育てにくい子どもって何だろう?その2~子育てストレスから抜け出す4つの対処法~

育てにくい子ども 育てにくい子ども

こんにちは!長男の子育ては実験の連続だったなと思う花緒です。今日は育てにくいと感じている子どもの育児に疲れてしまっている方へ、子育てストレスから抜け出すための4つの対処法をお話していきたいと思います。

育てにくい子どもの対処法~今すぐできる4つのストレス対策~

対策をかいた付箋

私が試してみた方法ではありますが、これならすぐにできるだろうと思えるものを4つ、ご紹介したいと思います。

メリット
  • 今の家に居ながらできる
  • うまくいけば自分の心のゆとりを感じることができるようになる
デメリット
  • 一時的な対処にしかならない可能性あり
  • 全て不可能な環境にいる方には何の効果もない

とりあえず、できるものからやってみましょう。

【対処法1】別の部屋に移動する

ベッドで休む女性

年齢的な条件、特性や気質の条件付きになってしまいますが、一定時間、別の部屋に移動してしまう対処法です。

パニックを起こしている子どもの対処法と同じで、ストレスの原因になっている子どもの姿を見えなくすることで、目から入ってくる子どもの様子や声などの情報を断ち切ってしまうという意味です。

トイレ・お風呂・廊下・玄関前(家の外)・寝室など、一旦、子どもと離れられる場所がいいと思います。時間は短くて5分くらいから、長くて1時間程度でしょうか。子どもの様子を見ながら、大丈夫そうであれば時間を伸ばしていくといいと思います。

  1. 移動する先の場所を決める
  2. 子どもの様子とタイミングをチェック
  3. 今かなと思ったら子どもに予告 「ママは心を休めるために隣の部屋に行ってきます。5分で戻るからこのまま遊んでいてね。」
  4. タイマーをかけて(数字がわかる子ならタイマーを子どものところに置いて)移動
  5. 5分後に子どもの元に戻ったらお礼を言う

子どもに自分がクールダウンのために一度部屋から出ることを伝えてから移動した方がいいです。子どもに不安要素のイメージをつけてしまうと、続けていけなくなるので予告してから実行します。

ただし、お子さんがまだ3歳前で1人にしておくには危な過ぎる場合は、パーテーションで仕切りを置いたり、カーテンで部屋の隅を仕切っておいて、一瞬カーテンを閉める方法もあります。

とにかく子どもの安全第一なので、危険な場合は残念ですが別の方法にしましょう。

・子どもの状態が安定している時のみ有効
・年齢は3歳あたりから。1人遊びができる子ども
・時間は5分くらいから
・予告をする
・とにかく安全第一で実行する

【対処法2】 ヘッドホンをする

アイフォンとヘッドホン

子どもの年齢が3歳前で1人にしておくには危ない場合、また敏感気質などで子どもが離れてくれない場合、ヘッドホンをして子どもの泣き声や喋り声を聞こえない状態にしてしまう対処法です。

ガンガン泣いている場合、ちょっとだけ大音量でハードロックなどを聞き、子どもを抱っこしながら目を閉じて音楽を聞いていると、異空間に移ったような気分になります。なんなら歌っちゃいます。

対処療法ではありますが、子どもに対するストレスに耐え続けるよりは、よっぽど前向きな発想だと思います。赤ちゃんの場合は、おむつを替えてミルクや母乳をあげても泣いているようなら、体調不良がないか確認した上で音楽を聞いてしまいましょう。

特に寝る前は一泣きしてからじゃないと寝ない子や、癇癪を起している子どもの相手、夜泣きをしている赤ちゃんの相手が辛くなっている場合、少しは気がまぎれます。

私はストレスがたまってくると、ヘッドホンで好きな音楽を聞きながら家事をやるようにしています。ハードロックやヘビメタ、コアなどハード系の音楽を大音量で聞くと、自分のストレスまで叩き壊してくれているようで、スッキリします。

また、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンでもいいでしょう。

【対処法3】 誰かに預ける

お父さんと男の子2人

それができたら苦労しないんですけど、というツッコミどころ満載のご提案です。正直、誰かに預けることができていたら、この記事は読んでないと思うんですよね。

一概には言えませんが、ダンナさん、親、義父母など、誰も助けてくれないから精神的に参っているのだと思いますし、保育園にも入れず、ベビーシッターなどを頼む予算を取ることも難しい人が多いのではないでしょうか?

本当は、ダンナさんが預かってくれたら一番いいと思いますよ。でももし、ダンナさんに預けることをお願いすると、悪い空気が流れそうな予感がする場合はやめましょう。

そして、頑張って節約して、ファミリーサポートや保育園などの一時保育に預けましょう。プロに任せてしまうのが一番安心です。

1か月に1回でもいい。たった3時間でもいい。

その時間は、お金に余裕があればマッサージに行ってもいいですし、映画を観てもいいですし、お金がなければ昼寝をしたり、パックをしたり、入浴剤を入れたお風呂でゆっくりしたり、多少の時間がないとできないことで気分転換をすればいいと思いますよ。

できるだけ、家事で終わらせてしまわないように、普段できないけど、産前好きだった趣味などに時間を使えるといいですね。

ワクワクリスト(やりたいこと・楽しみなことをリスト化しておく)を作って、時間ができたらどんどん消化していくとどんどん気持ちが明るくなっていきますよ。

私も誰にも預けられず、お金も本当になかったので、頑張って節約して頼んだ一時保育は感動的でした。でも、いつも一緒にいる子どもがいないと、ぽっかり自分の周りに穴が開いたみたいな感覚に陥りましたが、それでいいのだと思います。

【対処法4】 工夫することで気をそらす

たくさんの段ボール

他の対処法とはちょっと方向性が違いますが、子どもの居場所を作ることで気をそらしてしまう対処法です。

簡単に言うと、キッズテントや段ボールハウスのように、秘密基地的なものを作ってしまって、そこで過ごしてもらうということです。

理想は段ボールハウス。壁にお絵描きをしても落書きになりませんし、ハウスの中では何をしても怒られないですよね。子どもも自由に過ごせるので一時的かもしれませんが一石二鳥です。

安全面だけ気を付けて、親は好きな事をする時間を絞り出すことができます。

大き目の段ボールで作ることもできますし、ただ立てかけるだけでも小部屋はできます。パーテーションやカーテンで仕切ったり、かわいいマットや小さいサイズの絨毯などを敷いてあげると、その上が子どもの居場所になります。

何種類かあると、飽きてしまっても別の物で対応できるし、洗い替えになるのでいいと思いますよ。

うちは、1畳部屋を作っています。長男はカーテンで1畳分を仕切っていますし、次男はパーテーションと食器棚(防災対応済)と布で仕切っています。

1人1部屋をあげられなくても、今ある部屋の隅に仕切りを付けるだけでミニ部屋が出来ますので、試してみると面白いと思います。

育てにくい子供の育児でノイローゼになる前に自分をストレスから守る方法

落ち込む女性

子育て中のストレスって結構辛いですよね。長男が幼児期の頃、周りの人たちから「育児を楽しんで」って言われたのですが、何をどうしたら楽しくなるのかが全くわかりませんでした。

育児って楽しいの??って思っていました。

子どもがいる生活は、自分が描いていた生活とは全く違っていて、誰にもわかってもらえなくて、1人で悩みすぎて、鬱になってしまいました。

育児ノイローゼや鬱になりそうとうっすら気づいているなら、今のうちにストレス対策をしておきましょう。

対処法と言っても、お子さんに何か対策を取れるわけではありません。あくまでも自分の心をストレスから守るために、自分が動くことが前提です。

子どもの特性や気質を知ること

子どもの特性、特徴、好き嫌い、興味関心、時間のサイクル、こだわりなど、子どもの事を少しでも多く知っておいてうまく利用した方がストレス解消の効果は出やすいと思います。

理想はまる2日くらい子どもを観察して、朝起きてから夜寝るまでの間に子どもが何をしているのかをメモしておきたいですね。

1.時間
2.場所
3.行動
4.付属情報(対策と結果など)

この4つがわかれば、行動パターンやサイクルによって、自分の休息時間を絞りだすことが可能になります。

今すぐにはできなくても、最終的には必須な情報になってくると思います。

自分の思いや子育ての理想を知ること

自分の思いとは・・・

子育て・・・何を思い、何を考えているのか。という事を知っておくこと

自分の今やこれからの未来について・・・何を思い何を考えているのかを知っておくこと

子育てに対する思いや考えは、時に親の固定観念の押し付けになってしまうこともありますし、子どもの特性や気質に合っていないかもしれません。何かフィットしないところがあるから、育てにくく感じてしまっているのかもしれません。

これまでの子育てを否定するのではなく、あくまでも感情を抜きにした状態で客観的に自分の考えをリストアップしていくのです。

  • 子育てについてのタスクをこれ以上増やさない方がいい
  • 今すぐにやらなくても死なないことは後回しにしてしまう

心がオーバーワークになっている状態で悲鳴をあげているのですから、一旦自分を優先させてみようと考えてみませんか?

ある意味、子育てについての自分の思いや理想をはっきり明確にさせておくことで、育児のタスクについて、今現在、必要であるものとないものに分けることができます。

最低限、今日生きていくために、明日生きていくためにくらいのものに絞ることができれば、今は気にせずに過ごすこともできるでしょう。

そうして空けたスペースに、自分の心を休める時間を作っていきたいので、できれば自分の思いを知っておいた方がいいと思います。

現状の環境要因の元を知ること

子どものこと、自分のことの次は、現状、つまり環境要因の現状を知ることです。

例えば、子供の発達に気になることがあるので、発達検査に行ってみようと思った場合、発達検査に何か月くらいかかるのか、どこの病院にいけばいいのか、などを調べておきます。

ダンナさんの考え、実父母義父母の考え、現在の生活パターンからの環境。(音・光・におい・通っている保育園・幼稚園・学校の距離、兄弟関係や友達関係など生活に関わるもの)

その環境を変えたら、育てにくい子どもではなくなるのか、それとも環境は関係ないのか。

自分が対処しなくても、避けられる環境要因で育てにくさが解消されるなら、それも1つの対処法になりますよね。

そしたら、別の対処法を取ることができ、心の余裕が生まれるまでの時間短縮になりますので、一度、改めて考えてみるといいと思います。

【重要】自分の人生にも未来があることを知ること

これ、結構忘れてしまうんですけど、特にお母さんは忘れてしまうんですが、当然ながら親の人生にも未来があるわけで、夢を持って生活していくこともできるはずなんです。

理屈ではね。人類みな平等なはずなので。

今の大変過ぎる子育ての現状がいつまで続くのわからない未来なのに、自分の未来なんて考えられるわけないでしょう。と思いますよね。

そうなんですよ・・・・

私も昨年までは忘れていました。長男を産んでから10年目にして、やっと思い出したんです。知識としては知っていましたが、あきらめですね。そんなもの、求めてしまうと子育てがさらにイヤになってしまうという恐怖もありました。

正直、自分の夢どころの話ではないです。毎日、子どもたちの対応に、見事なまでに振り回される日々を過ごしていましたから。都度対応も対策も取ってはきましたが、心の余裕は生まれませんでした。子育て経験が増えただけ。

要するに、育てにくい子どもと腹を決めて過ごしていく上で、一番の肝になるところ、大切なところが、親の人生の未来を考えられることかなと思います。

振り返り~子育てストレスから抜け出す4つの対処法~

笑顔お親子

子育ては喜びも楽しさもありますが、反面、とにかくストレスも多いと思いませんか?子どもの将来を心配しない親はいないと思いますので、自分の思いとは違う子どもの様子や行動をストレスに感じてしまうのは仕方がないことでしょう。

これから子どもと向き合っていく上で、自分のメンタルを把握し、コントロールしていくことは、自分の未来時間を作っていく上でも必要なことだと思います。

1.別の部屋に移動する
2.ヘッドホンをする
3.誰かに預ける
4.工夫することで気をそらす

あくまできっかけづくりではありますが、4つの対処法を実行してみて、気分が変わるか変わらないか、試してみてくださいね。

コメント