中学生からピアノを始めるとここが違う!小学生とは違うメリットと効果

ピアノ

中学生からピアノを始めたいと思っている方、中学生の子供にピアノを習いたいと言われて迷っている方、中学生からピアノを始めると実はメリットがあること、小学生とは違う効果があるということをお伝えしていきます。

中学生からピアノを始めるなんて・・・遅いんじゃない?と思ってしまう原因の1つが、固定観念やピアノに対する高いイメージを持っているだけではなく、中学生だからこその効果を知らないからではないか?と考えました。

ピアノ講師は、音楽教室まで問い合わせや体験・見学に来てもらえれば、このような効果や世論からくる勘違いについてのアプローチ法をお伝えすることができますが、ほとんどの方が問い合わせる前にあきらめてしまいます

興味の芽、好奇心の芽は人生のあらゆる角度から考えても1つのチャンスなんです。始める時期が「早い」か「遅い」だけで判断するのではなく、ピアノを始めることについて別の面からも考えてみましょう。

【親の負担はお金だけ】中学生からピアノを始めるメリットとは?

自転車に乗る女性

幼少期から子供がピアノを始める場合、そのほとんどは親が管理し、親が持ち物を準備し、声をかけ、送迎をしますよね。

小学生になって1人で通えるようになってきますが、教材を買いに行ったり、発表会の曲を選んだり、先生とコミュニケーションを取ったりと何かと親の管理が必要です。

しかし、中学生になると親の負担はなんとお金だけになります。習い事にかかる親の時間が大幅になくなります。圧倒的にラク。小学生と中学生の差は親の負担面で考えると結構大きいです。

自分で判断・決断ができること

中学生になれば、すべて1人で判断や決断ができます。ピアノを習うジャンルにしても、通う場所にしても、先生選びや曲選びにしても、親がいちいち干渉する必要がありません。

自分で決められるということは、自己肯定感が上がること。うまくいってもいかなくても、自分で決めたことですから、何よりも子供本人が納得できるのです。

この経験の積み重ねは、何かを成し遂げようとする時に、失敗をさけることができるので、思っているより重要な項目です。

1人で音楽教室まで通えること・教材を買いに行けること

中学生になれば、1人で音楽教室まで通えますね。体験レッスンや発表会についていくくらいで、あとは自分で通えます。

行き方を教えれば公共機関にも乗れますし、交通費の管理も小学生よりはできるでしょう。自転車で楽器屋さんに楽譜を買いに行くにも、親が同行する必要はありません。

夜遅くなる場合、遠くの教室に通う以外は、送迎の負担はゼロです。

時間や道具・物の管理ができること

時間の管理や楽譜などの物の管理、ピアノの清掃なども本来なら1人でできます。親がいつまでも干渉していると、やらなくても困らずにピアノができるので、子供はやらないままです。

中学生を機に、親は時間や物の管理を子供に引き継ぎましょう。ADHDなどで声掛けが必要であれば、スマートフォンやタイマー、忘れないようなガジェット系をうまく使って、自分で管理する訓練をしましょう。

親はいつまでも子供の身の回りのお世話をするわけではありません。

部活の合宿や修学旅行など、親から離れた時に困るのは子供です。親なら訓練する方向に持っていくこと、中学生本人なら、自分でやれる方法を見つけること。

1度でうまくいかなくていいので、自分や子供に合った方法を探しまくることがポイントです。

【子供の将来につながる可能性】中学生からピアノを始める効果

キーボードを弾く女の子

ピアノを始める=ピアニストになる、ではありません。そういうことではなく、「ピアノ」という楽器を勉強し、練習してみることで得られる効果はたくさんあるのです。

もちろん、中学生からピアノを始めるから、効果が少ない、または遅くなるということも考えにくいです。

勉強の効率UP!脳トレ・気分転換になる

中学生になると、定期テストや高校受験がありますよね。または、将来のために資格の勉強をする子供もいるでしょう。

学校でほぼ勉強に時間を費やし、部活や塾に通っていると、息抜きになる時間がなくなる場合があります。

部活は、ピアノと同じで勉強とは違う神経を使いますから脳トレ・気分転換になります。しかし、例えばスポーツなどで強い部活だと練習も大変で厳しかったりしますので、切羽詰まることもあるでしょう。

ピアノを弾くということは、指先からの刺激が常にある状態。指先からの刺激は脳トレになりますので、勉強を始めとする脳の成長の底上げやサポート効果があると考えられます。

参考:【音楽教室】楽しくピアノを弾きながら脳のアンチエイジング!|島村楽器

楽譜を読むことは常に頭で計算をしているのと同じ効果がある

音符や楽譜は、リズムが数字と音符という形で表現されているので、楽譜を読むだけで計算をしていることと同じ効果があります。

4分の4拍子であれば、1小節の中に1拍が4つ、1拍の半分である8分音符が8つ、8分音符の半分である16分音符が16個。

まだありますが、リズムの長さは最低でもこの16個の数をどうつなげていくかでできているので、ずっと計算をしているようなもの。

指先からの刺激だけではなく、本当に脳が使われているのです。

一芸・コミュニケーションのネタになる!趣味・特技ができる

将来、仕事で、友達関係で、いろんな場で、ピアノが弾けると一芸になります。

学校の合唱の伴奏、友人の結婚式での演奏、カラオケ代わりに歌の伴奏、イベントでの演奏。意外と出番は多く、ピアノが弾けると言ってしまうとボランティアのオファーが結構きます。

それだけ自分が必要とされるとうれしくなりますし、人付き合いも広がりますよね。履歴書の特技にも「ピアノ」と書くだけで、ちょっとしたイメージアップにもなりますし、割といいことが多いですよ。

将来の稼ぐ糧になる!音楽関連の仕事で副業できる

これからの時代は本業だけで食べていくのではなく、副業をすることが当たり前になってくるのではないでしょうか。

インターネットがあれば、いつでもどこでも稼ぐ手段があります。また副業であればやってみたいことにチャレンジすることもできますし、少額の収入でも生活費に影響ができることはありません。

お小遣い稼ぎに、自分が役に立つ場所でスキルを発揮できるので、将来、稼いでいくための糧になることは間違いありません。

小学生ではなく、中学生から始めるので、より社会人に近いという意味でも将来の糧により近いかなと思います。

【小学生とは違う】幼少期ではなく中学生からピアノを始めることの違い

DTMをやる人

では、幼少期からピアノを始めるのではなく、中学生からピアノを始めるということは、幼少期時代と一体何が違うのか、その違いを考えてみましょう。

憧れを行動に移す|後悔が1つ減る

幼少期の頃は、大半が親の意向でピアノを習い始めます。なんとなく親にすすめられて、友達がやっていたからやってみた、というなんとなくでピアノを始めるので、嫌になってやめてしまう子供が多いのも現実。

しかし、中学生になってからピアノを始めたいと思うということは、中学生になるまでの間、ピアノをやってきている人をある程度見てきています。

ピアノ教室に通っている友達、ピアノが弾ける友達、ピアノがある家。

そんな様子を見て、興味を持ってやってみたいと思った。ここが重要です。要するに将来の後悔が1つ減るのです。

ピアノが弾けたらかっこいいな、憧れてたんだよな、という大人の方はたくさんいますが、やらなかった。結構長い間、やらなかった後悔を引きずることになります。

経験の差が物を言う|理解の速度が速い

幼少期と中学生の圧倒的な違いは、経験の差からくる理解度の違いです。

先生の言った事、独学で勉強する本からの理解が圧倒的に速く、そして素直に吸収していくので、スキル習得がびっくりするくらい早いです。

まだ自分で働かなくてもいい中学生という今、成長期真っ只中なので、運動神経も脳の理解力も全盛期の今、ピアノを始めるから効率がとても良いのです。

学生だからできる|没頭する時間がある

勉強や部活、塾や他の習い事など、現代の中学生は忙しいのかもしれません。が、学生だからこそ自分に費やせる時間があります。

没頭できる時間がある。

社会人になってしまった大人からすれば、うらやましい限りです。

理解力も行動力もある中学生だからこそ、ピアノを始めたいと思ったらやればいいのです。

【注意】中学生からピアノを始める時に忘れてはいけない両立のはなし

友達同士

ならばいっそ中学生からピアノを始めてみようではないか、と思い立ったものの、気になるのは勉強や部活との両立ですよね。

両立は訓練と考える

両立は訓練です。始めからうまく両立できなくても構わない。そんな簡単にうまくいっていたら、誰も苦労しません。

大人だって両立できていない人はとても多いですよ。

ただ、ピアノを始めたから勉強しなくなった、部活をサボリ始めた、ということにならないように心がけましょう、ということです。

ピアノを始める=中学での勉強や部活などの新しい事への取り組みと同じこと。

ピアノを始める経験は人生の糧になることは確かです。ポイントはいかに取り組むかやるべきことと、どう向き合うかの訓練が両立するということです。

勉強や部活との両立

中学からピアノを始めたい!というと親はあまりいい顔をしないかもしれません。「勉強は?」「部活は?」「両立できるの?」とすべての両立を求めてきます。

親だってそんなにたくさんの両立は難しいはずなのに、子供には普通に求めてきますので、好きなにピアノを始めてみたければどちらもおろそかにしないことです。

中学生だからこそ、わりといろんな方面に全力投球することも可能な場合もあります。まずはやってみてから考えましょう。

友達付き合いとの両立

中学生からピアノを始めるぞ!とワクワクして毎日張り切って家で練習するのはとても良いことです。楽しみができるのはとてもいいことです。

意外と趣味に没頭するようになると、友達付き合いが面倒になるもの。

自分の都合で友達に付き合ってもらうことがないように、適度に友達付き合いにも意識を向けておきましょう。

バランスを取ることは難しくても、5回誘われたら1回付き合う、付き合う時間を短くするというように、適度に距離を保つのがポイントです。

振り返り|中学からピアノを始めることに損はない!迷う側面を知れば行動できる

パソコンとキーボード

中学生からピアノを始めても、遅くないことはわかってきたと思います。

正直、何かを始めようと思ってやってみることに損はないと思うのです。

  • 勉強が・・・
  • 部活が・・・
  • 親の反対が・・・

何かが気になって始められない、始められなかった後悔の方が大きくなるのはたくさんの大人がすでに経験済みです。

親の反対がある場合は、親に聞いてみてください。子供時代、やりたかったのに親の反対にあってやれなかったことはなかったのか、やらなかったことで後悔していないのか。

意地を張って「ない」と答える人以外、大半の人は何かしらやらなかったことへの後悔を今も引きずっています。

物は考えようですから、興味があるのであれば中学生だろうと高校生だろうと大人だろうと、ピアノを始めてみてくださいね!

コメント

  1. SEO Service より:

    Awesome post! Keep up the great work! 🙂