【寝ない子供の育児に疲れてしまった方へ】夜寝ない子供の対処法

育てにくい子ども

子供が寝てくれないと親は参ってしまいますよね。今日は夜寝ない子供の育児に疲れてしまった方へ、私なりの解釈と対処法をお話ししたいと思います。うまくいかないかもしれませんが、こんな考え方もあるよと思っていただけたらうれしいです。

どうして寝ないの?寝ない子供の原因とは?(花緒流解釈)

寝ない子

もうホントになんで寝ないんでしょうね。

なんとかして理由を聞きたい。なぜ寝ないのか。どうして寝ないのか。どうしたら寝てくれるのか。

その理由がわかったらどれだけ育児がラクになるでしょう。育児って楽しいって思えるでしょう。子供ってかわいいって思えるでしょう。

うちの場合、長男は乳幼児期から全く寝ない子で、次男はびっくりする程寝る子でした。

その理由は、長男は発達障害で感覚過敏、ADHDで好奇心旺盛、次男はHSCでの感覚過敏か自閉傾向が合っての感覚過敏かわからないが、感覚過敏。そしてほぼ完璧なまでのHSC気質で、人の感情も空気も察知できるタイプでした。

寝ない子の本当の理由は、その子にしかわかりませんので推察するしかないところが残念ですが、うちの子供のパターンを分析してみました。

発達障害や感覚過敏で寝られないのかもしれない

感覚過敏は本人にしかその不快感がわからないのですが、長男も次男も着せている洋服の生地や生地の音、触った感じなどいろいろと気になるみたいです。

光や音にも敏感に反応するので、ぐっすり眠れないのかもしれません。

好奇心が旺盛すぎて寝られないのかもしれない

のちにADHDと判明する子供には当てはまると思いますが、充電が切れるギリギリまで起きていて、見えるもの、聞こえるものに反応してしまいます。

親が情報を切らせるために、目をつぶらせようとしても、さっきまで見えていたもの、今日あったできごと、知っていることへの興味関心などが思い出されているのかもしれませんね。

寝なさいって怒られるからとりあえず布団に横になっては見たものの、気になってどうにもならなくてゴロゴロ・・・すること2時間、みたいな感じ。

もしかしたら好奇心が旺盛すぎる天才肌かもしれません。

敏感気質のHSCであれば人の感情や空気感を察知しているのかもしれない

お母さんが怒っていると赤ちゃんが泣き、お母さんが泣いていると赤ちゃんが泣く。

そんな話を聞いたことはありませんか?

もしかしてテレパシー??つい先日までお腹にいただから、お母さんの気持ちがわかるのね、というタイプの赤ちゃんであれば、敏感気質なのかもしれません。

HSCの次男は、次男が寝ている時でも私の心の不安定さを察知し、夜中に目を覚まして起きたり、泣き出したりします。

これだと落ち着いて寝られないかもしれません。

敏感気質・感覚過敏であれば寝すぎる傾向もある

先程とは逆になりますが、神経質のような感じだと、人一倍疲れてしまうので、その反動でしっかりと寝ないと回復できないタイプもあるような気がします。

HSCである次男は、とにかく寝てばかりいました。のび太君並みに、いつでもどこでもどんな時でも寝られるのでいいわ~、と思っていましたが、成長してHSCであることがわかったら、ものすごく神経を使いすぎていて疲れることが判明。

それなら寝ないとやっていけないな、と思ったくらいです。

寝ない理由をわかろうとしても本当のことは誰にもわからない

ネットや本などの情報でも、寝ない子供の理由をいろいろ挙げているとは思いますが、正直、その子供にしかわからないんですよ。

だから、あれこれ考えても仕方がないかな、というのが私の結論です。

ただ、対策としてやれることはあるので、やれるだけやっても寝ないなら、いっそ寝なくていいと割り切って、自分の時間でも過ごしましょう。

寝せるためにイライラすることで起こる子育てへの悪影響の方が問題になってしまうので。

寝ない子供にイライラする4つの理由とは?

寝ている子供

寝ない子供の対処法として私が提案したいのは、まだうまくコミュニケーションが取れない乳幼児を対象にしています。

まずは子供が夜寝ないとどうしてイライラしてストレスがたまってしまうのか、その理由から考えてみました。

  1. 睡眠不足は子供の成長を阻害する という不安があるから
  2. 自分の時間がなくなるから
  3. 絵本も音楽も効かず対策がないから
  4. 思い通りの育児にならないから

できるだけシンプルに考えてみました。おそらくこの4つの理由が私たちをいらつかせている理由なのではないかと思われます。

睡眠不足は子供の成長を阻害するという不安があるから

「寝る子は育つ」と言いますが、きっとその通りなのでしょうね。理屈は知っていますよ。おそらく睡眠不足になると、体や脳の成長に影響が出るということはみなさんご存知ですよね。

だからこそ、寝てほしいのです。当然ですよね。逆に考えれば、寝ないということは、体や脳の成長が悪くなるということですからね。

成長に悪い影響が出るとわかっていながら、好んで寝ない環境を作る親はいません。誰だって、いい環境で育ってほしいから、一生懸命環境を整えようとしているのです。

なのに。

まさかの乳幼児期から「親の心子知らず」ということを身に染みて感じてしまうとは、妊婦時代には思いませんでしたよね。育児書の注意書きに書いておいてほしいです。

寝ない子供も○%はいますよって。そんなときはこうすればいいですよって教えてほしいです。

そもそも生まれた瞬間から、子供の将来に関して不安でいっぱいなんですから、さらに寝ないとなるとストレスが溜まっていきますよ。

自分の時間がなくなるから

自分の時間を持つって、思っている以上に大切なことだと思います。

誰にも邪魔されず、誰にも干渉されず、誰の目も気にしない時間と空間があって、始めてリラックスできるような気がしませんか?

1日中子供と過ごしている方も、仕事をしている方も、1日のうちのほんの20分でいいから、できれば50分は欲しいけど、何分でもいいから完全にフリーの時間があるだけで、明日も頑張れると思うのです。

ところが、寝ない子供がいるとこの時間がない。全くない。1分もない。一体どういうこと??って思いますよね。

自分の時間どころか、ご飯もお風呂も家事も落ち着いてできないし、ゆっくりできないし、バタバタと振り回されて1日が終わってしまう。そんな・・・・これが子育てなの?私のやり方が悪いの?と自分に自信が持てなくなってしまうこともでてきてしまいます。

絵本も音楽も効かず対処法がないから

どうやったら絵本を読んで寝落ちしてくれるんでしょう?メリーを見ながら自然に寝てくれるんでしょう?背中をトントンして寝るとか見たことない。

やれることは全てやった。なのに寝ない。どうやっても寝ない。何をやっても寝ない。どれだけ寝ないんだー!!!とイライラしてしまうのは、あなたが悪いわけではありませんよね。

もちろん、子供が悪いわけでもないのですが、一生懸命に頑張っているからこそ、打ちひしがれてしまうこの現実。どうにもならなくなっても仕方ないと思います。

思い通りの育児にならないから

これが一番じゃないかなーと思います。私は思い通りの育児にならないことがイライラの理由です。

こういう書き方をすると、なんて自分勝手なって思うかもしれませんが、みなさんはどうですか?自分の思い通りの育児にならないとイラっときたりしませんか?

レベルの少ないイライラだとしても、積もり積もればストレスとなって心に影響が出てしまうものです。理想論はいくらでも言えるけど、現実の感情はそう簡単には変わらない。

一回、スッキリしたいですよね。

【花緒流】夜寝ない子供の対処法

寝ている子供

大人も子供も1人1人違いますので、相性もあるとは思いますが、私なりの対処法を考えてみました。

あくまでも私が考えた対処法ですが、これ以上、やることがなくなってしまった方はダメ元で試してみてください。

どうか1人でも多くの子供が1日でいいのですんなりと寝てくれますように。

発熱・鼻づまりなど病気のサインは見逃さない

まずは体の不調がないかをチェックしてください。毎日子供と接していると体調の変化に気づきやすいのですが、ストレスが溜まってイライラしていると見逃してしまうこともあるかもしれません。

一応、今日も寝ないなと思いつつ、熱がないか、咳や鼻水といった症状はないか、お腹の調子は悪くないかなどボディスキャンをしておきましょう。

寝る環境は整える

もうすでに対処済みだとは思いますが、寝る環境を今一度見直してみましょう。

寝る30分前くらいから、蛍光灯でなく、やわらかな間接照明に変えてみてもいいですね。部屋の色が変わることで、寝る時間なんだなとわかる場合があります。

さらに、大人にとっても夜の蛍光灯は睡眠の質を下げますので、家全体として快適な睡眠環境を整えるようにしてみるといいですよ。

そして、金銭面で都合がつくなら、ご自分が休むベッドや布団は、少しいいものに変えましょう。寝られる時間が限られているわけですから、横になった瞬間からストレスを解消して休息できる状態にしておきましょうね。

睡眠不足の影響を説明する

もしかしたらですが、2歳過ぎくらいから、話せばわかるかもしれません。2歳は難しいかな。どうかな。わからないけどやってみてもいいんじゃないかなと思います。

寝ることの大切さをしっかりと理解してもらって、自分の意志で寝てもらうことが一番の解決につながると私は思っています。

ちなみに3歳過ぎれば話せばわかります。理解できるかできないかは別として、いいこと悪いことなど少しずつ行動を選ぶことができるようになるので、「何時に寝る?」と聞いてみてもいいかもしれないですね。

時間なんてわからなくていいのです。8時に寝る?9時に寝る?みたいなことでもいいと思うのです。ついでに数字の勉強もできると思いますよ。

寝て下さいとお願いする

えー?そんな対処法あり?

ありでしょう。お願いしてみたことありますか?長男は1度だけ寝てくれましたよ。1度だけですが、本当にもう辛くなってしまって、私が寝たかったんです。

でも長男はそんな私のことはお構いなしに快調に遊んでいたので、「このままだとママが死んでしまうから、今日1日だけ早く寝て下さい」とお願いしたら、21時過ぎに寝てくれました。

「ママが死んじゃうのは困るな」と言って。本当に1日だけでしたが、もうダメだと思ったらお願いしてみてもいいと思います。でも1回限りだと思います。

一緒に寝てしまう

一家が寝て暗くなってしまえば、寝る子供もいるかもしれません。明かりがついていると、まだ起きていてもいい、遊んでいてもいいと思ってしまっているかもしれません。

憶測でしか話せないところが残念ですが、家の中も外も、夜になっても明るい世の中になりましたからね。便利な反面、睡眠に影響が出ているのは子供だけではありません。

そうは言っても、やることがいっぱいあって子供と一緒には寝られませんよ、という方が大半でしょう。そりゃそうですよね。おそらく寝ない子供と暮らすということは、その他にも困りごとが多々あると思うんです。

夜くらいしか、やらなければいけないことを片づける時間がないかもしれません。これはあくまでも提案ですが、もし、21時とかに子供と一緒に寝てしまって、朝4時に目覚めることができたなら。

静かですよー。朝は本当に朝活ができるくらい、静かです。子供もちゃんと寝ています。朝日が昇る瞬間とか、頑張ってみようかな、なんて思っちゃったりします。

とは言え、上手くいかない子もいるだろうなと予測がつきます。だから寝ない子供として存在感を発揮しているわけですからね。

寝ないものだとあきらめる

さて、どう頑張っても寝ない子供は、おそらく大人がどうこうしても寝ませんね。

本人が納得して寝ようと思うか、充電切れになるか、どちらかが寝るときです。それならそれで、充電切れになるのを待ちましょう。要はあきらめるということです。

子育てをしていて一番やりたくない決断ですが、今が決断のときです。あきらめましょう。そしてあきらめるとしても、子供とは前もって約束をしておくことをおすすめします。

・21時過ぎ(例えば)はママの自由時間です。
・ママは22時には寝ます。
・寝ないのなら、静かに1人で遊ぶこと。ママは遊びません。
・22時になったら一緒に寝ます。それ以上は遊びません。

どんなに小さくても(乳児はさすがに無理ですが)、夜は大人の時間だから子供には付き合わないよ、ということをわかってもらった方がいいと思います。

その際、蛍光灯はやめて違う明かりにした方が切り替えがわかりやすいです。そして10分前くらいにタイマーが鳴るようにしておくと、子供も予告されるのでわかりやすいです。

親であっても、すべてに付き合えるわけではない、親にも親の時間の過ごし方があるということを少しずつわかっていってもらわないと、延々と付き合う羽目になります。

もう寝ないなと覚悟を決めたなら、今のうちから将来のために予防線を張っておきましょう。

振り返り

寝ている子供

寝ない子供が寝てくれるなら、正直何でもやります!と宣言できるくらい、寝ない子供と接することは辛いことです。

残念なお知らせですが、乳幼児期だけが大変で、コミュニケーションがちゃんと取れるようになったら寝てくれるだろうという甘い考えは通用しないと思った方がいいかもしれません。

おそらく、幼少期に寝ない子供は、これから先もきっと寝ない子供だと思います。ただし、成長とともに寝ない理由はわかってきます。それこそコミュニケーションが取れるようになると、話してくれるようになりますからね。

親もそれなら本人に任せようか、と思える日がくるかもしれません。私は長男に関してはとっくに本人に任せました。次男はHSCですし、寝て回復しないことには次の日のメンタルに大きく影響するので、今のところは説明をして寝てもらっています。

自分の意志で寝る時間を決め、寝るようになるまでは大変だと思いますが、一緒になって親が倒れてしまわないよう、折り合いをつけ、工夫していきましょう。

一瞬で子供が寝るグッズがあったら、ぜひ開発に参加したい。

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