【小学校での読み聞かせ向け】中学年におすすめの絵本10冊

絵本

中学年の読み聞かせ担当になったけど、小学校中学年って何を読んだらいいの?という方におすすめの絵本を10冊ご紹介します。

中学年なら長めの絵本も読める!小学3年生・4年生向け読み聞かせの絵本10冊

絵本から飛び出るおはなし

初めての読み聞かせ、結構緊張しますよね。私も初めて学校の読み聞かせをやったとき、とても緊張しました。

自分が結構緊張するタイプであることはわかっていたので、しっかりと練習し、事前に段取りを考えてから望みました。

おそらく、読み聞かせ自体は、子供側に絵本を向けて、読み手は横向き状態で絵本を読めば良いだけなのでしょう。

毎年毎学期、クラスでの読み聞かせを続けてきて、私なりの読み聞かせの決まりのようなものができました。私流ではありますが、読み聞かせの参考になればうれしいです。

2人で読む場合の読み方はこちらを参考にしてください。

それでは3・4年生向けに私がピックアップしているおはなしを紹介します。

ウエズレーの国/ポール・フライシュマン

他の子とはちょっと違う個性のある少年のおはなしです。夏休みの課題「自由研究」についてのおはなしなので、1学期あたりに読むとちょうどいいかもしれませんね。

3年生で読んだときは、みんな興味津々でした。絵も魅力的だし、ストーリーも魅力的だし、何よりも主人公目線で展開する思考や発想がおもしろいと思います。

図書室の先生が読んでしまう確率大なので、読む前に確認した方がいいと思います。

としょかんライオン/ミシェル・ヌードセン

ご存知の方も多いかもしれませんが、1・2年生よりは3・4年生の方がいいかなと思います。というのもおはなしが長めなので。ちょっと長いはなしでも集中して聞ける学年かなと私は思っています。

動物とのかかわりは、ほほえましくていいですよね。この絵本も図書室の先生や他の読み聞かせの方が読んでしまう確率大!要確認です。

パンのかけらとちいさなあくま(リトアニア民話)/内田莉莎子

しっかりとした教訓がある絵本です。おはなしの内容も面白く、展開や爽快感もあるので、読み聞かせ向きだと思います。民話なので学年を選ぶわけではありませんが、少し長めのおはなしということで中学年向きかな。

メガネをかけたら/くすのき しげのり

メガネをかけることになった女の子のおはなし。何て言われるのか不安で繊細な子供心が描かれています。子供の現実に一番近い絵本なんじゃないかなと思って読み聞かせ用にピックアップしています。

それしか ないわけ ないでしょう/ヨシタケシンスケ

タイトル通り、それしかないわけないでしょう。と数々の代案が提案されていくおはなし。子供にとっては物の見方考え方は1つじゃないよ、という教訓になるかもしれませんし、実際のところ、大人が読んだ方がいいんじゃないかと思うような絵本です。

ほんとうのことをいってもいいの?/パトリシア・C.マキサック

少しずつ、自分と自分以外の他人の存在を意識する学年になってきますよね。中学年はちょうどその辺、自我が芽生える芽生えない、自分って何なんだろう、人間って何なんだろう、何で生きているんだろう、みたいな深いことを考え始める子供もいます。

そんな中で思っていることを全部口に出して表現するとどうなるのか、ちょっと道徳的な内容をおはなしにしている絵本です。

僕は46億歳。 親子で読む、壮大な「地球史」カレンダー/豊田充穗

本当は2年生で読む予定だった絵本です。予定だったのですが、あまりにおはなしが長くて断念。2年生のテーマを「地球」にしていたので、どうしても読みたかったのですが、内容的にも中学年以上、もしかしたら高学年の方がわかるのかもしれませんが、私は中学年で読みます。

地球が私たちに語りかけるという、あまり類のない絵本です。

おによりつよいおよめさん/井上よう子

昔話に学年は関係ないかなと思って、昔話関係はピックアップしていないのですが、この絵本は昔話風なのでいいかなと。

もし、東北の方言が喋れるなら、田舎言葉のようななまり付きで読むと、子供たちも面白いみたいです。そして、意外や意外、恋愛ものです。

たべることはつながること しょくもつれんさのはなし/パトリシア・ローバー|8分50秒

科学絵本のようなものも、読み聞かせのジャンルに入れておくと、結構読めるレパートリーが増えますね。実際に必要な知識ですし、絵本になっていればわかりやすいですし。

簡単なものから、ちょっと複雑なもの、より専門的なものなどいろいろあるので、時間調整や他のおはなしとの組み合わせに使えます。

そして生きることの基本である食べ物。食物連鎖はまだ子供たちの間ではあまり知られていない情報です。命がつながっているという意味でも興味深いおはなしです。

似たようなおはなしに「ねむりのはなし」もあります。

福音館の科学シリーズ絵本はこちら

どうぶつ会議/エーリヒ・ケストナー

人間側が考える共存共栄ではなく、動物側から考える共存共栄です。がっつりと会議をしている動物たちの様子が結構おもしろいです。

キャラクターもはっきりしているし、主張もあるので、読み聞かせ向き。でも最後の結論は・・・。難しい問題です。読み終わった後に、子供が何を思うのか。そこが楽しみな絵本です。

振り返り|中学年での読み聞かせは自由に読んだ方が子供の反応も良く楽しい!

ドラゴン

中学年向きの絵本をピックアップしていきました。まだまだ紹介したい絵本はたくさんあるのですが、とりあえず10冊くらいずつしか見れないですよね。

とにかく読み聞かせに行ってみてください。あまり深く考えずに行っても、子供はちゃんと聞いてくれますし、それなりの反応もあります。

反応なんてなくてもいい、静かに聞いていなくてもいい、とにかくやってみよう!くらいの気持ちでチャレンジしてみてくださいね。頑張って!

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