子供のピアノにイライラしてしまう理由と3つの対処法

ピアノ

こんにちは!次男が独学でピアノを練習していると、つい口出しをしてしまいたくなる花緒です。グッとこらえますが。

今回は子供が家でピアノを練習していると、イライラしてしまって困っている方へ、イライラしてしまう理由を解明することと、イライラせずにすむ対処法をご紹介していきます。

理由がわかって対処法がわかれば、おそらくイライラする時間を過ごすことはなくなるはず、です。

子供がピアノを練習しているとイライラする!その衝撃的な理由とは?

ピアノを習っていると、週1~毎日、ピアノの練習をしますよね。子供によっては、地道に毎日絵練習する子もいるでしょう。

しかし、子供ですからそんなにうまくは弾けません。

一生懸命練習していますが、毎日毎回同じ箇所を間違えられると、聞こえてしまう家族も若干ストレスに感じてしまいます。

私の母もよく、私がピアノを練習していると指摘していました。また同じところを間違えているよ、もっとこうやって弾いたらいいんじゃないのって、いちいち言ってくるんですよね。

子供からすれば余計なお世話。ピアノを弾きもしない母親に指摘さえること程、腹が立つことはありませんでした。

結局、親子でイライラしてしまっているピアノの練習。習っている以上、練習することは避けられませんし、練習しなければしないで、習わせているのに練習しないなんて・・・とイライラするのでしょう。

子供がピアノの練習をしているのになぜイライラしてしまうのか?

単刀直入に答えを言いますと、子供に対して自分の理想を重ねているからです。

要するに、親として子供に望んでいる理想の姿と、現実の姿が違うのでイラついてしまうんですね。

例えば、

  • ピアノを習っているのであれば、毎日練習するべきだ
  • 練習でつまづいたところは、次の練習時には修正されているべきだ
  • 2回くらい練習すれば、つまづきはなくなるはずだ

こういった感じで、子供がピアノを習っている姿、練習している姿に無意識のうちに理想の姿を思い描いているのでしょう。

親であれば、子供には自分の理想通りに育ってもらいたいものです。おそらくですが、ほとんどの親が、自分の子供には理想の姿を持っており、その理想像と違うことによってイライラを感じてしまっていると思います。

もちろん、私も以前は、長男次男に自分が思う子供の理想像を持っており、その通りにならない苛立ちを隠せずに怒ってしまっていました。

今は、子供を自分の理想通りにしようとうする思いがなくなったので、子育てストレスもほぼなくなり、イライラすることが本当になくなりましたが、特に長男幼少期の頃はどうにもならないイライラと闘う自分に疲れ果てていたように思います。

自分の子供に理想を持ってはいけないの?

自分の子供に、自分の理想を持たない親は、正直言っていないと思います。誰しもがほとんど親としての子供の成長の指針になるような理想像を持っていて、そこに近づけていくように教育していくと思います。

ただ、その理想通りに子供が育つかどうかは別のはなしでしょう。

当然ですが、子供はあくまでも親とは違う別の人間です。自分の子供であっても、自分の思い通りに動くことはないといっても過言ではありません。

しかし、なぜか自分の思い通りに動くと思っている親が多いことも確かです。

子供の発達や子供の思いよりも、親の思いを重視して、子供と話し合うことなく親の思いだけで習い事をさせている方もいると思います。

それは、ピアノ講師をしていた経験から、本当によく感じることでした。説得しようにも、聞き入れてくれない保護者の方に、子供の本音をわかってもらうのはとても大変なことでしたから。

自分の子供に理想の子供像を持つことは、親の自由です。いくらでも理想に思っていいと思います。もちろん、私もたくさんの子供の理想像を持っています。

しかし、現実の生身の子供は、あくまでも1人の人間です。

私たち親が思う通りにはならないと思っておいた方がいいでしょう。私たち親の理想は、子供を育てていく際の1つの指針です。目指す方向です。

ですが、子供の正確や発達、特性などによって、理想通りにいくとは限らないモノです。理想通りになることが子供の幸せとは限らない。それは、私達親もなんとなくわかってはいますよね。

自分の理想と子供の現実を切り離して考えられるかどうか。

ここが大きなポイントとなります。子供は大人のお人形ではありません。理想通りに動かない方が、子供にとってはいいのかもしれない、と考えてみましょう。

子供のピアノの練習にイライラするということは?親の能力に目を向けてみる

子供がピアノを練習している時にイライラいてしまう原因として考えられる次の理由は、子供の練習の欠点にあなたが気づけているということです。

逆を返せば、何が間違っているのか、どうすればうまくいくのか、というところが見えているということ。ちょっとした才能ですよね。

さすがに大人ですので、子供が間違っているところに気づくこともできますし、毎日同じ個所で間違えていれば、曲も覚えてしまって間違いにも気づくでしょう。

それって、一つの才能ですよね。気づけるということは才能です。気づけるからイラつくのであって、気づかなければイラつきません。

要するに、子供がピアノの練習でうまくいかない箇所に対しての解決策を、親自身がわかってしまっているということになります。

子供はまだ気づいていないので、同じことを繰り返す。

でも親はわかってしまっているので、気づかない子供にイラつく。

ということです。さすがは大人。才能ありです。

ピアノの練習をする子供にイライラしてしまう理由のまとめ

  • 理想の子供像を持っていて、その通りに子供が動かないことにイラつく
  • ピアノの練習がうまくいっていない子供に対して解決策に気づいてしまっている

この2点が、ピアノの練習をする子供にイライラしてしまう理由です。

子供のピアノにイライラしない3つの対処法

ピアノと楽譜

理由がわかったところで、次は対処法についてお話ししていきましょう。

ヘッドホン+大音量で音楽を聴く

対処療法になりますが、子供がピアノの練習を始めたら、その音を聞かないことが一番効果的な対処法です。

聞こえなければイラつくこともありませんので、ノイズキャンセリング機能がついたヘッドホンで自分の好きな音楽を聴きましょう。

ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン

ノイズキャンセリング機能付で、ワイヤレスヘッドホンであれば、音楽を聴くストレスはほぼないと言ってもいいでしょう。

楽しく音楽時間を過ごすことができます。小さな弟妹がいないようでしたら、ぜひ大音量で好きな音楽を聴いてください。

好きな音楽で心が満たされると、子供のピアノの練習は全く気にならなくなるはずです。さらにストレス解消効果も期待できますよ。

自分の趣味の時間を過ごすorやらなければいけないことに没頭する

子供がピアノを練習している間は、自分も好きなことをして過ごしましょう。

おそらく、子供のピアノは聞こえるでしょうが、自分の趣味に興味を向けるので、さして子供のピアノは気にならなくなるはずです。

没頭できるほどの趣味であれば最高に良く、もし何もなければ、掃除洗濯炊事などの家事を済ませてしまいましょう。

全部終わってしまっていたら、年末にやるはずの大掃除を1つずつやっていきましょう。

自分もピアノを習う

最終手段は、自分もピアノを習うという方法です。

これは、子供が間違えることについて、解決策を思いついたとしても、自分ならどこまでできるのか?ということを身を持って知ることができるからです。

ピアノを習ったことがない方であれば、ピアノを弾くということがどれだけ大変なことかわかるでしょう。

よく、ピアノを全く習っていない人が、「練習すれば完璧に弾けるようになるはず」的な発言を軽々しくしますが(特に男性に多いです)、実際問題、ピアノを弾くということは想像以上に難しいことです。

いろんな神経がつながっている大人でさえ、両手でピアノを弾くことは至難の業。それだけたくさんの神経を一度に使わなければいけないのがピアノ(楽器全般)なのです。

ピアノを習っていた経験がある方ならなおさら、子供のピアノにイラついている場合ではなく、子供のつまづきに気づいてあげましょう。

今、やれることは、一生懸命練習している子供のピアノにイライラすることではなく、子供が1人で壁を乗り超えるまで待つか、壁を乗り超えるヒントを提示することではないでしょうか。

それが、大人にできる役割だと私は考えています。

振り返り|子供のピアノにイライラしてしまう理由がわかれば対処ができるはず

おもちゃピアノを弾く子供

親という生き物は、どうしても子供がやることにイチイチ口を出したくなるものです。しかし、干渉が過ぎると、子供の方も嫌気がさしてやる気をなくしてしまいます。

親として、子供に何を望んでいることをきちんと理解していれば、子供の行動にイライラすることは少なくなっていきます。

イライラしてしまうことは仕方のないことだとして、理由をきちんと考え、対処をしていくことで、イライラのとばっちりを子供に向けないように気をつけましょう。

子供にイライラをぶつけてしまうことで、ピアノを辞めてしまっては本末転倒です。

その辺は大人の対応を取っていきましょう。そして、子供が思うようにピアノを練習し、スキルを習得して「ピアノが弾けた!」という体験を積んでいけるように、サポートしていきましょうね。

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