ピアノを習える5つの方法|ピアノ教室から通信・オンライン教室まで

ピアノ

ピアノを習ってみようかな、と考えている方に、ピアノを習える方法を5つご紹介します。ピアノ教室に通うパターンから自宅でできるオンラインでのピアノレッスンまでありますので、自分に合うパターンを探してみましょう。

ピアノを習える5つの方法|ピアノ教室から通信・オンライン教室まで

ピアノを弾く子供

ピアノを習うって、ピアノ教室に行くってことじゃないの?

と思っている方がほとんどですよね。実は生徒がピアノ教室に行くパターン以外にも習える方法はあるんです。

【生徒が通う】ヤマハ・カワイなどピアノ教室に入会【王道1】

「ピアノを習う」と言えばピアノの先生がいる教室に生徒が習いにいくパターンが一番多いのではないでしょう。ヤマハやカワイ、宮地楽器などの大手ピアノ教室を思い浮かべるパターンですね。

幼児グループやリトミックなどがあるので、幼児期から通っている方も多いのでしょう。

大手ピアノ教室のメリット
  1. 施設が充実している
  2. 先生がたくさんいる
  3. 毎年発表会ができる
  4. 通う場所に困らない
  5. 教室で楽譜などの教材を買える

ピアノを習うということだけに焦点を当てると、困ることは何もありません。

逆に私がデメリットだと思うことは、次の2つ。

大手ピアノ教室のデメリット
  1. 月謝や発表会の費用が高い
  2. 休会・退会などに時間がかかる(月謝の関係上、次月からなど)

また、大きな教室ならではのメリットでもありデメリットでもあることがあります。

メリットでもありデメリットでもあると思うこと

先生のキャリアや方針が、個々の先生により結構違う

通常、通う曜日や時間に合わせて、コマが空いている先生に割り振られることが多いのですが、キャリアがめちゃくちゃある先生だったり、新卒でやる気満々の先生だったり、先生のモチベーションも様々。

習い事は生徒と先生の相性が、その後のレッスンやスキル習得に影響がでますので、できるだけ相性のいい先生に習いたいのが本音です。

先生との相性が合わなかった時に、他の先生を希望できるのは大手ピアノ教室のメリットでもありますが、事前に相性の良し悪しが見えないところが難しいところです。

体験レッスンでどこまで見極められるのか、逆にピアノを習う目的さえはっきりしていれば、習う側のモチベーションでカバーされることも多々あります。

【生徒が通う】個人ピアノ教室に入会【王道2】

次に思いつくパターンが、家や学校から近い個人のピアノ教室に入会するという方法です。

個人ピアノ教室のメリット
  1. 先生や教室の情報は口コミで入手できることが多い
  2. レッスン日やレッスン時間など、融通がききやすい
  3. 先生とコミュニケーションを取りやすい
  4. 入会・退会・休会がすぐにできる

事前情報があれば、ある程度選択肢を絞ることもできますよね。

個人ピアノ教室のデメリット
  1. 楽譜などの教材は自分で買いにいく
  2. レッスン室が狭いところが多い(自宅が多いので)
  3. レッスンを中断されることがある(自宅が多いので)
  4. 発表会ができない場合がある

すでに通っているお友達にすすめられるパターンも多いでしょう。

生徒の人数が少ないと、毎年発表会ができなかったり、他の個人教室の生徒たちと合同で発表会をやったりと、不便な点はありますね。

ただ、教室までの通いがラクであること、レッスン日や時間の融通がきくところは習い事を選ぶ際の判断材料としてもポイントが高いでしょう。

全国の教室が検索できます。自宅近くにピアノ教室がない場合は検索サイトから探した方が便利です。

【先生が通う】出張レッスンスタイルの先生にお願いする

あまり聞かないかもしれませんが、先生が自宅にピアノを教えに来てくれるパターンです。家庭教師のピアノ版ですね。

自宅に教室の環境を用意できない先生で、教室などでピアノを教えていない場合、出張レッスンという形で教えるスタイルをとっている先生がいます。

また、生徒側の家庭環境で、教室に通えないけれどもピアノを習いたい場合、出張レッスンという方法を選ぶことでピアノを習うことができます。

個人の先生と登録サイトがあり、レッスン代以外に交通費などの出張料がかかる場合がほとんどです。

出張レッスンのメリット
  1. 通わなくてもいいこと
  2. 自宅で練習しているピアノでレッスンができること(環境が同じ)

天気や学校の帰宅時間などに関係なく、先生が家に来てくれるというのは思っている以上にラクだと思います。

特に子どもの習い事は帰り道がとても危険です。暗くなる時間が早くなる冬や、雨や雪で視界が悪いとき、兄弟が小さかったり介護をしている家族がいる場合、習い事の送迎は思っているより負担に感じます。

そんなときは、交通費がプラスでかかっても出張レッスンはとても便利です。

出張レッスンのデメリット
  1. 先生が家にくるので、ある程度部屋の掃除をしておかなければいけないこと
  2. 交通費が別途かかる場合があること
  3. 先生が家にくる前には絶対に帰宅しなければいけないこと
  4. お茶や夕飯を出すべきか迷うこと(出さないんだけど気を遣うという意味で)

ピアノの先生に家にきてもらうわけですから、ピアノ周りが猛烈に散らかっていたり、ピアノが全く掃除されていない状態ではあまりにも申し訳なく感じます。

普段から掃除が行き届いている家は問題ないのかもしれませんが、継続的に人が来るのが苦手な人には向かないかもしれませんね。

【先生と生徒が通う】スタジオレッスン|通いやすい場所がピアノ教室に

ピアノではあまりにないのですが、音楽スタジオを借りて、先生と生徒の両方がスタジオに通うパターンです。ピアノ以外の楽器ではよくあるレッスンのパターンです。

教室でもレッスンをやっているけど、個人レッスンもやっている先生が、自宅を使えない場合、スタジオレッスンをやっています。

固定のスタジオでレッスンをしている場合と、毎回違うスタジオでレッスンをする場合と両方あります。別途スタジオ代、先生によっては交通費がかかる場合があります。

スタジオレッスンのメリット
  1. レッスン日や時間・場所を割と自由に決められる
  2. レッスン予定日に都合がつかなくなったら変更できる(○日前など決まりはある)

仕事が忙しい社会人の人や、フリーター・大学生など時間を有効活用したい人が利用していることが多いレッスン形態ですね。

例えば、会社からすぐ近くのスタジオでレッスン予約をしておいて、レッスンの時間になったら仕事を休憩で抜けて、レッスンが終わったら仕事に戻る、ということが可能になります。

残業で帰りが遅くなっても、レッスンには行けるという究極のレッスンスタイルです。

スタジオレッスンのデメリットだと思うところ
  1. 前日キャンセルあたりからスタジオキャンセル料がかかること
  2. 毎回同じピアノが弾けるとは限らないこと
  3. 生ピアノのスタジオが空いていない場合、電子ピアノやキーボードになることもあること
  4. レッスン料+スタジオ料(先生によっては交通費)がかかること

レッスン予定日の前日、当日など、スタジオのキャンセル料は生徒が払います。また、スタジオが空いている日とレッスン希望日が必ず一致するわけでもないので、コンスタントにレッスンができない可能性もあります。

スタジオが取れなければ、電子ピアノやキーボードでレッスンをすることもあるでしょう。スタジオは基本的にバンド用なので、状態がいいとも限りません。

環境的にとてもいいスタジオと、ちょっと残念なスタジオがあります。

【自宅でレッスン】通信教育・オンライン教室でレッスン

動画が主流になった現代では、ピアノのレッスンもインターネットを通した先の先生につながることができるようになりました。

昔からある通信教育(テキストとDVDなど)もありますし、オンラインで日時を決めてレッスンすることも可能。また、パスワードなどをもらって、動画にアクセスする形態でレッスンをする先生もいます。

通信教育・オンライン教室のメリット
  • 通わなくてもいい(自分の好きな場所でレッスンを受けられる)
  • 通える距離にピアノ教室がなくてもレッスンができる
  • 自分の都合に合わせてレッスンを受けられる(時間にとらわれない)
  • 人とのコミュニケーションが苦手な人でもレッスン可能
  • 発表会なし
  • 短期レッスンや単発レッスン・目的のレッスンだけを受けることも可能

通信やオンラインのピアノ教室は、圧倒的に自由であることがメリットです。時間や場所はもちろん、自分の都合でレッスンができる点、さらには単発だけのレッスンや知りたいことだけのポイントレッスンができること。

趣味で始めたい人や、家から出られない環境の人、人が苦手な人などには最適です。

通信教育・オンライン教室のデメリット
  • 自分を律することができないと続かない
  • できない箇所、わからない箇所をオンタイムで聞けない(オンラインは聞ける場合もある)
  • 間違った方向に進んでいる場合に気づきにくい
  • 先生の生演奏が聞けない(同じ空間で)
  • 離れた場所でのレッスンに不便を感じることがある
  • 自分で環境をそろえる必要がある

計画を立て、自分を律することができない場合は、通信やオンラインは難しいかもしれませんね。

教室に行けば必ずピアノをやりますが、自分のモチベーションが上がらずやる気が出ないといってなかなか練習をしないことが考えられます。

理解ができなかったり、うまく乗り越えられなかったりすると、やり方がわからなくてイヤになることも。意外にも、先生の演奏が生で聞けないことも影響します。

目で見る演奏と、空気感で感じる演奏、先生との共感もレッスンの1つなんですよね。

ココナラでもピアノレッスンをしている先生がたくさんいます。レッスン形態も様々ありますよ。

振り返り|生活スタイルに合わせたピアノの習い方を考えよう

習い事を始める場合は、生活スタイルに無理がでないことがポイントです。

すでにいくつかの習い事をやっている場合は、ピアノを追加することで時間やメンタルを追いつめてしまわないように、よく考えてから決めるようにしましょう。

今回ご紹介した5つのパターンのメリットやデメリットを参考にしていただき、自分に合うスタイルでピアノを習えるといいですね。

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