発達障害児の子育てを軸に親として体験してきたことを綴っていきます【ブログ再開】

日々ログ

2020年7月を最後に、7か月近くブログをお休みしておりました。世はコロナ時代に変わっていき、さまざまな情報が飛び交う中、発達障害の情報も変わっていくスピードが速く感じていました。

それでも、私の子育て体験を残しておくことで、これから発達障害のお子さんを育てていく方の参考になる体験談はあるかもしれない。

私が長男の子育てにおいて感じていた、数々の迷いや不安を、当時のブログ発信者の方々が救ってくれたように、私の子育ても1つのヒントになるかもしれない。

そう思い、心機一転、体験談を中心に残していこうと決め、ブログを再開することにしました。

今回は、これからの花緒のブログは、こんな感じになっていきますという方向性をまとめていきたいと思います。

ブログが止まってしまった理由1~発達障害のさまざまな情報に混乱~

長男が初めて発達検査をし(田中ビネー)、発達障害のグレーゾーンにいるという事実を知ったのが、今から9年前。2012年の年明け、長男、4歳になったばかりの頃です。

発達障害の名称が知らないうちに変わっていく

就学前相談で医師の診断を受け、発達障害の診断名が判明。

  • 高機能自閉症
  • ADHD(不注意優勢)

長男小3の時にさらにもう1つ診断され、

  • 学習障害(読み書き障害)

3つの発達障害の特性があることが判明しました。

いろいろな発達障害名の呼び方に混乱

就学前時点では、「高機能自閉症」と診断されていた診断名も、長男が小3くらいの頃には、「ASD(自閉症スペクトラム障害)と呼び方が変わっていました。

また、「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」という呼び方も出現していましたね。

長男の診断名は結局どれ?

当時は「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」の違いがよくわからなくて、長男はいったいどっちなんだ?と思っていました。

定期的に診断を受けていた児童精神科の医師に聞いても「高機能自閉症」という診断名になっているので「高機能自閉症」でいいのでは?と言われる始末。

なんで呼び方が違うの?私は「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」「自閉症スペクトラム」「広汎性発達障害」、結局、どの対処法を見て長男と接すればいいの?と混乱していたのを覚えています。

発達障害の新しい障害名が増えていく

長男の小学校生活において、「読み」と「書き」が通常の発達ではないということは、結構大変なことでした。

もちろん、成長はしますので、ずっと同じ状態ではありませんが、一進一退、時にはこれ以上の対処はもうない、と思うこともしばしば。

新たな発達障害名が追加される?

都度ネットで情報を調べ、海外のLD対応なども参考にしていたところ、「不器用」のキーワードにひっかかったのが、

  • 発達性協調運動障害

ん??検索にひっかかった新たな言葉。

  • 靴ひもが結べない
  • 体操、水泳などの全身運動の難しさ

というような運動面の不器用さに使われていました。

まさに長男は靴ひもは結べないので、今でもゴムを使っていますし、運動会などの演技も上半身のみで参加、などできる範囲で参加してきています。

自閉傾向との違いがわからない

ただ、これは自閉傾向の特徴だと思っていたので、新たな障害名を見つけ、その特徴が長男と同じだった時、もう何がなんだかわからなくなってしまったのですよ。

ただでさえ、3つも発達障害の診断があるのに、まだ新しい発達障害名が加わるのか?と。

「発達障害は治る」という話をを読んだ日

私はずっと、発達障害は生まれつきの脳機能の問題だから、「治らない」

そう思っていました。

これまで数々の本やネットでの情報、医師からの説明などを真に受けて、本気で治らないと思っていたんです。

できるようになったことは「成長した」のだと思っていた

私の認識では、発達障害は、発達が遅れているので、いずれ成長してできるようになる部分と、そもそもうまく神経がつながらなくてできないままの部分がある、と思っていました。

発達障害は病気ではないから、「治療」という言葉はない。

発達障害はその特性を受け入れて、どう生きるか、が大切。

そう信じて長男と一緒にできると思うことは何でもチャレンジしてみました。

発達障害は治るという内容の本を発見

偶然、図書館で借りた本の中に、発達障害は治るという内容が書かれた本がありました。

何冊かあったので読んでみたのですが、なんだかどれも腑に落ちなかったのです。

本に書いてあることは正しいのでしょうし、著者の方の実体験や意見だとも読み取れました。

表現の違いだけなのか?

  • 発達障害は「治る」そう表現するのか、「成長」と表現するのか。
  • そもそも、発達障害だったのではなく、生活習慣の先にでた日常生活の支障を発達障害だと思っていたのか。
  • 日常生活に支障があれば「発達障害」と診断されるのか。

「発達障害」と診断されるたくさんの人たちと長男はまた違う。

それはわかった上で、長男の幼少期の自閉傾向や学習障害は、どうしても「治る」というカテゴリのものではない気がして、納得がいかなかったんですね。

長男が発達障害かどうかはどうでもよくなった

今まで正しいと思っていたことがゆらいだ時、正直、もう長男の発達障害のことはどうでもよくなりました。

結局、これまで「早期発見」「早期療育」を良しとし、長男の将来が少しでも自分の足で歩いていけるようになるために、今できることを精一杯やろうと過ごしてきた日々が、全否定されたような気持ちになりましたからね。

誰もそんなことは言っていないのですが、私は一人で勝手に衝撃を受け、もうどうでもいいやと思い、そしてブログが書けなくなりました。

発達障害が「治る」なら、私が発達障害カテゴリで発信してきたことはすべて逆の情報になってしまいますから。

発達障害が治るか治らないかは私にはわからない

発達障害が治るのだと考えたとき、それは本当に「治る」というのか。

長男の発達障害がどうでもよくなった私には、当然、わかるはずものないことです。

ただ、語弊を恐れず正直に言うなら、発達障害であることはどうでもよく、

  • 個人の特性を理解し
  • 受け入れ
  • 接することができれば

もはや困りごとは、困りごとではなくなっていくでしょう。

もしかしたら、発達障害の特性はあるけれど、社会と本人の間でうまく変換装置が働けば、障害ではなくなっていくことも考えられますね。

ブログが止まってしまった理由2~ライターの仕事と同じことをブログでやろうとしていた~

今はフルタイムで働いているので、ライター業は一時休業中ですが、昨年春までは細々とライター業をやっていました。

さらに、「花緒の相談室」というブログを立ち上げるにあたって、ネットでブログの記事のハウツーを勉強したんですよね。

基本の鉄則

そこにはライター業と共通するポイントがありました。

  • あなたの意見はいらない

検索してきた人が知りたい情報をちゃんと取得できるよう、文章校正や文面を作成&表現すること。

これが基本の鉄則です。

プラス体験談があると説得力が増すよね、ということになるわけなのです。

検索にヒットさせるための細かいコツ

さらに、

  • タイトルは何文字まで
  • 見出しは2階層まで
  • アイキャッチは目立つもので
  • 図や写真をところどころに入れること

などなど、快適に記事を読んでもらうための様々な工夫とコツが盛り込まれているネットの世界。

ライターとして仕事をするためには必須のスキルなので、身につくことはいいことなのですが、同じことを個人のブログでやらないと、と思い込み、ブログを続けていたら無理が出始めまして。

私が発信したい内容と違ってきた

ライター業でやっていたコツを入れ込むと、自分が本当にやろうとしていたことからズレてきたんです。

だからブログを始めた頃の記事は、なんだかなぁ、という感じが否めません。

そして、自分の意見をガツガツと表現できない。

こんな風に思ったから、考えたから、こんなことを試してみたんだ。私はこう思うんだ。ということは自分の意見になるからブログに書けない。

だからどんどんブログに記事を投稿することがストレスになっていき、ある日を境に更新がストップ。

もう、心に矛盾を感じたまま、記事を書くことはできませんでした。

違う方向に舵を向け新たに始動することを決意

ブログが書けなくなって半年が過ぎ、このブログをどうしようか考えたとき、どうしてもあきらめきれないことがありました。

発達障害の子育てに悩む方々に、1つのサンプルを紹介したい

3つの発達障害の特性を持つ長男、HSCの特性を持つ次男、そんな2人の子育てに奮闘している私の体験談。

  • 今、まさに絶頂で子育てに奮闘している方
  • これから子育てをされる方
  • 発達障害の子供と接する方

不安を感じ、悩んでいて、どうすればいいのかわからずに困っている方に、私はこうやって対処してきたよ、子供たちはこんな風になったよ、という例を情報共有していきたいのです。

先輩ママの体験談は大変な子育てのモチベーションになる

発達障害の特性がある子供の子育ては、必然的にマイノリティになりますから、一般的な子育て雑誌などは参考にならないんですね。

逆にネットやブログのリアルな声や体験談を参考に、自分と長男に合いそうなことを試していくしか方法がなかったのです。

自分と子供だけで日々を送っていると、自分だけがものすごく大変な子育てをしている感におしつぶされそうになっていた当時の私。

先輩ママたちのブログで描かれている奮闘記は、きれいごとではなく「自分だけじゃない」と感じることができ、頑張ろう、って思えたのです。

だから、こんな私の子育て体験談も、すごく少数派の子育てをしている方の参考になるかもしれないな、と思ったわけです。

3つのお約束

  1. 体験談を軸に自分の意見をばっちり表現していきます
  2. 時代とともに変わってきた情報がある記事はがっつり削除します
  3. 子育てに必要だと自分の感度にひっかかった情報は共有させていただきます

自分が納得のいくブログを作っていきたいと考えています。

私自信、結構めんどくさい人間だと思うので、ちょっとしたこだわりから動けなくなることもありますが、それもまた現実であるということを受け入れて、記録していけばいい。

そう思い、ブログを再開したいと思います。

花緒のブログで情報共有する主な内容

  • 発達障害のこと
  • 子育てに関すること
  • HSC(HSP)のこと
  • 私が知っていること
  • 私が興味を持っていること
  • ピアノ関連のノウハウ

こんな感じで考えています。関係していることや、必要そうな情報なども合わせて発信していきます。

みなさまにお願いしたい3つのこと

  1. 検索してブログにきてみたら、記事が削除されていてなかった、ということもあるかもしれませんが、ご了承ください。
  2. 花緒の相談室は、あくまでも花緒の感度にひっかかったものを、花緒個人が発信しているものであるということをご了承いただいた上で、お楽しみいただければ幸いです。
  3. 花緒のブログで情報共有している内容は、子育てをしている一人の親、1つの例として、使えそうな部分だけを参考にしてください。

【振り返り】私の体験談が誰かのヒントになるかもしれない

人間、1人1人違うように、子育ても千差万別。2人として同じ子育てはないでしょう。

本当に子供のことを思う親だからこそ、大人だからこそ、感じる迷いや不安。だからこそ情報を探すのだと思っています。

たった1人の例であっても、その1人の例をヒントに、今、困っていることが1歩でも前に進むなら、試してみた方がいいと思っています。

その方が後悔しないから。時間だけは戻ってこないので。子供は今日も成長していて、どんどん大きくなっていくので。

長男が中学生になった今、4歳の長男を育てていた私にかけられる言葉や知恵や工夫はたくさんあります。

子育ての大変さは、自分が受けていくしかない。そこは覚悟を決めましょう。

しかし、情報を知っていることでそんなに難しく考えなくてもいいことや、意外とスルッと解決できるヒントはあるものです。

目の前の子供に振り回され、寝不足で疲れ、頭が働かなくなっているだけなんですよ。

私たち親や大人が、使えるものはどんどん取り入れて、自分の子供と同じように、納得のいく今を思い切り過ごしていけるような、ちょっと背中を押せるようなブログにしていきたいと思っています。