【自閉症スペクトラムの子供】自立支援計画その1|衣食住の「衣」

自閉症スペクトラム症

こんにちは!毎回、感覚過敏の長男が、なんで洋服を裏返しに着るのか理解できなかった花緒です。タグや洋服の縫い目がイヤだから。と長男は言っています。今回は、自閉症スペクトラムの子供が将来自立して生活していけるように私が考えて長男に実践していることを中心に、衣服関連で教えておいた方がいいこと、気を付けた方がいいと感じているポイントなどをお話ししていきます。

今日の質問|自閉症スペクトラムの子供(小1)が全く1人で着替えないのですが、親はいつまで手伝えばいいのでしょう?

こちらを向いている男の子

私は長男が小3あたりまでは、着替えを手伝っていたかなー・・・。自立支援計画とか言っておきながらあれなんですが、私が手伝って(やってしまって)1日スムーズに動けるなら、やってしまおうと思っていまして。

それにはある一定の基準があるわけですが。

  1. 1年生だからといって1人で全てをやる必要はないということ
  2. どこまでが1人でできて、どこから助けてもらうのかを子供本人が把握できるようにしていくこと
  3. 文明の利器を使えるものは使うこと

なんか文章にすると難しく見えますが、要するに、何歳だから1人で着替える、何歳だから1人で準備する、とか成長のめやすみたいなものがありますよね。

まずあれは一旦全部無視。一応、頭の片隅に置いておいて、

  • 何年遅れかでできるようになるのか
  • そもそもできないのか(運動機能的に・脳の認識的になど)

この辺を判断してみましょう。そして、

  1. 遅れてできるようになることは、その日まで手伝う
  2. そもそもできないことは、現段階では完全に手伝う

結局ね、どっちも手伝うんだけど、2つの意味は大きく違うと思っているのです。

遅れてできるようになることは→その日がくるまで手伝う

遅れてもできるようになるなら、手伝いながら少しずつ子供に作業を引き継いでいく感じ。何年かかるのかがわからないから、なんとも言いようがないんだけど、本当にただ発達が遅れているだけであれば、できるようになる日は突然やってきます。徐々にじゃなくてね。

長男なんて靴下が履けなくて、ゴムが緩めのやわらかい靴下で練習しながら、毎日私が履かせていましたよ。でも4年生くらいから突然1人で履けるようになりました。

靴の紐が結べなくて(蝶結びができない)、練習もしてみたけどどうしてもできなくて、成長とともに紐靴しかなくなった今は、ゴムの結ばない靴ひもを使っています。もはや生涯結ばない選択をしています。後で紹介しますね。

確かにね、学校とかで「え?」っていう目で見られるんですよ。親子ともども。

過保護だなー、みたいにも思われていると思う。言われたこともあるし。でもね、そもそも理由があってやっている人もいるんだな、っていう発想を持てない人に理解を求めても無駄かなって思って。

言い方ヒドイかもしれませんが、自分の価値観でしか物を言ってこない人に、一生懸命子供のサポートをして、毎日ちょっとずつの「できる」を増やしていこうとしている親子の気持ちなんてわからないんですよ。

わかんない人の感情に振り回されるだけ時間の無駄だと私は思っているので、「え?」っていう目で見られても、子供が手伝ってと言うことは手伝っていいと思います。

その際、将来的に子供が自分で何ができて何ができないのか、どこまでを自分でやって、どこから手伝ってもらうのかを本人が決められるように、生活の中で支援していけたらいいと思います。

そもそもできないことは→この先どうやってサポートするのかの手立てを見つけていく

そもそもできないことに関しては、現段階では完全に手伝いながら、これからどうしていくのかを考える。

  • 例えば着替えが1人でできないのであれば、
  • 通常級に通うのは難しいから支援学校を希望しないと。
  • 放課後デイサービスみたいなもので、発達障害の子供を対象にしているところがあるから、早めに見学に行っておく
  • 将来的に施設を考える
  • 発達障害対応のベビーシッターサービスを入れて手伝ってもらってもよし

親だけでやっていこうとしても、いずれ子供はいつかのタイミングで1人立ちすることが必要になりますね。それまでをどう過ごすのか。助けてもらえるところがあるなら、助けてもらった方がいいと思うし、送迎サービスだけでもやってくれるところもあるし。

子供が誰にどう支援されていけば将来を過ごしていけるのかをちょっとずつ情報収集するためにも、その辺の見極めは必要だと思います。

長男は、一応通常学級に行ける程度ではありますが、学習障害は結構ヒドイので、宿題の問題は私が書き写して、答えを長男が書くようにしていたり、本系は私が全て音読しています。

文章を読むことがキツイ事に関しては、文明の利器をうまく使いこなしていきたいところ。書字の問題も今はギリ自分で書いていますが(自分だけ特別扱いされたくないから)、進学とともに量が多くなればデジタルを使わざるを得ない状況になることを長男本人も理解しています。

そのために、アイパッドを使いこなせるように普段から調べものに使ったり、キーボード入力も一生懸命練習しています。

メガネのように代替手段を使っていくという選択も、今はまだ理解が少なくて学校では使えませんが、使える学校に進学するという方向を考えていく予定です。

【衣服関連】自立するまでに1人でできた方がいいこと

りんごをかじる女の子

自閉症スペクトラムの子供の自立支援計画ということで、今回は衣服編のおはなしをしていきたいと思います。

一応私の中で、長男が20歳になったら1人暮らしをしてもらおうと計画を立てておりまして、それこそ幼少期の時からお手伝いと称した自立支援計画を遂行しております。

長男の発達に合わせて、都度計画を変更したり更新したりしながらではありますが、小6夏の時点では、炊事洗濯掃除は一通りできるようになりました。

長男に「夕飯よろしく」と丸投げしても、ご飯・味噌汁・肉魚のメイン・野菜料理1品が出てきます。クオリティは別だとしても、最低限、米の炊き方、インスタントラーメンや缶詰の扱い方、レトルト食品や電子レンジの使い方、ガスを使う時は換気扇もつけるというようなことを教えてきました。

アイロンもかけられるし、すぐ取れるけどボタンもつけられます。電化製品も一通り扱えるし、電池・電球の取り替えあたりもなんとか大丈夫。買い物も1人でできるし、店員にも聞けるし、道もわかる。

あとは、口座を作って、アルバイトをさせて、やりくりというものを体験させるだけ。

こういう生活に関することって、ある日突然教えられても、受け入れられる状態じゃなければわからないんじゃないかと思って、できるだけ日常的に一緒にやれるようにしてきました。

というのも、私達親も、いつ死んじゃうかわからないじゃないですか。

急に病気になるかもしれないし、事故に遭うかもしれないし、事情はわからなけど別々で離れて暮らさなければいけなくなるかもしれないですよね。絶対にないとは言い切れないでしょ。

そうなってから「あー、教えておけばよかった」って後悔しても遅いよね。

私達は、発達障害の子供の親なんです。普通に健常の子のママと同じようなことをしていても、子供は覚えていかないしやれるようにはならない。勝手に覚えてくれるならそれはそれで良しとして、そうじゃない場合の伏線を張っておかないと、死にきれないでしょ。心配で。

生きている間に、今日できること、今日教えられることを1個でいいから教えておきましょう。そうすれば、今日までの間にやれることはやった、と思えるから。

きっと、いろんな不安があって、今、私のサイトを見てくれてると思うんですよね。不安に押しつぶされそうになりながら、それでも何かできないか、って一生懸命なんだと思うんです。

今、私も不安に押しつぶされないように、今日できることをやっています。不安も心配も、自分が動いていくしかない。動いて先が見えてくれば安心までとはいかなくても、「この子は大丈夫だ」って思えるときがくると思います。

私はとりあえず長男はなんとか生きていけると思っています。次男はまだまだだけど。

1人で着替えができる

身辺的なとことは1人でできるようになった方がいいですね。もし、着替えが1人でできなそうであれば、何がどうできそうにないのか、地元の発達支援センターなどに相談にいきましょう。

着替え1つをとっても、いろんな作業が混ざり合っているので、客観的に見てくれる人、心理士などの専門家にも意見を聞いてみた方がいいと思います。

そこから、今、親にできることを探っていきましょう。

1人で洋服を選ぶ

ここでいう洋服を選ぶとは、次の4つを念頭に置いた上で、1人で判断ができるかという意味です。

  1. 季節
  2. 気温
  3. 体調
  4. 天気

長男は真冬で雪が降っているのに半袖短パンで学校に行ったり、真夏に長袖長ズボンを着たりしています。

暑い時は半袖、寒い時は長袖、季節や気温によっては上着を着たり、雨が降っていたら濡れることを想定したり。

いわゆる臨機応変的なことって、自閉症スペクトラムの特性がある子供にとっては、どうでもいいことらしく、1人で選ばせると「え??」っていうことがおきます。

その際、子供が選んだ服を怒ったりせずに、着せて学校なりに行かせてみてほしいんです。どうしても親目線で選んで、修正してしまいますよね。どうしても。

でも、そこを一歩我慢して、修正しないとどうなるのかを体験させてみた方がいいです。寒ければ上着を着た方がいいという結論に持っていけたら、次の行動に移るかもしれない。

「今日寒かった」と言われた「上着を着ていくと寒くないよ」とアドバイスをする。あくまでも「上着を着ていきなさい!風邪をひくでしょ」とは言わない。

子供の結果や感想に対して、こんな策があるよ、こんな方法や考え方はどうだろう?という立ち位置にいることで、1人で洋服を選ぶということがわかってくると思います。

1人で洋服を買いに行く

これは中学になる前に1回くらいは自分で洋服を買ってみた方がいいかもしれませんね。別に、どうしても身に付けておかなければいけないスキルではないと思いますが、女の子とかだと中学くらいになると友達と洋服を買いにいくこともあると思うんですよね。

私も中1の時に友達と洋服を買いに行きましたし、友達とお揃いのTシャツを着て遊びに行ったりもしました。

その時に、自分の服のサイズがよくわからなかったり、どうやって選ぶのかという最低限の体験をしておくと、それが基準になると思うんです。

たぶん、仲がいい友達がいるなら、聞けばいくらでも教えてくれると思いますが、中には内気な子やHSCのように敏感タイプの子もいるので、本音を言えずに体に合わない買い物をしてしまうかもしれませんよね。

それも1つの体験なのでいいのですが、不安が強くて行けない、ということになる前に、親と一緒に買い物に出た時は、Tシャツのデザインを自分で選んでもらったり、カラーを選んでもらったりしておくと、自分で決めて買うことができると思います。

キツイと感じるのは大切なこと

感覚過敏がある子供であれば、洋服がキツくなったら親に言えるでしょうが、反対で鈍麻な子供であれば、キツイという感覚もわからないかもしれません。

子供のうちだけのことかもしれませんが、服の感触や感覚みたいなものをどう調整していくのか、変じゃなければそれでいいのですが、感覚の話は教えようがなくて難しいと思っているところです。

体感的にキツイ・ゆるいみたいなものを教えた方がいいのかもしれない。それかいつかわかるのかもしれない。ということを覚えておきましょう。

【アイテム別】自立支援計画その1|衣服に関連すること

ハンガーにかかっている洋服

さらに具体的にアイテム別におはなししていきます。

洋服

自閉症スペクトラムの感覚過敏で一番困るのは、洋服のタグでしょう。タグや縫い目がイヤで服を着ない、着ても気になると所構わず脱いでしまう、裏返しにしか服を着ないなどいろいろあると思います。

洋服のタグがダメ

長男も例外ではなく、私がタグを外し忘れているものがあると、自分でハサミを使って切っています。タグのギリギリを切ると、タグが残るので、若干服に食い気味に切ってしまいます。

当然、服には穴が開くのですが、それで長男が落ち着いて服を着ていられるなら、多少穴が開こうが、切れていようがどっちでもいいと思っていました。

幼少期の頃なんて、外でいきなり服を脱がれたらどうにもならないですからね。新品の服なんて買えなくなって、中古の服を今でも着ています。とてもありがたく再利用させていただいています。

タグをアイロンで貼りつけるものもあるみたいですが、長男はたぶん、首辺りに何かが当たるのがダメらしいので、アイロンで貼りつけても無理かも。興味はあるけど、取ってしまった方が早くてね。

要するに新生児期に着ていた、縫い目が反対になっている服がいいんですよ。タグも何もかも全部外側についているでしょ。あーいうのがいいな。

さらにタートルネックとか無理だし、襟、袖口がきついものは苦手な子が多いみたいですね。

洋服の素材がダメ

綿100%しか着れない子もいますし、うちは基本ポリエステルがダメです。ウインドブレーカーとか、エコバッグとか、冬の防寒着とかスキーウエアとか、レインコートとかにも使われていますね。

なので、長男は冬が地獄です。

ジャンパーを着ている友達が歩く度に、シャカシャカってすれる音がしますよね。アルミホイルをかじっている気分になるらしくて、1人離れて歩いています。もちろん、手をつないで歩くとかNG。

彼女ができても手をつなげないじゃんって感じ。同じ感覚過敏の人じゃないとわからないから付き合えないと思う。そのくらい、苦手みたいです。

ダメな素材がある子は結構多いので、子供本人もちゃんと自覚しておいた方がいいと思います。

下着・ 靴下・タイツ

上に着る服は意外と選び安いし買いやすいと思いますが、下着はなかなか買う機会がないかなと思います。

通信販売やネット販売で親と一緒に買ってもいいですし、近所で変えそうなところがあるなら自分で買いにいってもいいでしょう。

要はサイズとかがわからないと買う時に困るかな、という点ですね。

自分がはいている下着のサイズを見ればいいのでは?って思いますよね。それが、外してしまっているんですよ。タグ。もはやタグがないので、自分のサイズがわからない。

さらに、サイズのところに書いてある、ウエストやヒップの数字から自分のサイズを想像できればいいのですが、想像できないとか、数字の概念の理解が難しい場合はわかりにくいかもしれないですね。

恥ずかしいとか思わずに店員に聞ければ問題ありませんが、恥ずかしくなってしまう場合は、将来的にはネット通販があるという知識だけでも教えておきましょう。

靴&靴ひも

靴を買うなら、店員が話しかけてくれると思うので問題ないと思いますが、先ほども少しおはなししました靴ひもですね。

小学校中学年くらいまでは、マジックテープ式のスニーカーがあるのでいいのですが、足のサイズが大きくなると紐靴しかなくなってしまうのです。

全くないわけではないのですが、デザイン的に難しくなってくるんですよね。靴ひもだけの問題であれば、今は結ばない選択肢もありますよ。

結ばない靴ひも クールノット

うちはクールノットを使っています。思い切り走ったり(運動会や体力測定とか)する時に、足首辺りだけでもキュッと締められるタイプの方がいいみたいで。

スポーツ選手も使っているってお店の人に聞いたんだけど、普通の靴ひもよりもかなりしっかり締められるし、でもゴムだからなんかちょうど良くなるなって感覚はあります。

ただ、一番最後の紐処理で、紐の先をゴムの間に上手く処理しないと、足首内側らへんに紐先が当たるので気になります。付属で紐先を留めるものがついていたな。そういえば。使ってないけど。

うちは、毛糸の後処理のように、ゴムの間を通しています。

結ばない靴ひも シュレパス

長男は今はさっき紹介したゴムのクールノットを使っていますが、この先々の靴のタイプではこちらのシュレパスを試してみようと思っています。

たぶん、スポーツとかをしないなら、キュッと締める必要もないし、紐先もないので便利かなと。それにビジネスシューズ用とかもあるし、暗い所で光るタイプもあるし、穴にはめるだけで超簡単だから長男でも1人でできるかなと。

やっぱり手先が不器用な長男にとって、うまくハマらないとかが一番の障壁。そういう意味でもどんな靴のパターンもこのシリーズで済むなら、使えると予想しています。

靴ひも結び練習用知育玩具

どうしても紐を結ばなければいけない、蝶結びを練習しないといけない、という方は練習玩具もありました。

自分で作れるとも思うけどね、よりリアルな形をイメージできた方がいい場合はおもちゃを使うのもいいかも。

防寒具

ウインドブレーカーやパーカーなど春秋に着るものや冬に着るものなど、季節や気温によって着ることができていれば大丈夫だと思います。

寒い・・・と言いながら、上に何も着なければ寒いままですからね。その辺の知識を最低限教えておくといいと思います。

あとは洗濯。間違って洗濯機で洗濯してしまって着れなくなるということもあると思います。それも経験なのですが、これじゃなきゃ着れないというものがあるようでしたら、事前に注意しておくべき項目にしておいた方がいいでしょう。

雨具関連

雨が降った時に着るレインコート、履く長靴、使う傘、雪の日のスノーブーツなど、時間のある時に事前に用意しておいた方がいいと思います。

素材や着心地履き心地など、感覚にこだわりがある場合は、使えるものが限られてくるからです。

とは言え、雨の日は最低限傘をさせばいいし、雪の日もすべらないなら長靴で済ませることもできます。

雨の日は傘を使う、風が強い時はレインコートの方がいい、長靴を履くと足が濡れないなどの知識を始め、本人が使いやすいものを一緒に選んでおきましょう。

あとは本人に任せていいとは思いますが、傘だけは何本か予備があった方がいいと思います。壊れる・なくなるということはザラです。

いい傘、高い傘を買うと怒りたくなってしまうので、安いものでいいと思います。とにかく持って行く度になくなるかもしれないと子供本人も自覚しておくといいでしょう。

長男は、もはやひどい雨以外は傘使ってません。

水着

スクール水着に関しては、ほとんど学校指定だと思いますので問題なさそうですが、水着の着方は教えておきましょう。

特に女の子は大きくなればかわいい水着やおしゃれな水着を着る年頃がやってきますので、選び方だったり着方だったりは知識としていれておくと安心ですよ。

家庭科用のエプロン

学校では家庭科の授業でエプロンを使いますが、紐が結べない子は紐以外のエプロンがいいと思います。三角巾もゴムのヤツね。

独り立ちした後はエプロンはしないと思いますので、学校生活だけのものでしょう。

ボタンでとめておくタイプのキッズエプロン160サイズまで

一番外側のボタンさえはめておけば、かぶってきればいいだけ。ボタンが外れていても特に支障がないのがこのデザインのいいところ。

マジックテープタイプのキッズエプロン160サイズまで

ゴムタイプ以外では、マジックテープは便利ですよね。そんなにしょっちゅう使うものでもないけど、全くないまま過ごすわけにもいかないエプロン。毎回友達にエプロンを手伝ってもらわなくてもいいようにしておくと子供も安心。

ハンカチ・タオル

身だしなみ、という意味でハンカチやタオルを持ち歩くこと、そして使うこと。これは最終的に社会人とかになった時に使い方がわかっていて、使えるようになっておきたいものの一つですね。

やっぱり汗をちゃんと拭いたりした方がいいと思うのですよ。

どうしても身だしなみや衛生観念に関しては、自閉症スペクトラムの人はうー・・・んということが多いらしくて、最低限、ハンカチをカバンに入れておいて、いざという時に使えればいいということです。

メガネ・カバン・帽子などのファッション小物系

メガネに関してはたぶん、大丈夫だと思いますが、例えばサングラスとかカバンなどのファッション小物系は、できれば子供のうちから意識しておきたい項目です。

帽子はかぶりたくない子供も多いでしょうが、年齢とともに気にならなくなることもあるようです。

特に、男物・女物がわかりにくいデザインだったり、用途によってそれじゃないだろーというものを選んだりしてしまいます。

要は、本人が困らなければいいのですが、あれ?と思われていることにすら気づかない可能性があるので、普段から性別によって使うものが違うとか、カラーやデザインの違いなどは徐々に教えていった方がいいかもしれません。

振り返り|見た目は意外と重要。恥にならないように普段から意識できるようにしてみよう!

プールにジャンプする子供

いつか自分達親の元から自立していくことを考えると、ちょっと不安になりますよね。大丈夫なのか?本当に。と疑いたくなります。

たぶん、大丈夫ということと、全然大丈夫じゃないということとあるでしょう。

私達が日々生きているなかで試行錯誤しているように、自閉症スペクトラムであっても同じように試行錯誤して生きていくのだと思います。

その時に1つでも考えられる材料や判断できる基準を持たせてあげられたらいいかな、と思っています。大人になってから要領よく覚えていくことは難しそうなので、今のうちから考える材料だけは渡しておいた方がいいんじゃないかな、というのが私の考えです。

もちろん、発達は人それぞれですし、子育ての方法も人それぞれだと思います。子供に合わせて、親の考えに合わせて考えていきましょう。

私の方法は1つの考え方として、参考にしてもらえたらうれしいです。

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