ったら検討してください。

誘導尋問もやめておきましょう。

学校や仕事帰り?家から?通えるピアノ教室を選ぶ【天候や季節も考慮】

ピアノのレッスンに通う場所は習い事の場所を選ぶ際にとても重要です。

特に通う往復にかかる時間が長くなってしまうと、生活パターンにも影響を与えるのでレッスンが負担になってきます。

どうしても通いたい場所や先生ならいいですが、こだわりがない場合は極力通えるところから選んだ方がいいでしょう。

【最優先ポイント】先生との相性が何よりも重要

先生との相性が良ければ習い事はうまくいく

もうホントに、先生との相性が全てです。相性が合わない先生に習っていても上達しません。

大人の場合は、相性が合わなければ辞めてしまえばいいのですが、子どもの場合は相性が合わないことに気づきませんし、子どもがちゃんと練習していないせいにされてしまいがちです。

生徒に合わせたレッスンをしているかどうか、見極めるのは難しいかもしれませんが、好きか嫌いかの直感で選んでもいいと思います。わからない場合は子どもに聞きましょう。

入会前の体験レッスンでなんとなく相性を気にしておくといいですよ。

ピアノなど楽器の用意と置き場所・練習時間の確保がの問題

家に練習できるピアノはあるのかないのか、ない場合は買うのか買わないのか。

練習時間が夜になってしまう場合は、ヘッドホン利用ができるピアノにした方が良かったり、家で練習できない場合は、スタジオを借りて練習できるのかなど、考えておいた方がいいと思います。

現代の子どもは習い事をたくさんやっているので、練習時間が取れないという事も起こり得ます。そのあたりの事も考えた上で、ピアノを習うか習わないかを検討しましょう。

ピアノ教室を選ぶときの4つのポイント

それでは具体的にピアノを習うシュミレーションをしていきましょう。

ピアノのレッスンに通う日時×回数で選ぶ

子どもの場合は、1回30分×4回が多いですね。曜日固定の月4回パターンです。

レベルによってレッスン時間は違っているので、レベルが上がると40分×3回になったり、60分×2回になったりします。

個人教室の場合は、曜日時間固定パターンと、毎回次回のレッスン日を決めるパターンがあります。

確実に通える曜日と時間を選んだ方がいいと思います。また3年生以上で習い始める場合は、レッスン時間を5時以降にしておくと、学校の用事で帰りが遅くなっても通えると思います。

通える範囲にあるピアノ教室を選ぶ

家の近く、学校の近く、駅の近く、会社の近くなど、習う場所はとても重要です。1度や2度のことではなく、定期的に通い続けることを前提にすると、通いやすい場所はおのずと決まってきます。

特にお子さんが習う場合、1人で通うのか、送迎するのかによって通える範囲が変わってきますし、学年が上がると帰りが遅くなりますので、通う時間も遅い時間帯になってきます。

通う経路の安全確認が必要になりますし、冬の夕方の暗さは盲点になりがち。交通量の多さや危険性なども考えた上で、場所を選びましょう。

習いたいピアノのジャンルで教室を選ぶ

ピアノを習う=クラシックピアノ

だけではありません。ポピュラーピアノやジャズピアノもあります。

子どもの場合は、どうしてもバイエルがつまらなくてピアノがイヤになってしまう子がいます。好きな曲であれば練習できるのに、ハノンとバイエルをやるならピアノはやらない、となってしまうのはもったいない。

J-popが大好きなら、ポピュラーピアノ科を選べばいいですし、ジャズピアノの先生であればポピュラーピアノはもちろん、作曲を教えてくれることもあります。

クラシックピアノは基本ではありますが、習う人の向き不向きも考えて、クラシック以外の選択肢があることを覚えておいてください。

無理のない月謝(かかる金額含め)のピアノ教室を選ぶ

毎月のレッスン料は結構家計に響きます。兄弟で習う場合、レッスン料や発表会費用などは人数分かかるわけですから、レッスン料はバカになりません。

ピアニストになるわけではないので、家計を圧迫しない程度で習える教室を選びましょう。

【探し方は3パターン】納得のいくピアノ教室の探し方

ピアノを弾く女性

【王道】自宅周辺や通勤・通学経路にあるピアノ教室を探す

近所や通勤・通学の途中にピアノ教室がないのかを目で見て探す方法。一番の王道です。散歩の途中で、電車の窓からなど見える範囲にある教室を探してみましょう。

「ピアノ教室はないかな」と思いながら見て見ると、気づかなかっただけで意外と見つかることもおおいです。

通勤・通学の帰りにピアノを習いたい方は、この方法が一番便利。定期券範囲内なら通学の費用もかかりません。

【ママ友ネットワーク最強】友人・知人の口コミでピアノ教室を探す

子供のピアノ教室を探したいなら、ママ友ネットワークをうまく活用するとピアノ教室が見つかります。

子供の場合、遠くまで通うことはほとんどありません。先生の情報もママの口コミから情報収集ができますので、ピアノ教室選びの参考にしてみましょう。

実際に習っている人から聞けば、先生に聞かなくてもいいくらいの生情報が手に入りますので、ある意味、ピアノ教室を選ぶ場合の重要なポイントを聞けるかもしれません。

友達と同じ教室を選ぶ場合は適度な関係を保てるように注意!

友達と同じピアノ教室に通う場合は、その後のコミュニケーションが親密になりすぎないよう注意が必要です。

特に、子供の友達と同じピアノ教室に入会した場合、性格が合わないママ友との交流や、ついでだからと友達の子の送迎まで頼まれることも無きにしも非ず。

信頼がおける友達なら構いませんが、ピアノを習う目的をしっかりと念頭において選ぶこと。友達に紹介されたからといって、入会しなければいけないわけではない、ということを忘れないようにしましょう。

【現代の主流】インターネットの検索サイトでピアノ教室を探す

スマホが手元にある現代、習い事探しは真っ先にインターネットを使う時代になりましたね。情報の取捨選択は必要になりますが、圧倒的に便利です。

インターネットで探してオンラインで申込み、というのが主流です。ただし、ピアノ教室がインターネット検索に前向きで、サイトに登録している場合のみ有効になるというデメリットはあります。

また、インターネットの場合はピアノ教室の実態が見えにくいという点もありますので、体験レッスンは必ず受けるようにしましょう。

全国の教室から検索・オンライン予約ができる|EPARKスクール

登録しているピアノ教室やその他習い事が検索できる習い事の検索サイト。全国の教室が多数掲載されているので、自宅近くの検索も可能です。

全国に展開している音楽スクール|シアーミュージック

初心者でもマンツーマンレッスンでレベルに合わせたレッスンができるシアーミュージック。ピアノ+ギター、ピアノ+ボーカルなどの組み合わせでレッスンすることもできるので、音楽をとことん楽しみたい人にピッタリ。

もちろん、趣味でもOK。生徒に合わせたレッスンを重視しています。

様々なタイプのピアノレッスン有|ココナラ

「ピアノ レッスン」と検索すると様々なタイプのピアノレッスンが検索できます。ワンポイントから動画、チャットレッスンなど方法もいろいろあるので、自分に合った先生を探してみましょう。

一応私も出品していますが、通常のレッスンではなくピアノを習っているのにうまく弾けない方を対象にアドバイスをしています。

今後、オンラインレッスンや通信レッスンをやっていく予定です。(現在作成中)

ピアノがうまく弾けない理由をご説明します 上達しないという方、お子さんが練習しないという方にオススメ!

【目標】自分に合ったピアノ教室に入会する!ピアノ教室を選ぶ4つの流れ

ピアノを弾く男性

いろいろとピアノ教室を選ぶにあたって気を付けておくべきポイントをお話ししてきましたが、早速、入会に向けて動いていきましょう。

自分の条件に合ったピアノ教室を検索する

ピアノ教室の探し方を参考にしていただき、自分の条件に合ったピアノ教室を探しましょう。まずは、情報周流から始めます。

ピアノ教室の体験レッスンに申し込む

まずはピアノ教室の電話をして、体験レッスンを申込みましょう。ほとんどの教室が無料で体験レッスンをやっています。

最低2か所は体験してみよう!

1か所だけだと、いいも悪いもわからないですよね。実際に教室まで通う道であったり、先生の教え方や教室の雰囲気など、比較検討した方がいいと思います。

大手などのピアノ教室と、個人先生が教えているピアノ教室の両方を体験してみるといいですよ。

体験レッスンで聞く事リスト

体験レッスンに行ったら、次のことを必ず聞いておきましょう。 わからないことがちゃんと聞ける先生の方が、後々困りません。 この時の先生の対応や雰囲気も合わせてチェックしておきます。

体験レッスンで聞いておくこと
  1. 入会金・月謝
  2. レッスン時の持ち物
  3. 教材の入手先
  4. 休みのときの振り替え方法
  5. 発表会の有無と時期
  6. やめるとき、休会のときなどはいつまでに連絡すればいいのか
  7. レッスンを録音することはできるのか?

1.入会金・月謝

お金のことはしっかりと聞いておきましょう。個人の先生の場合、1回3,000円など、都度現金払いにしている先生もいます。

月謝制かワンレッスン制かによって、金額も変動してくるので、確認しておきましょう。

2.レッスン時の持ち物

楽譜があれば大丈夫だと思いますが、他に音楽ノートや筆記用具、人によってはソルフェージュやワークブックをやる場合があります。

持ち物も確認しておくといいと思います。

3.教材の入手先

先生が指定した教材を自分で買いに行くのか、先生が買って代金だけを支払えばいいのか、教室で買う事ができるのかなど、方法は様々です。

自分で教材を買う場合、特に楽譜は出版によって楽譜の記載方法などに違いがありますので、楽譜のタイトル(ソナタとかツェルニー)だけではなく、出版も確認した方が間違いないと思います。

4.休みのときの振り替え方法

ピアノ教室によっては、振替制度がないところと、当日のお休みであっても振替をしてくれるところがあります。教室の方針や、先生によってさまざまなので、体験レッスンの時に確認しておきましょう。

5.発表会の有無と時期

ピアノを習うということは、イコール発表会にでるということで人々の認識はできています。発表会の存在はピアノを習うということに大きな影響を与えています。

発表会が苦手だという人は本当にいて、発表会があるからピアノを習いたくないという人もいるくらいです。

発表会があるのかないのか、あっても出なくていいのか(基本、出なくてもいいんです!)、発表会の時期などは事前に知っておいた方がいいでしょう。

6.やめるとき、休会のときなどはいつまでに連絡すればいいのか

ほとんどの習いごとの規約にもある通り、大体締日までに連絡をすることになっています。連絡する時期がずれてしまうと、1か月分月謝を多く払うことになってしまうので、やめたい時、休会したい時は早めに行動しましょう。

7.レッスンを録音することはできるのか?

これは本格的にピアノをやっていこうと思わない限り、レッスンを録音したいとは思わないのですが、私はあとからレッスンを聞き返して復習したかったので録音の交渉をしました。

録音しようがしまいが、レッスン内容に変わりはないのですが、先生が何を言っているのかが理解しにくいお子さんや、本格的にピアノを学んでいこうとする方は録音することをおすすめします。

後から聞き返して気づくことは、結構ありますよ。

ピアノ教室の条件・先生との相性など比較検討

さて、ここまでの情報をザーっと整理して、比較検討してみましょう。

何に優先順位を付けるのか、譲れないポイントから順に決めていきましょう。どうしても決まらない場合は、先生が気に入った方にしましょう。

お子さんが習う場合は、お子さんの意見を尊重しましょう。

ピアノ教室に入会の申込みをする

決まったら早速入会の手続きをします。通う曜日や時間を決め、レッスンに使う持ち物の用意をしておきましょう。

お子さんが1人で通う場合は、経路の確認と安全確認をしておきましょう。

これでピアノのレッスンに通うことができますね。

振り返り|ピアノ教室の体験レッスンで相性の合う先生を選びましょう

ピアノの連弾

今日は子どもから大人まで、初心者の方でも選べるようにピアノ教室の選び方についてポイントをお話してみました。

ピアノ教室を選ぶ際の重要ポイント2つ
  1. ピアノを習いたい気持ちを再確認習う目的をはっきりさせておく
  2. 先生との相性が一番大切だということを忘れないこと

最低でもこの2つを忘れずに、納得のいくピアノ教室を選んでくださいね!

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