【6点→52点】効果があった漢字が書けない学習障害の漢字の覚え方

学習障害

こんにちは!漢字が書けない学習障害の長男のおかげで、「字を書く」ということについていろいろ考えられた花緒です。よくわからないけど人間ってすごい仕組みなんだなーって思います。

以前、漢字が書けないってどういうこと?という記事で、あきらめずに試してみたいこととして、フラッシュカードをやってみようと思っているというお話しをしました。

フラッシュカードはあまりうまくいかなかったのですが、このフラッシュカードを使って違う方法を試してみたところ、毎回一桁台だった漢字テストが、なんと50点を超えることに!!

母子ともにビックリ。

完全にあきらめていたのでね・・

というわけで、今回は漢字が苦手、書けない、覚えられないという子供の勉強方法の1つとして、長男が試してみた漢字の覚え方を紹介します。参考になればうれしいです。

漢字が書けない学習障害の長男が試した漢字の覚え方とやり方

アルファベットの積木

こちらの記事の続きになります。

学習障害の子供にしかわからない気持ちをサポートするために、考えた最終手段。学習障害の長男が実際に試した漢字の覚え方とやり方です。

用意するもの・・・紙と鉛筆(あれば過去のドリルや教科書などの漢字一覧表)

ドリルや漢字一覧表は、似ている漢字を探したり、細かいところを目で確認するために使いますが、なくても構いません。

また、1年生で覚えている漢字がないとか、過去のものも1つも覚えられないという場合は、漢数字や形、アルファベット、縦、横などの棒などを参考にして始めてみましょう。

覚え方~似ている漢字を思い出せ!~

過去に覚えた漢字、すでに知っている文字や形を元に、新しく覚えたい漢字との共通点を探し、違うところだけを覚えます。

例:6年生で習う「源」

すでに習っている「」に「さんずい」が付いているだけ。

原は覚えている漢字なので、水をイメージする「さんずい」を付けることで、どこかから流れてくるイメージを持ち、「源」の場合でいると、その水をたどる源(起源)になる。

というような覚え方です。

「源」は、私が考えたのでスムーズな流れができましたが、長男の思いつきだけでそんなにうまくはいきませんでした。

「源」のようにきれいにおさまる必要は全くないので、好きな用に理屈をつけて覚えましょう。

覚える時のポイント

子供が自分で思いつくことがポイントです。

  • 覚えたい漢字と似ている漢字を探す
  • 似ている漢字と覚えたい漢字のどこが違うのかを探す
  • 覚える理屈をつける

今の子供の中にある知識や経験内で覚えないと、新たに覚えることが増えるので大変になってしまうと思います。

こうすることで、漢字全部だと13画覚えなければいけないところ、3画プラスするというイメージだけを覚えることになるので、圧倒的に覚える工数が減り、ラクになります。

覚えているかを毎日チェック~覚えた理屈を思い出せ!~

とにかく毎日漢字を書きます。漢字練習の数や回数が多くなるとイヤになってしまうので、始めは1字でいいんじゃないかな。

覚え方のコツさえつかめば、数はいくらでも増やせるし、回数を書く必要はなくなります。いろんな意味で一石二鳥!

1日1回覚えた字を紙に書く

書く時間は、子供の特性に合わせましょう。

時間を決めた方がよさそうなら決めてもいいし、いつでもいい方が合っているならそれでもOK。

ただし、1日に1回は絶対に書きましょう。1回で正解しなくても大丈夫。もう1度覚えた理屈を思い出して書きなおしましょう。または、さらに覚えやすい理屈に変えてもOK。

最後は必ず、正しい漢字になるようにしてくださいね。

もし、何回も間違えてしまうようなら、その漢字は一時保留。覚えられる漢字と入れ替えて、「できる」という感覚にします。

1つの漢字にこだわらずに、サクサク進んでください。

書くということが子供の生活に絶対に必要だと脳に勘違いをさせましょう。

1週間毎日間違わずに書けたら合格

間違わずに書けるようになったら、合格です。次の漢字に移りましょう。

長男は5文字くらいずつ覚えていましたが、子供の希望に合わせて進めてください。無理強いはせず、1週間1文字で全然OK。

スモールステップであるほど、成功率は高くなると思います。逆に成功していかないようであれば、別の要因を考えた方がいいので、この覚え方は一旦ストップです

たまに前の字もテストしてみる

合格2週間後くらいに、ふと以前にやった漢字のテストをしてみるといいと思います。

このやり方で漢字学習をする前と比べて、思い出せるようになっていれば、効果があると考えましょう。

逆に、全く覚えられなくて1週間しか続かない場合は、やはり別の要因を考えた方がよさそうです。

試す前と試した後の違い

2学期の始めからこの方法で練習し、10月半ばのテストでは52点でした。学習期間は約1か月半で、現在進行中です。

試す前~1学期の漢字50問テスト~

書いていない字が多い上に、思い出そうとしている様子が欄外から見受けられます。

試した後~2学期の漢字50問テスト~

空欄が減ったことと、欄外に書かれているメモがなくなりました。

違い

同じ読みだけど違う漢字や、気持ちは合っているけど違う漢字はまだありますが、学習後のテストでは、圧倒的に減りました。

担任の先生の話だと、教科のノートも、以前はひらがなが多かったのですが、2学期は漢字を使うことが多くなり、間違いがかなりなくなったと驚いていました。

振り返り|書けないなら、間違い探し感覚で漢字の学習をやってみる

勉強する子供

長男は、字や図などの認識はできるけど、思い出せないタイプの学習障害です。さらには指の不器用さなども関係しています。

学習障害のタイプがいろいろとあると思いますので、お子さんが何につまづいて漢字が書けなくなっているのかを親がよく把握してみるといいと思います。

この神経に電流が流れていないんだな、というような感覚がわかればいいのですが、結構大変な作業になりますし、何よりも子供の協力が必要です。

でも、これは私がいろいろ試してみて思ったことですが、確かに、神経がうまくつながっていないことがあるかもしれないし、日常的に使ったり、訓練することでつながる神経もあると思います。

そしてその逆もしかり。

ですので、試してみて、うまくいかなそうであれば、どんどん違う方法を試してみるといいと思います。

ちまたに出ている方法でうまくいかなければ、お子さんと相談してみたり、お子さんをよく観察してみたり、自分はどうやって漢字を覚えたり書いたりしているのかを、よくよく考え直してみるのです。

面倒だし、手間と時間がかかりますが、学校や医療機関はそこまで1人の子供に時間をかけることができないっぽい。

それが親ならできるかな、ということで私はやってみました。

親の強い思いだけで子供に負担をかけてしまわないように気を付けながら、試行錯誤してみてくださいね!

お子さんに合ったいい方法が見つかりますように!!

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