【96種類から選ぶ】タイプ別で考えたHSCの気質に合った習い事

HSC

こんにちは!HSCの気質をうまくコントロールできれば習い事は学校以外の居場所としても最適だと思っている花緒です。HSCの気質から実際の習い事をタイプ別にわけてみましたのでご紹介します。

HSCの子供に向いている習い事とは?

別方向を向いている2人の男の子

基本的には子供の気質や性格・特性などで向いている習い事はあるかもしれませんね。

ただ、私は、どんな子供・どんな大人であっても、すべての習い事にチャレンジできると思います。一番いいのは、実際に習ってみること。

1回の体験レッスンだけでわかることと、実際に通い続けてわかることは、スキルの習得以外の部分でも違いがあるのです。

体験レッスンを受けることと実際に習い事に通うということの違い

習い始める前の体験レッスンと、実際に習い事に通うということは、何が違うのか。

逆に言えば、体験レッスンではわかりづらい、習い事に関するその後の問題や悩みなどの参考にしてください。

定期的に通うということの時間と道のり

1回だけの体験レッスンは、大体が親が同伴しているので車で連れていってもらったり、親がガイドになるので心強いですよね。

その後、親の送迎が前提なのであれば、この項目に関しての問題はあまりないかもしれませんが、毎週、一定の時間(学校から帰ってきて、学校帰りになど)に習い事へ向かうというのは、一定のモチベーションがないと続かないもの。

新しいことを始めて楽しいうちは通える、というこも多いですが、HSCの気質がある場合、始めの1歩を出しやすいパターンと、逆で慣れるまではサポートが必要、という子がいるような気がします。

不安が強いとやる前にあきらめてしまう可能性がある

スキルの習得や「できる」「できない」と感じることに、独特の神経回路があるような気がします。

絶対にやってみたい!!という強い意欲や興味・意志があれば、その辺りに引っ張られてどんどん伸びていくと思うのです。

しかし、HSCの気質特有の、「やれるかな」「できるかな」「間違えたら怒られるんじゃないかな」「まわりの子はとても上手で自分にはできそうにないな」という類の不安が強いと、やってもいないのにできないと予想してチャレンジできない場合があると思います。

体験レッスンでおじけづいてしまう、ような子供であれば、不安が強いのかもしれません。正直、1回の体験じゃ、その先どうなるかなんて本人次第なんですからね。

逆に言えば、体験でやれないとあきらめそうになっても、子供がやってみたいと言っていたのであれば入会させちゃって実際に通わせてみるのも1つの手。

結局、不安が強ければどんな習い事の体験レッスンに行っても、全部体験の時点で「できないかもしれない」という不安にかられ、最初の一歩を踏み出せないと思うので、HSCの場合は強行するのもアリです。

  • 同じならいごとの他のレッスンを見る
  • 違う習い事の体験をする
  • 不安があるところを1個ずつ埋められるサポートを考える

ただし、納得はさせないとガンとして譲らないこともあると思いますので、体験だけで決めず、 親の強制にしてしまわないところが重要ポイントです。

先生の配慮は必要不可欠(どの子にも必要不可欠ですが)

私がピアノを教えていた頃にも、子供本人が「よし!大丈夫」「やってみよう!」と思えるようになるまで(納得するまで)ちょっと時間がかかるタイプの子は常にいましたね。

先生が子供のそういう敏感気質なところをちょっと配慮して、チームやグループなら他の子供達の輪にうまく入っていけるように仲介してくれるとか、個人なら、子供が乗ってくるまでは子供のペースに合わせるなどした方が続きやすいかもしれません。

人と過ごすと疲れるタイプの見極めは難しい

誰でも人と過ごせばある程度疲れるとは思いますが、人の感情や場の空気を察しやすいHSCの子供の場合は、学校で一日過ごしている時点で結構疲れている場合があります。

習い事に行くことで、そんな疲れをリフレッシュできるのであればいいのですが、チームやグループレッスンでさらに疲れてしまう場合、習い事に通わせるメリットよりも疲れからうまくできない」という悪循環にハマるパターンも考えられます。

人と過ごすのは疲れる、でもチームやグループの習い事をしたい。友達とは関わりたいというタイプは(次男)平日よりも土日に習い事があるものを選ぶと、平日に通ってできなかったという体験にはなりづらいかなと思います。

この傾向の場合、先生の配慮はほぼ関係ないです。習い事に行った時点で、子供のキャパがオーバーしている状態なので、配慮されようが何しようが、一度子供の状態をリセットしないと難しいような気がします。

「疲れよりも習い事が楽しい!!」となってしまえば、平日でも通えるようになるでしょう。あとは、成長して精神面や体力面で持久力が付けばだいぶかわってくると思います。

HSCだからできる特性を活かした理想の習い事の例

ボルダリングをする女の子

HSCの気質があったとしても、何も気にしなければいいのですが、そうもいかないのがちょっと難しくもあり、親としては面倒なところ。

だまって通ってって思ってしまいがちですが、気長に待つひたすら励ます、という根気新しい事にチャレンジする精神できないことをできるように向かっていく姿勢などの、親のスタンスや信念的なところを試されているような気にさえなってきますが頑張ってサポートしましょう。

HSCを習い事で活かせるポイント

HSCの気質はいろいろと面倒な感じに思われがちですが、私は結構な才能の裏返しだと思っています。どんな才能を感じているのかを習い事で活かせるポイントとしてお伝えしましょう。

【サブリーダー】リーダーの意図を上手くくみとりチームに伝える通訳的な役割

人の感情をスキャンしてしまう気質を多いに利用しようとした場合、チームのみんなの気持ちや感情をある程度読み取れることは、上に立ってみんなを動かせるということ。

キャプテンやリーダーが言おうとしていることとチームのみんなとの間にすれ違いがあれば、本当はリーダーはこういいたいんだよ、と通訳的な役割ができてしまいます。

チームにとってもしかしたら一番重要かもしれないサブの立ち位置に、HSCの気質はモーレツに役に立つと思いませんか?

ただし、絶対に疲れますよね。それを超える充実感や達成感を感じてくれればいいのですが、使命感につぶされる可能性も高く、非常にリスキーではありますが、補佐の役割はHSCのような敏感気質には一番合っていると思います。

【リーダー】人の気持ち、場の空気を読めるのでチームの司令塔的な役割

サブではなく、自分がリーダーをやれてしまう子供の場合、人の気持ちも場の空気も読めるので、今度は先生とチームの間をつなぐ役割で、チームを引っ張っていくことができるでしょうね。

私の予想ですけどね。

リーダーになる子は、大体いつもリーダー的な役割をやりますよね。

  1. 人をひっぱっていけるから→リーダーになる
  2. 誰もやる人がいないから→リーダーになる(私)

HSCの気質を持ち合わせている子は、場の空気が読めるので、2の誰もやる人がいなからリーダーになってしまうパターンも重々考えられます。私は子供の頃から毎度このパターンです。

おかげさまで、人の嫌な事は率先してやる経験をたくさん積んできましたし、人の上に立つ難しさやある程度の充実感も経験しました。

私は学校や仕事では班長やリーダーになりやすいので、習い事は完全個人レッスンのみでした。今思えば、ちゃんとバランスとってたのかな。

【芸術センス】敏感で繊細な神経をフル活用して表現

敏感気質でいろんなストレスを溜めこみやすいHSCの気質に一番合っていると私が思うのが芸術系です。

音楽や美術などのアート関連ですね。感じ取るものが多い分、何らかの形で外に発散していかないと、子供の内側にたまっていって癇癪とかになるような気がしているのは私だけかもしれませんが、表現の仕方を見つけたら、だいぶ生きやすくなったりする気がします。

そういう意味で、黙々系でもある芸術系の習い事はいいと思っています。

次男は図工の時間に木の絵を描いたら、葉の部分が左半分が緑、右半分が黄緑、木も土も、左半分がこげ茶色、右半分が黄土色、で色を塗っていました。

担任の先生やピアティーチャーの先生が、そんな次男の絵をみて、「次男君、大丈夫かしら?ストレスたまっているのかしら?」と心配してくれましたが、私はそんな独特の世界観を作り上げる感覚が面白いと思います。

【細かい作業】手先の器用さを活かした習い事

手先が器用かき用じゃないかは子供によると思いますが、敏感気質だからこそのこだわりのようなものが器用さにつながっている気もします。

手芸関係やブロック・絵や工作などの細かい作業も、なかなかいいのではないかと思っています。

【深い思考を持つ思考力】深く考えすぎて動けなくなる思考のベクトルを変え問題解決に使う

将棋・囲碁・プログラミングなど、目的達成型というか、割と全体を把握して今何をするべきか的な考え方が身に付けば、結構な能力を発揮すると思いますし、気質に合っていると思います。

さらに、できないかもしれない、という不安をぬぐえない現実では実際に移せない行動も、望む結果に向かって逆算思考を身に付けることで、こうすればできるよね、という考え方ができるようになるきっかけにもなりますね。

すぐ飽きるかもしれませんが、飽きたら次の習い事へ移ってもいいかもしれませんね。長くやらなければ見えてこないこと、理解できないことももちろんありますが、逆に言えばどんどんと違う習い事を習得していくことで、点と点がつながりやすくなる可能性も高いと思います。

習い事で得られる効果についてはこちらで詳しく解説していますので合わせて参考にしてみてください。

あくまでも理想と現実は違うことを親が理解しよう

子供が楽しそうに習い事に通っていると思っていても、実際の心のうちはまったく逆かもしれません。

親の願いで習い事に通っている子供であれば、親の期待に応えなければという思いと受け、親のために頑張って習い事をやってしまう可能性があります。

習い事に関しては、親の思いがかなり強いタイプの保護者の方がたくさんいます。親のこうなってほしいという思いはわかりますが、子供の発達や性格や気質・特性などを総合的に考えて判断できるのもまた、親にしかできないこと。

親の期待を叶えようと頑張る子供と、子供の本当の本心に矛盾が生まれると、伸びる才能も伸びなくなるので注意が必要

不安が強いタイプの子であれば、そうやって経験を増やすことは可能ですが、学校でも十分頑張っている子供に、さらに親の期待通り動く子供にしてしまわないよう、気を付けましょう。

やってみたいことには全部チャレンジしてもいいと思う

私の習い事系の内容ではよくおはなししていることですが、入会金が無駄という考えを捨ててしまえば、子供のやってみたいという習い事は全部やらせてみてもいいと思います。

あくまでも考え方としてですけどね。

向かない習い事なのか、練習も努力もしない怠惰なのか、その辺の見極めを先生と親でしっかりやれば、習い事はいろんな体験ができる最高の場所だと思いますよ。

HSCの気質を持つ子供におすすめの習い事96選

バッターボックスで球を打つ子供(野球)

では実際に96個の習い事からHSCの気質というかタイプ別に分けてみました。結局96個全部リストになっていますが、はじめにお話しした通り、やってできないことはないので、96個載せています。

あとは、子供の興味や習い事の目的などから考えて、習い事を絞ってみてくださいね。ADHDタイプの子は↓こちらも参考にしてください。

リーダー・サブリーダーになったら最強だと思うチーム系の習い事 16種類

 習い事の種類個人プレイorチームプレイレッスン形態
1サッカーチームグループ
2ソフトボールチームグループ
3チアリーディングチームグループ
4バスケットチームグループ
5バトントワリングチームグループ
6バレーボールチームグループ
7野球チームグループ
8ラグビーチームグループ
9演劇チームグループ
10ハンドボールチームグループ
11フラダンスチームグループ
12アイスホッケーチームグループ
13歌舞伎チームグループ
14合唱チームグループ
15ミュージカルチームグループ
16和太鼓チームグループ

よく気が付く繊細さを芸術で表現!アーティスト系の習い事35種類

 習い事の種類個人プレイorチームプレイレッスン形態
1バイオリン個人個人・グループ
2ボーカル個人個人・グループ
3サックス個人個人・グループ
4フルート個人個人・グループ
5ギター個人個人・グループ
6チェロ個人個人・グループ
7エレクトーン個人個人・グループ
8ピアノ個人個人
9ドラム個人個人
10オカリナ個人個人・グループ
11クラリネット個人個人・グループ
12個人個人・グループ
13コントラバス個人個人・グループ
14三線個人個人・グループ
15三味線個人個人・グループ
16声楽個人個人・グループ
17その他和楽器個人個人・グループ
18トランペット個人個人・グループ
19二胡個人個人・グループ
20ハープ個人個人・グループ
21ベース個人個人・グループ
22ボイスパーカッション個人個人・グループ
23ホルン・トロンボーン個人個人・グループ
24マリンバ・ビブラフォン個人個人・グループ
25リコーダー個人個人・グループ
26絵画個人グループ
27造形個人グループ
28華道個人グループ
29茶道個人グループ
30ロボット教室個人グループ
31レゴ個人グループ
32料理・お菓子個人グループ
33フラワーアレンジメント個人グループ
34漫画・イラスト個人グループ
35Youtuber個人グループ

ハマればストレス解消にピッタリ!スポーツ系の習い事37種類

 習い事の種類個人プレイorチームプレイレッスン形態
1キッズダンス・ヒップホップ個人グループ
2新体操個人グループ
3水泳個人グループ
4体操個人グループ
5バレエ個人グループ
6ボーイスカウト個人グループ
7レスリング個人グループ
8空手個人個人・グループ
9剣道個人個人・グループ
10柔道個人個人・グループ
11卓球個人個人・グループ
12テニス個人個人・グループ
13バドミントン個人個人・グループ
14陸上個人個人・グループ
15トランポリン個人個人・グループ
16護身術個人個人・グループ
17ボルダリング個人個人・グループ
18アーチェリー個人個人・グループ
19自転車個人個人・グループ
20乗馬個人個人・グループ
21フェンシング個人個人・グループ
22スキー個人個人・グループ
23スケート個人個人・グループ
24スケボー個人個人・グループ
25日本舞踊個人個人・グループ
26ゴルフ個人個人・グループ
27一輪車個人個人・グループ
28弓道個人個人・グループ
29ボクシング個人個人・グループ
30合気道個人個人・グループ
31太極拳個人個人・グループ
32キックボクシング個人個人・グループ
33キッズヨガ個人グループ
34ビームライフル(射撃)個人グループ
35競技かるた個人グループ
36少林寺拳法個人グループ
37スポーツチャンバラ個人グループ

気楽に参加できる気晴らし系の習い事2種類

習い事の種類個人プレイorチームプレイレッスン形態
自然教室個人グループ
リトミック個人グループ

深い思考力を現実に活かす!黙々と集中して自分を高める習い事6種類

 習い事の種類個人プレイorチームプレイレッスン形態
1将棋個人グループ
2囲碁個人グループ
3習字個人グループ
4そろばん個人グループ
5プログラミング個人グループ
6科学個人グループ

振り返り|ストレスをうまく発散してHSCの子供にピッタリの習い事を見つけよう

どうしてもいろいろとストレスがたまりやすいと思いますので、先生の配慮・親のサポートやフォローが必要になるHSCの子供の習い事。

敏感気質は困りごとではなく、才能だと考えれば、結構貴重な存在だと私は思います。発達障害の特性を持つ子供や親も同じですが、結局はマイノリティな存在である以上、一歩社会へ出ればストレスの連続にさらされますね。

でも逆に言えば、うまくその才能を使いこなせるようになることで、その他大勢にはできないものを生み出すことも、作り出すことも、存在になることもできるんじゃないかな、と思いませんか?

ま、理想論ですけどね。現実、そんなにうまくいくとは思えないけど、でも、可能性は大です。ならばやってみる方向に動きたいですね。

親にできることは、子供の環境を整えることだと思います。習い事もその一つだと思って、たくさんサポートして、たくさんフォローしてあげましょう。

くれぐれも過干渉にならないように気を付けて。

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