育てにくい子の癇癪と徹底的に向き合う対処法【実践手順あり】

育てにくい子ども
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こんにちは!次男の癇癪に悩まされていた時期は発狂寸前のメンタルをギリギリ保っていた花緒です。実際は何度もあきらめたのですが、あきあらめきれずに向き合った結果、8歳時点で癇癪は起こさなくなりました。癇癪対処法の1つの例として、参考になったらうれしいです。

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  1. 今日の質問:子供の癇癪に振り回される毎日はもうイヤ!実際に使える対処法を教えてください。
    1. 【花緒流】癇癪対処法を実践する前の注意点~はじめにお読みください~
  2. 育てにくい子の癇癪は自分の思いが伝わらないもどかしさを伝える代替手段
    1. 言葉で伝えたいのに伝わらない=表現力が足りていない【自分が原因】
    2. 相手がわかってくれない理由がわからない 【相手が原因】
    3. 【自分が原因】+【相手が原因】=全然わからない→癇癪スイッチ発動!
  3. 育てにくい子に正面から向き合う!癇癪の原因を徹底調査
    1. 言葉で表現できる=知識としての言葉の数+表現方法の例+実際に使った経験数
    2. 相手にも同じ理解を求める完璧主義の可能性あり
    3. 頭の回転の速度+話す・書くなど伝える手段の発達レベルのアンバランスがある可能性
  4. 育てにくい子の癇癪を減らす実践法【科学的根拠なし】
    1. 癇癪を喜んで全肯定する→自己肯定感を小さくプラス
    2. 癇癪の原因を瞬時に察知!子供が言えずにいることを高速で予測する
    3. 子供が言いたいことを大人が通訳!親にしかできない表現で子供にわかるように言い換える
    4. 親が疲れたなと思ったら終了予告をして退散(またはその場で親の時間を過ごす)
  5. 【必修科目】癇癪を育てにくい子が受け入れるためのフィードバック
    1. 癇癪(泣き叫んだり暴れたりしたこと)の記憶を確認
    2. 癇癪を起してみた (起きてしまった) 感想
    3. 癇癪をまた起こしてみたいか (起きてしまってもいいか) の問いかけ
    4. 原因と解決法を提示
    5. 繰り返す→癇癪の予兆を感じたら「STOP!!」→このままだと癇癪がおきそうですが、気持ちの切り替えできますか?
    6. 癇癪対応のために読んだ本5冊
  6. 振り返り

今日の質問:子供の癇癪に振り回される毎日はもうイヤ!実際に使える対処法を教えてください。

落ち込む女の子

子供が癇癪を起すと、自分の家事もやりたかった事も全ストップしてしまいますよね。出かけ先での癇癪はもっと大変。

癇癪自体、これをやったら止まるという対処は1つもないと思います。だって何かあったら、すでにそんな情報を検索してやってますよね。私たち。

「1発解決!子供の癇癪を止める魔法の神対応はこれだ!」みたいなタイトルの記事があるはず。でもなかったですよね・・・。なかったからもうグッタリなわけで。

さらに悲報ですが、私の方法がうまくいくとは限らないです。なんとなくお察しいただいているとは思いますが、おそらく今までもいろんな方法を試したと思うんですよね。でもうまくいかなかった。

もしかしたら花緒流だってうまくいかないかもしれない。でもやっぱりあきらめられないという方のために、花緒流の癇癪対処法をご紹介します。

【花緒流】癇癪対処法を実践する前の注意点~はじめにお読みください~

早速対処法について、順にお話をしていきますが、その前に以下ご確認いただき、心の準備をしてください。過去の方法と区別するためにも、一度深呼吸をして気持ちを切り替えましょう。

  1. 科学的根拠はありません
  2. あくまでも私が実践した方法であることをご了承の上、実践ください
  3. 「徹底的に向き合う対処法」なので根本から考えます→根こそぎ除去のイメージ
  4. 道のりは長いです→すぐに結果ができること望まない→過程から見えてくることが大事
  5. 怒らない→癇癪と同じで怒っても問題は解決しません
  6. 子供の癇癪を1回でも少なくすることがゴールです→1回ずつ減っていけば、最後は0になります
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育てにくい子の癇癪は自分の思いが伝わらないもどかしさを伝える代替手段

落ち込んでいる子供

子供の癇癪にイライラしてしまう気持ちはわかります。ストレスがどんどんたまっていくので、親であっても、何がなんだかよくわからなくなってしまいますよね。

一度、子供の癇癪について、整理してみましょう。

言葉で伝えたいのに伝わらない=表現力が足りていない【自分が原因】

大人であっても、自分の伝えたいことを自分以外の誰かに伝えることは難しいと感じませんか?

育った背景や知識の差、常識の考え方や固定観念の違い、こちらが思った通りのことが伝わるとうれしいし、伝わらないと残念な気持ちになってしまう。これは大人も同じでしょう。

そこを踏まえた上で、伝わらなかった場合の大人と子供の違いを考えてみましょう。

  • 大人→別の表現で伝える努力をする・あきらめる・別の機会にする
  • 子供→同じ表現を繰り返す

子供なので、発達や成長によって使える言葉の数も表現も限られていますし、生まれて数年で経験も少ない。

だから、言葉で伝えたいのに伝わらない、これが正常の状態ですよね。あとはどれだけ伝えたいのか。そこには子供個人の気質や特質、性格が大きく関係してきそうですね。

相手がわかってくれない理由がわからない 【相手が原因】

子供なので、って全部「子供のなので」になってしまいますが、共通認識として確認です。

子供なので、自分が発信した言葉や会話が相手に伝わらない理由は、わからないと思います。まだ、自分の考えている世界と目に映っている親や先生などしかないでしょうし、人それぞれ考え方が違うということはこれからわかっていくこと。

当然のように、親がわかってくれるものだと思っているのに、うまく伝わらないもどかしさは、年齢とともに多くなってくるんじゃないかな。

乳児に比べて、視界も感覚も刺激も増えているんだし、生活だって大きく変わっていると思うし。でもまだ理解できない他人の世界。そもそも論でたぶん自分の世界しか生きていない、今しか興味がない子供なので、自分以外の人間の世界は理解できなくても仕方がないかなと思います。

【自分が原因】+【相手が原因】=全然わからない→癇癪スイッチ発動!

伝わらないと残念と表現しましたが、残念レベルにも差があります。

うまく伝わらなくても、子供が伝えることをあきらめてしまえば、泣かないし癇癪もおこさないでしょうね。問題はあきらめきれない残念レベルになったとき。

・繰り返す・・・「ママ、買って」
・拒否・・・ダメという親を拒否「イヤーー!!買ってーーー!!」
・ぐずる・・・半べそ+「イヤだ!!」
・泣く・・・それでも伝わらない、でも伝えたいと泣く
・癇癪・・・さらに自分の伝えたい思いが止められなくなリギャン泣き
 

癇癪までいくと、もはや自分でコントロールすることも難しいように見えました。次男が癇癪をおこしたときも、なんでそこまで泣いたのかは「あまり覚えていない」って話していたし。

子供なので、成長や発達によって、言葉の数や経験が違うので癇癪の境界線を越える度合いも変わってきます。

乳児はあっという間に癇癪泣きまでたどり着きますが、幼児→小学生と成長していくとともに癇癪になる確率は減っていく。

伝わる=不快指数相殺→リセット
伝わらない①=1回で残念レベル0→癇癪
伝わらない②=日々積もる残念レベル→指数が超えたら癇癪

癇癪にいく前までに伝われば、不快指数は相殺され、リセットされるのですが、伝わらないと一気に癇癪にいくパターン、徐々に不快指数がたまっていって癇癪にいくパターンがある気がします。

なんか図があると難しそうに見えるけど、要するに、自分の要求が通ったか通らなかったか、そのレベルの違いがあるよ、ということでした。

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育てにくい子に正面から向き合う!癇癪の原因を徹底調査

徹底調査

同じ子供なのに、癇癪をおこす子とおこさない子がいるのは、一体何が違うのでしょうか?

言葉で表現できる=知識としての言葉の数+表現方法の例+実際に使った経験数

この図にある、繰り返すという部分を見てみます。同じ言葉の表現をひたすら繰り返す。

「ママ買って、ママ買って」

この表現は年齢が低い程ワンパターンで、大きくなる程、アレンジされ追加情報が加わった表現になるのはわかりますよね。

ここで、2回くらい同じ表現を使っても伝わらなければ、違う表現を使えばいいのですが、育てにくい子はここが納得いかない気がしています。

相手にも同じ理解を求める完璧主義の可能性あり

私の憶測でしかないのですが、もしかしたら相手も自分の思っていることをわかってくれるだろうと思いこみ、同じ理解を求めようとする類の完璧主義者かもしれません。

  • 1回でできないと癇癪をおこす
  • 「えっと・・、あれだよあれ」と表現しておきながら、察してくれない相手が悪い
  • 失敗してしまう自分が許せない

え?子供なのに?と思うような深い考えを持っている子供もいます。HSCの子供は特に深く考えています。もしうまく表現できていたら、大人顔負けの発想と深い思考でみんなびっくりするかもしれない。

例えば「1回でできないから癇癪をおこす」→誰でも最初からできるわけないんだから。と大人が言ってしまいがちですが、

  • ちゃんと完成形や理想形の予想ができているということ
  • 予想と現実が違うという認識があるということ
  • できる思いを叶えたいという強い思いがあるということ

解釈の仕方によっては、「わがまま」では片付けられない才能を感じませんか?乳幼児期であれば全く気付かないことですが、成長とともに「??」「うちの子、もしかして天才なの?」と思う場面に遭遇しないとも限らないのです。

ただし、完璧主義であるがために、子供ながらに自分にストレスを感じてしまう可能性もあると思っています。

頭の回転の速度+話す・書くなど伝える手段の発達レベルのアンバランスがある可能性

解釈の仕方によっては、「わがまま」では片付けられない才能 。

育てにくい子は、往々にして頭の回転が尋常じゃなく速い気がします。逆に見た目ではおっとりゆったりしていても、頭の回転速度は速いかもしれない。

でも話すことも書く事も、まだ発達レベルのことしかできない。そのアンバランスがもどかしすぎて癇癪になっているかもしれません。

もちろん、逆の場合もあるでしょう。どちらにしてもアンバランスでうまく処理できていない何かは、大人でもたぶん気持ちのいいものではないと思います。

要するに発達障害やである可能性、またはHSCなどの過敏な気質を指しているのですが、これは発達検査を受けたり、HSCチェックリストをみればわかること。受けたからといって、子供のその後の未来に影響を与えるわけではありませんよね。

よく発達障害児は「発達が遅れている」と表現されますが、私はむしろ逆かなと思っています。頭の回転が速すぎて成長スピードを越えてしまっている部分もあるのではないかなと思っています。

逆に、社会性やコミュニケーション的な部分では、うーん、やっぱり発達が遅れているのかなと思うところもありますが、バランスよく理解ができないアンバランスと、バランス良く表現できないアンバランス故にそう見えてしまうのかなとも思います。

これも長男が大きくなってきて感じることであり、一概には言える話ではないのですが。

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育てにくい子の癇癪を減らす実践法【科学的根拠なし】

考える女性
  1. 実際に表現できるレベルの違い
  2. 完璧主義+伝えたい思いの強さ
  3. 頭の回転とアウトプットのアンバランス

この辺りが関係して癇癪になるのかな、と考えました。超素人レベルで申し訳ないのですが、私の頭で考えられることは今のところここまで。

ですので、ここまでで考えて実践した方法をご紹介します。

たまたま次男にフィットして、癇癪が減ったのかもしれませんが、今、癇癪に困っているあなたの参考になることが1つでもあるかもしれないですしね。

そこには、次男の成長と発達も後押ししていることを忘れないで考えなくてはいけません。

もし次男が1歳だったら、2歳だったら、乳児期と幼児期では実践した結果も変わってくると思います。もし、参考にする場合は、スタートする年齢も加味した上で、参考にしてくださいね。

参考までに、私が今回の対処のために参考にした本は次の5つあたり。本を読みこんで理解した上で、次男用にカスタマイズして花緒流に変換。そんな感じ。

  • 発達障害のパニック対応を中心とした発達障害の対応法全般
  • SST(ソーシャルスキルトレーニング)
  • 認知行動療法
  • アンガーマネジメント
  • アドラー心理学

長男の発達障害育児で、1~3まではすでに知識として知っていたので、次男用には4・5の2つを追加した形で勉強しています。

特にHSC傾向が強いな、と感じているなら、アドラー心理学はとても参考になると思いますよ。実践法の後に参考にした本も一緒に紹介しておきますね。

癇癪を喜んで全肯定する→自己肯定感を小さくプラス

<実践1>
癇癪真っ最中でも「伝えようとしてくれてありがとね」「教えてくれたから助かるよ」と口に出して子供に伝えて頭をなでる

【ポイント】
何も考えずに対応をする(感情を通さない)

つまり、癇癪になっちゃいました→また??今度は何?と考えてしまうと前回のイライラも思い出して、現状を過去のイライラを応援してしまいます。

なので、癇癪になっちゃいました→条件反射的に「教えてくれてありがとう」と頭をなでる→次の対応に移る

ここに感情は不要です。子供がどんなに泣き叫んでも「それで良い。あなたは間違っていない。そこまでして教えてくれて良かった」と受け入れる。ここがスタート0地点。

有り得ない!と思うかもしれませんが、癇癪を起したくなるまで伝えたい何かを、こだわりが強いとかわがままとか、大人の対応が大変という理由でつぶすのはもったいない。

というのは屁理屈ですが。いや、たぶん本当につぶしてはいけない才能であることは、きっと間違いない気がします。

でもね、現実問題として、まずは子供の全てを肯定するところから始めようということです。基本に立ち返ったの。

  • 親の思い→癇癪をやめてほしい
  • 子供の思い→癇癪をおこしても伝えたい

このズレをなくすには、親が怒って怒鳴って恐怖で子供の感情をあきらめさせるのではなく、親が受け入れて癇癪とは別の表現で伝える方法を教えていく必要があのではないか、と思ったわけです。

おもちゃを貸してほしかったら、「貸して」って言うよ。貸してもらったら「ありがとう」というよ。みたいな。

  • 叩いたり、無理やり取ったりすれば→問題行動
  • 貸してと言えば→良い行動

問題行動は怒ってもなくならないと思います。問題を上から叩きつぶすだけのような気がしませんか?

何で叩くのか、何で無理やり取るのか。
  • 自分のもの、相手のものの境界線がない
  • 所有権を知らない
  • 言葉を使って相手に伝えばもめごとにならないということを知らない
  • その理解まで脳が発達していない

こう考えれば、次のステップは怒ることではなく「教えること」「発達を待つこと」

言葉を教えることは、例え子供が何もしゃべらなくても、伝え続け、問いかけ続けることで覚えていくのではないかと思います。

もちろん、伝え続けても覚えられない子供も出てきますが、それはまた違う脳の発達の問題ですよね。そしたらその後は発達検査なりで脳のどの部分が弱くてどの部分が強いのか、何をどこまでわかっているのかを検査してはっきりさせればいいという対応策が見えますよね。

これと同じで、癇癪にイライラしても(散々イライラした)、怒っても(散々怒りまくった)、癇癪は減らない。本質をまずはみつけないと、と思ったのです。

癇癪を起す子供を否定すると、癇癪をおこす度に、親に否定される自分を子供が経験として積んでいきます。文章で表現すると結構コワイな。

でもそういうことだよね。

だから、癇癪を起そうが何しようがどうなろうが、親は子供の見方であり、癇癪に困る子供を助けていきたい姿勢を見せること。

まずは土台を作ってからではないと、その上で何をしてもいつか土台作りからやり直すことになるんじゃないかな。

わかったようなこと言ってるけど私、散々怒っちゃったんだ・・・

癇癪の原因を瞬時に察知!子供が言えずにいることを高速で予測する

<実践2>

癇癪の原因になったもの、人、事を瞬時に察知する

【ポイント】
理由がわからなければ、わからないでOK

原因が見当たらない場合は、

  1. 周りにある物を見る→物から状況を推測(ぶつかった、あたった、痛かった)
  2. さっきまで接していた人を見る→人に様子を聞く、様子から推測
  3. 本人の問題を推測→失敗した、うまくいかない、納得がいかないなどの感情面
  4. 過去の癇癪から推測→同じ状況になっていないか、

うまく話せない年齢の場合は推測に推測を重ねるしかなく、結局推測してもわからないことがほとんど。

それは仕方がないんじゃないかな。私たちだってエスパーじゃないんだし。

今はわからない→次回もわからない→少しわかるかもしれない→わかってきた

回数が重なればわかってくること、見えてくることはあるはず。

また???わけわからない!!って思う気持ちはわかりますが、私たちは大人なので言葉を使って冷静に状況を分析しましょう。

普通そこまでやらないよ、って思うことをやらないと、普通じゃない育児はやってられません。ちなみに私たちのように育てにくい子を育てている親は、先人のいない新パターンを体験中

子供のパターンの第一人者なので、記録を残していくことがベスト。記録からわかることをどんどん検証してみましょう。

表現がとても良くないことを承知の上でお話しすれば、私は自分でファーブルになろうと思っているよ。よく子供を見て観察してみるってこと。そこからわかることはたくさんあったし、推測のヒントになることが多かったです。

ということで、推測しましょう。わからなければ今回はわからないでOK。次に進みます。

子供が言いたいことを大人が通訳!親にしかできない表現で子供にわかるように言い換える

<実践3>
推測した状況からわかることを子供にわかるようにフィードバックする

【ポイント】
短く伝える→感情をフィードバック→ストップウォッチで計測→おさまるまで慰める

【例】

  • お菓子、買ってほしかったんだね→残念だったね
  • おもちゃ、貸してほしかったんだね→悲しかったね
  • ブランコ、乗りたかったんだね→辛かったね
  • うまく、いかなかったんだね→頑張ったんだね

ブランコ乗れなくて辛いのは違うかもしれないけど、そんな感じ。

そして、時計を見る。おさまるまで何分かかるかスマホのストップウォッチで測りましょう。次回癇癪を起した時に、親がどれだけ付き合うべきかの判断材料にします。

感情を代わりに親が表現してフィードバックした後は、癇癪がおさまるのを待ちましょう。

  • そうかそうか辛かったね。残念だったね。買ってほしかったね。ホント残念だったね。
  • たまに時計を見る→また慰める→くりかえし

慰められるのがイヤな子であれば(小学校高学年とか)、その場から離れてもいいし、声を掛けずにそばに座っているだけでもいいと思います。これは癇癪がおさまって話せるレベルになった時の振り返りで、子供に聞いておくといいですよ。 また後でお話ししますね 。

親が疲れたなと思ったら終了予告をして退散(またはその場で親の時間を過ごす)

<実践4>

対応に疲れてきたと感じたら終了宣言をする。
「ママが付き合うのはここで終わりにするね、落ち着いたら教えてね」
そして退散する

【ポイント】
退散できない場合(年齢や発達などで)は側にいながら自分の時間を過ごす

私は5分くらい慰めてみたら、「落ち着いたら教えてね」と言って、家事をやっていました。それでも次男が手を引っ張ったりするような時は、本を持ってきて次男の隣で読んでました。

泣き声がストレスになるような時は、ヘッドホンでハードロックを聞きながら本を読んでいました。

一生懸命なぐさめましたが、そんなに急におさまったら苦労していないわけで。でも親だって疲れちゃうのですよ。よくわからないこと(言っちゃった・・)でずっと泣かれてるとね。

親だからっていつでもどんなときも子供の全部を受け入れ続けられるわけではない。みんな適度にスルーしたり誰かに変わってもらったりしながら、子育てをしているのですよ。

世間一般の方々に何と言われようと、癇癪で困る育児をいていない人たちに、この大変さはわからない。夜泣きとはまた違う癇癪のストレスは、やっぱり当時者じゃないとわからないです。

要するに、誰になんて言われたっていいから、適度なところで休憩しようってことです。親だから、子供の癇癪にずっと付き合い続けて親のメンタルが落ちたら意味がない。

適度に付き合い、適度に分析し、適度に状況判断をして自分のメンタルを守り、休憩しながら癇癪と向き合うということです。

それに親のメンタルを守るというのは、結局は子供のメンタルをも守るということ。親のメンタル低下は敏感気質の子供にバレバレです。

「いつまで泣いてるのよ!いい加減にしてよね!」と思いながら「辛かったね」と言ってみたところで、HSC気質を持つ子供にはバレてます。

小さな嘘のかけらがたくさん集まると大きな「信じられない大人像」を作ってしまうので、適度にやめてしまいましょう。今、親がやれることはやったよね。それで十分だと思います。

親が頑張って対応した(○分くらいなぐさめた)→癇癪はおさまらなかった

という結果を残し、次の癇癪時にまた対応しましょう。ちなみにおさまった時間だけは今後の参考に記録した方がいいと思います。

外出中の癇癪対応は

屋内・・・癇癪レベルに到達した時点で外に出ましょう。注文していた料理があっても、長引きそうなら今回はあきらめる。会計をして外へ出る。

そして対応をやってみましょう。癇癪のせいでお店にいられなかったことで子供を責めたりしないでくださいね。そして、屋内に出かけたことを親の判断ミスだと責めることもやめましょう。

癇癪とお出かけは関連性なし。関係ありません。何でも関連付けて考えてしまうクセがつくと、問題が複雑化してしまいます。

できるだけシンプルに考えて、癇癪がおきたら、癇癪のことだけを考えて対応する。そのために外出中でも家に帰るなら、その方法がベストだとなんだと思います。

屋外・・・場所によっては迷惑に感じられるところもあるでしょう。公園や広場のようなところに移れるなら移りましょう。移れないなら帰る。これが一番です。

子供と自分を責めない話は先ほど同じ。大事なことなので忘れないでくださいね。普段から、ここなら癇癪がおきても大丈夫だな、という場所を確保しておくといいですよ。

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【必修科目】癇癪を育てにくい子が受け入れるためのフィードバック

フィードバック

今回のお話しで1番重要な項目です。子供が自分の癇癪を受け入れ、癇癪という方法ではなく、別の方法を見つけてアウトプットしていく練習をしていきます。

ここで絶対にやらないでいただきたい注意点が1つ。

何を聞いても絶対に親の思いや感情は話さないこと。 
答えていい言葉は「そっか」のみです。

「それはあなたのせいじゃない」「自業自得よ」「こうすればよかったのに」という類のことは一切言わない。これを忘れずに進めていきましょう。

癇癪(泣き叫んだり暴れたりしたこと)の記憶を確認

<必修1>記憶を確認
癇癪を起した記憶があるかを確認する

ある程度落ち着いたら、癇癪をおこした時の話を聞いてみましょう。まずは記憶があるかどうかを確認します。最初はあまりしつこく聞いても答えないかもしれないので、記憶があるかないかだけでOK。

癇癪を起してみた (起きてしまった) 感想

<必修2>自覚があるか感想で確認
癇癪を起してしまってどんな気持ちになったのか感想を聞く

次に癇癪になってしまってどんな気持ちだったのかを聞いてみましょう。泣き叫んでいるとき、どんな気持ちだった?

大抵は「よくわからない」と答えると思いますがわからなくても大丈夫。初めから答えが見つかるとは思っていません。

徐々に回数を重ねていくごとに、複雑だった気持ちの糸が、1つずつほぐれてくると思います。

どんな気持ちでもいい。どんなにネガティブな気持ちでもいい。気持ちを聞いたら「そっか」と答えればOKです。

癇癪をまた起こしてみたいか (起きてしまってもいいか) の問いかけ

<必修3>やめた方がいい行動だと認識しているか確認
また癇癪になってしまってもいいかどうかを問いかける

次にまた癇癪を起してまで訴えたいかどうかを確認してみましょう。本当は癇癪で一番辛いのは本人だと思うのです。だからできれば癇癪は避けたいというのが本心だと思う。たぶん。

原因と解決法を提示

<必修4>癇癪の原因を認識しているか確認→解決へ向かう
癇癪の原因はどこにあったのか、何が原因なのかをわかっているのか、どうすれば癇癪をおこさずに済むのかを一緒に考える

最後に、何が原因で癇癪になってしまったのか、話せる場合は聞いてみましょう。話せない場合は親が推測するか、今はわからなくても大丈夫。

なんとなくの原因と、次にまた同じような状況になったら、または癇癪になりそうになったらどうしようかと話し合います。またこの時に、次回、癇癪を起してしまったときには、親はどうすればいいのかを確認しておきましょう。

部屋を出てほしい、手を握っていてほしい、そばにいてほしいという要望があれば、次回はその要望に応えてください。うまく話し合えない場合は、親が解決法を提示します。

例えば、

  • 「買ってちょうだい、と言ってみようか」
  • 「貸して、と言ってみようか」
  • 「ブランコに乗るのは時間を決めようか」

など。こうしてくれたら良かったのに、ということを提示すればいいと思います。

これはダメだよ、という話し方ではなく、こうしたら出来るよというポジティブシンキングで話しましょう。

癇癪はネガティブ要素なので、ネガティブ要素を重ねると上にあがってこれなくなっちゃうからね。マイナスにプラスを足していって、0地点より上に出ていけるように少しずつ経験を積みましょう。

次回の癇癪の時にはおそらくこのフィードバックは忘れているか思い出せないと思います。

でも回数を重ねることに、必ず癇癪とフィードバックが関連付いて、癇癪中に思い出すことが出てくるかもしれない。そうなったら先が見えてきますよ。

繰り返す→癇癪の予兆を感じたら「STOP!!」→このままだと癇癪がおきそうですが、気持ちの切り替えできますか?

<必修5>癇癪の前に止める
癇癪がおきる度に、親の対応→子供へのフィードバックを繰り返す
癇癪の予兆の前に声掛けをして事前に癇癪を防ぐ
 

始めはうまくいきませんが、癇癪を起してしまうとコミュニケーションが取れなくなってしまうので、できれば癇癪の予兆があるときに一旦声を掛けます。

このままだと癇癪になりそうだよ、フィードバックの時にこうしてみようって話したこと覚えてる?というように、癇癪とフィードバックの関連を付けて、正しい行動に結びつけていきます。

毎回うまくいかなくてもいいんです。10回の癇癪のうち、1回でもフィードバック対応ができればいい。その半分の0.5回分でもいい。思いだすだけでもいい。

私なんて声掛けたのに、追いつめてしまって結局癇癪突入したことあるし。
簡単じゃないけど、確実に減っていく方向へは向かえると思う。

その小さな積み重ねは必ず成果を生むと思っています。また、今は行動につながらなくても、知識として記憶に残ります。目に見える結果だけが成果ではないので、焦らずに向き合っていきましょう。

親のメンタル維持に要注意

最後に、子供の癇癪対応で一番心配なのは、親のメンタル維持です。慣れたくないけど慣れてくれば、癇癪だけではなく、急なパニックにも対応できるようになりますし、対処をしていく、ということがわかってきます。

そこにたどり着くまでの間、意識的に冷静を保つための意識をどう持ち続けるのか。

よく子供に怒鳴ってしまった後に後悔して反省するパターンがありますが、後悔して反省してもまた怒鳴ったら同じこと。

育てにくい子の子育ては、要領よく立ち回らないと自分が崩れてしまうので気を付けた方がいい。本当に意識してメンタルを崩さないようにした方がいいです。

そうじゃないと家族総崩れになってしまう危険性があります。

だから癇癪対応を1回やったらアロママッサージをするとか、特別にとっておいた入浴剤でお風呂に入るとか、自分の都合だけで自分に出来る何かを用意しておくといいと思います。

癇癪対応のために読んだ本5冊

参考までに私が読んで勉強した本を紹介します。

ADHDの人のためのアンガーマネジメント/高山 恵子

実はこの本、子供向けというか本人が読んで本人が本と一緒に対応していく本です。だからわかりやすいし、考え方が子供に入りやすい。という意味で参考にしました。

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え/ 岸見一郎

アドラー心理学の本ってものすごくたくさんあって、漫画も読んだのですが、一番最初に読んだ本が嫌われる勇気でした。癇癪に直接つながる要素はないようだけど、関係している気がするのです。

HSCで困っている人には、アドラー心理学の本はおすすめしています。どの本でもいいから、考え方を知っておくと、だいぶラクになると思う。どちらかというと親が読んで知っておくといいと思う内容かな。

マンガでやさしくわかる 認知行動療法/ 玉井 仁

漫画がやっぱりわかりやすいなと思います。大人の女性が主人公の漫画だけど、考え方は参考にできると思います。自分の子供用に応用する必要はあるけど、わかりやすいから難しく考えなくていいと思う。

教室・家庭でいますぐ使えるSST 楽しく学べる特別支援教育実践101/ 安住ゆう子

SSTの本はたくさん読んだし、ワークブックも何冊かやっているので、この1冊を癇癪の参考にしたわけではないのですが、SSTは健常者でもやった方がいいのでは?と思う内容なので、参考にしてみてください。

大人でも一瞬判断に迷う質問に、深く考えされられることもあると思いますよ。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術/ 借金玉

この本に癇癪の対応法が載っているわけではなく、作者が癇癪を起した話でもありません。発達障害の人の考え方、感じ方、物の見方、思考回路。この辺の事は当事者が書いた本を読むととてもわかりやすいのです。

そして、目からウロコの対策も結構載ってる。苦労したんだな、って思うこともあるけれど、特に気にしていないところもあって、そっかって思える本。

中でも「机の上を5秒で片付ける儀式」には感服しました。そんな方法があったのかと。ぜひぜひP85,86を読んでみてください。

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振り返り

振り返り

次男の激しく理由のわからない癇癪に悩まされたピーク時期は過ぎたと思っていますが、今でも瞬時にカッとなって癇癪までたどりつきそうになっていることがあります。

徐々に言葉で説明できるようになりつつも、まだ一方通行のコミュニケーションを押し通そうとするところもあり、気質の関係、認知の関係、家族の関係など、1つのことを理由に子育て対応はできないなと感じました。

正直、次男が生まれてからの環境と、関わった体験全部が次男を作っている。当然のことなのですが、子育て中はなぜか目の前のことしか見えなくなるんですね。

だからこそ、私は記録をとっていくことで、客観性をつけてきました。数字に残して目で見ることで、その違いは明らかになってきます。何の成果も出ていないと思っていても、数字では成果が見えてくる。これが子育て対応のモチベーションになりました。

ちなみに私がメンタルを崩さないために自分だけに用意しているものは、私は缶酎ハイとミックスナッツ、安めの赤ワインとチーズのセット。あとは1袋ずつのいろんなタイプの入浴剤。

慰め終了報告の後、次男がまだ癇癪で泣いている隣に座って、撮りためていたドラマを見ながら酎ハイを飲み始めるのです。

すると次男も自分が何でこんなに泣いていたのか忘れてしまうらしく、いつのまにか一緒にドラマを観てつまみを食べている始末。 そんな風に割り切りながら、でも癇癪とも向き合っていきましょうね。

コメント

  1. みどり より:

    花緒さん、以前アプリ経由で相談させていただいた者です。子供がHSCではないかと思ってます。
    この記事とても参考になりそうなので、Twitterでシェアさせてもらいました!

    1つ1つの手法をやり続けるのが大変そう…と思ってしまいますが(^_^;)
    癇癪を静めるには確かにこんな地道なやり方しかないのかなとも思い、共感してます。

    メモとるのは親の冷静さを保つためにも必要だなと思いました。
    いつも疲れて果ててメモする気力がないのですが(笑)
    来年小学校なのでまた荒れるだろうからその為に、
    また学校の先生に伝える時に過去データ引っ張り出せるように、
    メモやってみます!

    • 花緒(kao) 花緒(kao) より:

      コメントありがとうございます。
      超地道な方法ですが、データを集めている時って不思議とイライラしないんですよね。
      私だけかもしれませんが。

      小学校に入って環境が変わると、慣れるまでいろいろとあると思いますが、
      日常の記録がきっと役にたつと思いますよ!

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