自分の周りにバリアを作れ!敏感すぎるHSCの心と身体を守る境界線の作り方

HSC

空気が読めて人の気持ちが結構わかってしまうがために、自分の気持ちを押さえてストレスがたまってしまうHSCやHSP方へ、私流ですが自分にバリアを張り、他人との境界線の作る方法についてお話しします。

HSC・HSPの人は他人との境界線を知ることでバリアを作る

一緒に遊ぶ女の子3人

敏感気質の人はすぐに容量オーバーになるそうです。

目からも耳からも肌からも体の内部からも、いろんなところからの情報が一度にどーんと入ってきますからね、疲れちゃっても仕方がないかなと思います。

全てをシャットダウンして他人との境界線を作る

情報過多

それができたら苦労しないと言われてしまいそうですが、もし、ストレスでもう無理だと思っているなら、何よりも先に全てをシャットダウンしてしまうのが一番です。

・ストレスだってわかっているのに、対応しないで心を病んでいってうつ病になる
・こんな会社でこれ以上働けないって思っているのに我慢しすぎてパニック障害になる
・育てにくい子どもの子育てで疲弊しきっているのにヘルプが出せなくて育児ノイローゼになる

誰に何と言われようと、何と思われようと関係ないとスパッと切ってしまって全情報を断ち切る。

金がなくなって生きていけなくなったとしても、どのみちそのままでも働けなくなって同じサイクルに入っちゃいますから、いずれ断ち切らなきゃいけないんだと思います。

たぶん、自分に必要ないか、無理な情報だからストレスになっているんだと思うので、その辺を把握するためにも一度シャットダウンしましょう。

そこまで精神的に追い詰められていない人でも、バリアを張る上での基本になるので読んでみてくださいね。

全情報をシャットダウンする5つの方法

寝る

できるなら寝た方がいいです。一番のシャットダウン法です。

もし寝る前に不安や恐怖に襲われるようであれば、寝たまま瞑想をすればいいと思います。呼吸を数えたり、自分の思い以外のものに意識を向けるということです。

自然の音とか寝る音楽とかをかけて、ヨガの屍のポーズをするとかも意外とすぐ寝れたりします。

発達障害の子供で眠れない子にいいと言われているブランケット。重さで落ち着くらしくて大人でも安眠できるらしい。長男がなかなか寝ない子だから一度試してみたい。

布をかぶる

会社でよくやっていたのですが、とにかく人に会いたくない、人の顔とか見たくない、電話の声とかもホント勘弁してくれ、というくらいの精神状況に追い込まれると、大きな布系のものを頭からバサッとかぶっていました。

別部屋に行く(トイレとか、屋上とか、屋根とか、隙間とか)

仕事中で寝られない、布なんて恥ずかしくてかぶれない、という方は、別部屋に行きましょう。

療育的な考え方ですが、目に見えているもの、気になるもの、執着しているもの、いらだっている人、他人の目などが見えない場所に移動する方法です。

実質的に見えなくなると、その分の情報を受け取らなくてもよくなるので半シャットダウンに近い状態になります。移動先に気になるものがあることもありますが、とりあえず今の部屋を出ましょう。

机の下に避難

非難訓練ではありませんが、短い時間なら机の下は結構快適です。

見えても人の足しかないし(結構笑えるの)、机によってはミニ洞窟状態です。誰の目もないし、自分も誰も見る必要がない。

ただ長い時間滞在してしまうと、お察しの通りになりますので状況に応じてやってみましょう。

ヘッドホンをして目を閉じる

ADHDの人とか、自閉傾向で音に過敏がある人などは、ノイズキャンセリングのヘッドホンを使って仕事をしている人もいますよね。

参照:聴覚が過敏「音」で極端に疲れる/発達障害って何だろう/困りごとのトリセツ

防音イヤーマフでもいいし、音楽用でノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンとかでもいいと思うし、なんなら普通のヘッドホンで音楽を流してもいいと思うのですが、とにかく耳からの雑音的なものを断ち切って、さらに目を閉じてしまえばシャットダウンできますよね。

通勤・通学中、仕事の休憩時間、家の中で、などどこでもできるのでおすすめです。

ちなみに私はヘッドホンをしてハードロックを大音量でかけると、目を開けていても全く何も気にならなくなります。

目を温めるだけでかなり落ち着きます。

次男のイヤーマフを使っています。耳を完全に何かでふさいでいる感じ。音が聞こえないわけじゃないけど、着けてると結構落ち着くのは確かかな。次男は結構気に入って学校にも持っていってます。

アドラー心理学を勉強して他人との境界線を作る知識を得る

心理学

アドラーさんが考えた心理学です。私、心理学とか脳科学とかの本を読むのが大好きなのですが、アドラー心理学はとりわけ敏感気質の人におすすめしたい心理学です。

人の情報と自分の情報をしっかりと分けた上で、人の情報は切る、自分の情報に集中する、というような内容です。短く説明しすぎかもしれませんが、「人の情報は切る」というところがポイントです。

アドラー心理学と言えば、有名な本です。一度読んでみることをおすすめします。

さらに、とてもわかりやすい動画を見つけたのでご紹介しておきますね。

こちらのサイトもわかりやすかったです。


参照: 10分でわかる、心が軽くなる! 「アドラー心理学」超入門

アドラー心理学の本、おもしろいですよ。

さらに「シンプルに生きる」という本も合わせておすすめします。アドラー心理学と同じく、いかに自分が余計なことにとらわれてしまっているのかがわかる本です。

没頭する(自分の時間を過ごす)ことで他人に構う時間を減らして境界線を引く

自転車をこぐ男性

没頭するって最強的に何も気にならなくなるんですよね。

【没頭している状態の例】

  • やめられない
  • 今目が離せない
  • ヘッドホンを外せない
  • 続けたくて仕方がない

という集中を超えた先にあるものです。

今に超集中している状態、過集中の状態、もはやまわりの空気や家具と一体化しているのではないかとすら感じてくる状態。

そんなこと言われても没頭できる趣味なんて何もないし、何をやりたいのかなんて全然わからないし。

という声が聞こえてきそうなのでここで提案です。

別に趣味じゃなくていいんです。

課題:今からやる作業の最短記録、最新記録、最速記録を作ってください。

今からやる作業は??

  • スマホでゲーム?
  • 夕食の準備?
  • 伝票を書く?
  • 通勤する?
  • お風呂に入る?
  • トイレに行く?
  • なわとびを飛ぶ?

何でもいいんです。何でもいいから現状の記録を把握しましょう。過去の自分の記録などないと思いますので、これからやる作業がまず最初の記録となります。

記録を取ったら、合理化または効率化を図りましょう。改善していくのです。改善に必要な項目をあげて、対策を練って、さらに行動していく。

始めは没頭とはほど遠い状態でも、スマホをただ見てるだけで時間が過ぎてしまうのと、目的を持って過ごすのでは大違い。

先程の課題はほんの一例ですが、できなくてもいいので、

  • やりたかったことにチャレンジしてみて、やってみる(できないかもしれないけど)
  • 一週間分の料理を作り置きしておいて、ご飯作りの時間を短縮して、自分時間を生みだす
  • 思い腰をあげて痩せる計画を立ててみる

最初はこんな感じでいいんです。

要するに、意識なく時間を過ごしまうのではなく、意識をして今を生きる(過ごす)というところにポイントがあります。

趣味じゃなくても日常的に没頭できることはたくさんあります。意識することで、没頭する力を身につけてみると、いろんなことを気にしなくてもよくなりますよ。

草履を履いて足を解放することで第二の心臓を刺激|境界線を作れる脳トレにつなげる

草履

みなさん、草履って履いたことありますか?一時期、布草履がはやりましたよね。そのときも草履がいい理由はいろいろ出ていた気がしますが、やっぱり草履っていいみたいです。

関係あるの?っていう感じですが、せっかくなので足も解放されてみませんか?っていう個人的な提案です。私は冬以外はほとんど草履かビーチサンダルです。次男は不登校デビュー(最近デビューしました!)とともに草履生活にしてみました。

普段、靴やヒールばかりで家の中でも靴下やスリッパで過ごされているなら、ぜひ室内は裸足で、外では草履を履いてみてください。なんならビーチサンダルでもいいと思います。

足が解放される

足が解放されるととても気持ちよくないですか?足の裏から伝わる感覚が一見、神経を疲れさせる原因にもなりそうな気がしますが、たぶん、靴下やストッキング、靴やヒールを履く方が不自然なんだと思います。

帰ってきて足を解放すると、気持ちも解放された感じがしますよね。さすがに出勤のときに草履を履いたら?とは言いませんが、室内のスリッパ代わりに、休みの日に、もちろん通勤で履けるなら通勤に。足を守ってくれないというデメリットもありますが、危なくない状況だけでも草履にしてみると気分が違いますよ。

足からの情報が脳を刺激する

これはいろんな情報がネット上でも出ていますから、そちらを参照してください。足の裏からの情報って結構いろいろあると思うのですが、脳が活性化した方が逆に不安要素が少なくなったりするんじゃないかなとも思っています。(詳しく調べたらお知らせします。今は知らないです。)

足からの情報が脳にいいだけじゃなくて、指からの刺激も脳にいいのはご存知の方もいらっしゃるでしょう。キーボード入力やピアノ、麻雀、将棋、オセロ、トランプ、砂遊び、料理、などなど手足の感覚が脳にいい情報もネット上にたくさんあるので、好きな情報を参考にしてください。

ちなみに一本下駄を履くと、メンタルが強くなるらしいです。さすがに役員仕事には行けないな・・・。興味のある方はぜひ。

アスリートの人はトレーニングに一本下駄を使っているそうです。

境界線をつくりバリアを張るためによく寝る・よく食べる・よく動く

ジャンプする子供

シャットダウンのところでもお話ししましたが、動いて・食べて・トイレに行って・寝るって基本的な本能部分ですよね。

この基本をマスターしていきましょう。最悪、よく動けなくても日常生活で少し動きますからそれでいいと思います。

栄養バランスがどーのこーのは二の次三の次で、何でもいいから食べること、できたら動いてみること。あまり難しく考えず、面倒だと思うことは一旦置いておいて、すぐできることをやってみましょう。

根本から考えて改善していくことって結構面白いことだと思う。一度、人間が生きることの基本を見直してみるといいのかもしれない。

振り返り|HSC・HSPの自分にバリアを張ってストレスの元を跳ね返そう

芝生で寝ころぶ女の子

始めから全てを実行してみようとすると頭がパンクしてしまうので、どれか1つでいいので実行してみるといいですよ。

よーく自分の気持ちや自分の感情を客観的に観察してみると、見える部分での問題点とは違う根本の問題が隠れていたりします。

他人や周りの空気に敏感になりすぎて、自分の本心を後回しにしすぎてしまうんですよね。きっと。

なので、一旦情報をシャットダウンして、他人や周りからの情報を断ち切った状態で、自分をリセットしていこう、というお話しでした。

ある意味、ストレス対策のお話しにも使えるかな、と思っております。

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