子育てが大変過ぎて毎日が辛い、もう子育てなんてやめてしまいたい。育てにくい子供の子育てに疲れ果てていると、子育てに余裕がなくなってしまいますよね。
なんとか現状を脱却して、余裕を持った子育てをしたい。
そんな風に考えている方に、子育てに余裕がなくなる原因と、余裕を持って子育てができるようになる対策をお話しします。
子育てに余裕がない2つの原因とは?

2人目、3人目の子育てをしている方は、余裕のある子育てをしているように見えて、憧れますよね。
なんで自分はこんなに余裕がない子育てになってしまうんだろう、、、と悩んでしまう気持ち、とてもよくわかります。
私もかつて、長男が小学3年あたりまでは、完全に子育てに振り回されていました。余裕を持てない自分が嫌でしたし、ドーンと構えているママさんがうらやましかった。
時が過ぎた今は、もう子育てには振り回されていません。余裕があるのかどうかはわかりませんが、余裕がない子育てにはなっていませんね。
いろんな方からの相談を受けていると、過去の自分を含め、子育てに余裕がないと感じている方にはある2つの特徴があると感じました。
自分をダメな親だと思い込む
1つめは、子育てをしている自分のことを「私は子育てもちゃんとできないダメな親だ」と思い込んでいることです。
過去の私も、自分はダメな母親だと思い込んでいました。
長男が発達障害だと受け入れたつもりでいながらも、
- 自分の接し方が悪いのかもしれない
- 自分が子育ての方法を間違えているのかもしれない
- 子育ての環境が悪いのかもしれない
こんな風に、たくさんの「かもしれない」を常に持っていました。
「かもしれない」なので、完全に妄想だな、って今では客観的に考えられますが、当時は完全に自分のせいかもしれないと思っていました。
全く根拠がないですし、本当にタダの妄想です。
まずは妄想と、現実を、しっかりとわけて認識できるように分けて考えましょう。
子供を変えられないと嘆く
子供が自分の思い通りに動かないと嘆いている方は、結構多いかもしれません。
親同士で話していても、口をそろえて、
- 勉強しない
- ゲームばっかり
- 遊んでばっかり
- 忘れ物が治らない
- 手伝いをしない
- 手紙を出さない
- 言う事を聞かない
などなど言っていますよね。
間接的に子供のことを否定していることになるのでは?
ここで一度、客観的に考えてみましょう。
- 勉強しない→だからダメ
- ゲームばっかり→だからダメ
- 遊んでばっかり→だからダメ
- 忘れ物が治らない→だからダメ
- 手伝いをしない→だからダメ
- 手紙を出さない→だからダメ
- 言う事を聞かない→だからダメ
これって、結局全部子供の事を間接的に否定することになりませんか?
子供本人に言わなくても、子供の行動や様子から、これではダメだと否定しています。
子供は親の思い通りにするものではない
根本的なことではありますが、子供は親の思い通りに生きるお人形ではありませんよね。
頭ではわかっているのですが、結果的に子育てをしていると、親の思い通りに動かそうとしてしまうのは、親のあるあるだと思います。
「転ばぬ先の杖」という愛情表現で、子供に苦労させたくない、幸せになってもらいたい。
子供の不幸を願う親はいません。だからこそ、見えない穴にはまってしまうのでしょう。
子供に親の決めたレールを生きてもらいたいのか?
逆の発想で考えてみると、親は、子供に、親の決めたレールの上を文句も言わずに生きていってもらいたいのでしょうか?
矛盾する話になりますが、おそらくそれは望んでいない。そんな気がします。
要するに、自分の好きな仕事をして、自分で食べていけるような大人になってもらいたい。そう望んでいるのではないでしょうか。
この矛盾が、子育てに余裕をなくしてしまう原因だと私は考えます。
親として自分が望んでいることと、実際に子供に対して行動していることにズレが生じているのに、気づかずに自分を責め追いつめている。
そして、子育ては辛い、子育てに余裕がない、と思い込んでいると思います。
子育てに余裕を生み出す2つの方法

では、子育てに余裕がある状態とは、どういうことなのでしょうか。
まず自分を満たす
子育て中はどうしても子供のことが優先になりがちです。
もちろん、子供のご飯やお昼ね時間、公園遊びなどの都合もありますが、親のやりたいことをすべてあきらめる必要はありません。
- 好きなドラマを観る
- 音楽を聴く
- カフェに行く
- 買い物に行く
週末は旦那さんに子供を預け、友達と食事に行けばいいですし、頼れる親や親戚が近くにいるなら預けてしまえばいいのです。
- ベビーシッター
- 保育園の一時保育
頼る人が誰もいないなら、とにかくぐっすり寝ましょう。子供が寝たら入浴剤を入れてお風呂に入りましょう。 指1本でいいので、ネイルを塗ってみましょう。
自分を満たすことを忘れずに、ということです。
放っておく(見守る)勇気を持つ
とても難しいことではありますが、子供がやることに口出しをせず、見守ってみましょう。
子供が何をやろうとしているのかを、気づかないふりをしてそおっとしておくのです。
そして、親は自分ののやりたいことで時間を過ごし、子供にはいちいち構わない。放っておきます。
- 安全には気を付ける
- 社会のルールは守らせる
最低限のところだけはしっかりと見張っておき、あとはある程度自由にさせる。
勇気のいることですが、チャレンジしてみることで子育てに余裕が生まれてきますよ。
振り返り|子育てに余裕がないのは「知らない」不安と子供への過干渉

誰でも初めての子育ては、わからないことだらけで不安だらけです。
先輩ママは、とりあえず子供が死なない方法を知っている。どのくらい放っておいても大丈夫なのかを知っている。
つまり、子育て経験の差は子供に手を掛けるちょうどいい量を知っている、ということになるわけです。
私もこの「ちょうどいい量」がわかるようになったのですが、子供はすでに大きくなってしまいました。
もっと子供達が小さい頃に、子育てに余裕がなくて奮闘していた頃に知りたかった。
もしかしたら信じられなくて、素直に実践できないかもしれないけど、知っていれば違っていたことは確かでしょう。
今の時代は情報化社会です。
先輩ママの情報をうまく利用して、自分の子育てにどんどん応用してくださいね。