こんにちは!読書感想文はあらすじを書いて「おもしろかった」で締めていた花緒です。今日は学習障害の長男の読書感想文を完全サポートしてきた方法を全面公開したいと思います。花緒流ではありますが、参考までに感想文を書くための項目をご紹介しますので、順に埋めていけば感想文が完成・・するはずです。親子で読書感想文に困っているという方は参考にしてみてくださいね!
今日の質問:子供が夏休みの宿題で読書感想文を書けずに困っています。親が書くわけにいかないので対処法を教えてください。
毎年必ずと言っていい程ある夏休みの宿題。それだけでも発達障害の子供達は悪戦苦闘するのに、日記以外にもほとんどありますよね。読書感想文。
もう、なんで書かねばならないの?(理由はわかっていますよ)長男、本読めませんけど・・・
と毎年思います。そして、私が読み、長男が読書感想文を書くわけですが、これがね。おもしろかった。以上。真面目に1行で終わるんですよ。
うそでしょー・・・・・・
空気読めないとか、気が乗らないとか、独自のやり方があるとか、いろいろ考えても1行はさすがにいいとは言えない。
質問にもありますが、作文や読書感想文って何を書けばいいのか指定がないですよね。マニュアルがない。そして正解もない。だから何をどう書くのかが全くわからないみたいなんです。
回答を言いますと、子供専用のマニュアルを作ればいいのです。そのマニュアルに従って書けば、感想文になるようなマニュアルを作ってあげれば、あとは1人で書けると思います。
さらに、文を伸ばす術(なぜなら、さらに、しかも、ちなみに、みたいな言葉で文を増やす花緒流の術)を使えば、1行が倍に増えます。
学校の先生に「おいっ!」って言われるかもしれませんが、読書感想文の宿題をやり切ることが目的です。内容は二の次三の次。なんなら読まれなくても良し。
親の私がこんなスタンスで良いのか?と突っ込まれそうですが、良いのです。コンクールに出すわけじゃないんだし、ちゃんと長男の感想を文章にして書いて出しています。
さて、どうしても読書感想文が書けないとお困りのお子さん、そんなお子さんのサポートにお困りのお父さん、お母さん、その他の大人の方。
完全なる私が考えた私の方法で長男に読書感想文を書かせてきた方法ではありますが、「もう誰でもいいからタスケテくれ・・・」という状態なのであれば、よかったら私の方法をお試しください。
本の選びかたや読み方から、読書感想文の書き方まで、一連の流れで簡単にご説明したいと思います。先生に何か言われたら「頑張って書いたんだから、書いたことを認めて!」と受け入れてもらいましょう。
読書感想文が書きやすい本の選び方
はじめに~ご了承ください~
まず最初にお断りしておきますが、これは花緒流の方法であることをご承知おき下さい。
塾やネットでたくさん紹介されている理想的な読書感想文とは全く違うと思ってください。あくまでも発達障害で(発達障害じゃなくてももちろんOK)、作文や読書感想文が苦手で書けないという方が、少しでも「僕にも書けた!」「私でもできた!」という経験を積んでもらうための方法です。
もちろん、子供本人が書きますし、大人が文章を考えるわけでもありません。大人はあくまでもサポーターとして、読書感想文の骨組みを読み上げていくだけ。
その骨組みも、できれば子供がやりたいところですが、難しければ大人が作っちゃってもいいと思います。私は骨組み(要は構成)を作ってしまい、長男がその骨組みを見て書いています。
読書感想文を書くということは、小学生以降の子供を対象にしています。以降、中学・高校などでも使っていただけると思います。その際は自分流にカスタマイズしてくださいね。
学年など関係なく、読書感想文が書ける本の選び方を紹介していきましょう。(低学年は興味のある本でいいです)
まずはタイトルと目次を見る
タイトルは誰でも見て選ぶと思いますが、もう1段階踏み込んで、目次を見てみましょう。
目次である程度の内容や展開が予想できるものがベスト。春・夏・秋など名詞だけが並んでいたり、序章・展開・結末のような目次ではなく、例えば(適当に今タイトルと目次を作りました)
仮タイトル:鳥になりたい僕と人間になりたいカラス(作:花緒)
【目次】
- はじめに
- 僕の夢
- カラスとの出会い
- カラスの思い
- 一日交代
- 別れ
- あとがき
なんとなく話の内容が予想できそうな目次を選びましょう。なぜなら、予想をつけて本を読むからです。
というのも、ページ数や字の大きさにもよりますが、全部読まない場合も想定しておいた方がいいからです。というか読めないなら読めないなりに、感想文を書けば良いのです。
本ってね、強制されて全ページ読む必要ないです。作家さんもうれしくないよ。でも、読書感想文を書くために出会った本ですからね。全部読まなくても流れをつかんで把握させてもらいましょう。
というわけで、私が適当に考えた仮の目次でわかってもらえるかどうか心配ですが、タイトル+目次で本を選んでくださいね。
候補を3冊くらいに絞る
本の選び方を参考に、候補を3冊くらい選びましょう。できれば、タイプの違う本を選んだ方がいいと思います。
ちょっと読んでみたけど、興味がわかない。話がよくわからない。難しすぎた。など、「んー・・・」という本だったら困るからです。
ちなみに、読書感想文に書きやすい本のジャンルは大きくわけて3つ。
- サスペンス
- 冒険もの
- 魔法もの
お話しの王道と言えば王道なのかもしれませんが、昔話や歴史、童話、科学本などよりは物語系の方が書きやすいと思います。
理由としては、感想文なので感想をとことんまで書いていくわけですね。感想だから自分がどう思ったか書くわけです。そこで、私だったらという仮定を感想文に入れ込むために、ファンタジー系の方が書きやすいのです。
子供が感想文を書くので、歴史とか何かの教訓を読み取る系よりは、ファンタジーの方がやりやすいかなと思っているだけです。高学年であれば、サスペンスなどのミステリー系や戦争もののお話しは感想が出やすいと思います。
江戸川乱歩とか超コワイので、そういうのが平気な子であれば感想も書きやすいですよ。トイレ行けなくなるかもしれないけどね。
読み方もひと工夫!感想文を書くことを予想してから狙って読む花緒流【本の読み方】
先にお話ししておきますが、本の読み方は2つあります。
- 最初から全部読む→普通の読み方
- 狙ったところだけを読む→本が読めない子用のポイントだけを読む読み方
もちろん長男は2番の読み方です。1番の方は最初から普通に読んでから、次の書き方へ進んで下さい。
目次をヒントに読むポイントに狙いをつける
本全部は性格的に読めない!という子、時間がなくてもう無理という子は、ポイントを絞って読んでみましょう。
【最低読む箇所~王道の4章~】
- はじめに(もくじにあれば)
- 最初の章
- 最後の章
- おわりに・あとがき(あれば)
「はじめに」と「おわりに・あとがき」は内容のヒントになる言葉が入っていることが多いので、さぐりを入れるために読みます。
【追加で読む箇所~ヒントになる章を探す~】
- 始めから2番目の章
- 終わりから2番目の章
- ど真ん中の章
最初の章で話の主要要素を把握する
話の主要要素とは、次の3つ。
- 主人公
- 関わるメインの人物
- ざっくりとした背景
最初の章で、話の文体やなんとなくの年代、主人公と簡単な背景くらいは出てくるはず。出てこなければその次の章あたりで探しましょう。
作家の方には申し訳ないのですが、読んで探した主人公が本当の主人公じゃなくてもいいんです。話にでてくる登場人物の1人でもいい。
その人が話の中でどうしてどうなったか、ということの感想を書けばいいと思います(花緒流)。ですので、メイン人物何人かを把握し、そのメイン人物がラストでどうなっているのか、というところをつかんでいきます。
最後の章でオチを知る
話しには大体オチがありますね。そのオチを知っておくことで、読み飛ばした真ん中で描かれていた内容を想像しましょう。
もしオチだと思えそうな内容が載っていなかったら、もう1つ前の章も読むか、最後の章に書いてある内容をオチだとして、大体の内容を勝手に想像してみましょう。
その時に、主人公やメインの登場人物がどうなったのか、というところが把握できるように文章を読んでみてくださいね。
足りない情報を探すために追加でヒントになる章を2つくらい読む
ここまでで、
ということがわかりました。
あとは「どうなった」ということの情報がもう少し欲しいので、「どうなった」という結果に関連しそうなヒントを目次から想定し、軽く読んでみます。
優先順位は、
- 最後から2番目の章
- 最初から2番目の章
- ど真ん中の章(もしくは関連しそうな章)
読み方の抜粋例(花緒作カラスのお話の場合)
今、適当に作った仮のお話であることをご了承くださいね。
タイトルが、「鳥になりたい僕」と「人間になりたいカラス」という対比になっているので、僕が鳥になりたい理由とカラスが人間になりたい理由がそれぞれわかればいいわけですね。
仮タイトル:鳥になりたい僕と人間になりたいカラス(作:花緒)
- はじめに
- 僕の夢
- カラスとの出会い
- カラスの思い
- 一日交代
- 別れ
- あとがき
読む箇所と順番
- はじめに
- 僕の夢
- 別れ
- あとがき
まずこの4つを読みましょう。
例えば、僕の夢の章で、「僕が鳥のように自由に空を飛べたら、困っている人をすぐに助けられるのに」という内容で、別れの章で「僕とカラスの別れの場面」という内容だとしたら、
ということがわかります。
あとは、カラスと僕の間に何があったのか、が分かれば大まかな内容は把握できるでしょう。ということで、最後から2番目の章である「一日交代」という賞を読みます。
- はじめに
- 僕の夢
- 別れ
- あとがき
- 【追加で】一日交代
一日交代の章は、僕とカラスが一日だけ入れ替わってカラスの思いを叶えるという内容だとしたら、
というように、本の大まかなあらすじを把握することができます。
小学生が読む本であれば、大体の方法でいけると思います。
または。
この方法でいけそうな本を選ぶといいでしょうね。
目次で話しの内容がわかるものを選ぶことがポイント!
書けないを卒業!構成に沿って書くだけ読書感想文【花緒流】
え?
もう情報収集終わりなの?
終わりです。
●主人公:僕→カラスと入れ替わって、カラスの思いを叶えてあげる話
この1文から読書感想文を書きたいと思います。
【大体の構成(この通りに書いていけば感想文のできあがり)】
- 題名を見て内容を予想 or この本を選んだ理由
- 実際に読んだ内容(主人公がどうした)
- 注目したこと2つ(話の構成について・ 話の結果について)
- 話の内容から例を2つピックアップ 想像、妄想、記憶、知識から連想ゲームを繰り返す
- 主人公は結局何をしたのかについて 主人公の心を連想、結果が書いてあればその結果の感想
- もし、自分が主人公と同じ立場だったら、現実だったら、どうするかを想像
- これからの人生に活かせることがあれば追記
では早速、1つずつ説明していきます。
題名を見て内容を予想 or この本を選んだ理由
まずは題名から本の内容を予想します。
書き出しは、
仮例題:カラスの話の場合は、
本を選んだ理由も同じような感じで、
こんな感じ。この部分はダラダラと長く書くよりは、1・2文で短めにした方が読む方が(先生が)読みやすいと思います。
実際に読んだ内容(主人公がどうした)
次に本を読んだ結果を書きます。
こんな感じの1文でもいいし、この1文に対する感想を書いてもいいと思います。
題名を見て予想したこと、本を選んだ理由と話の結果についての感想。予想通りだったのか、予想とは違っていたのか、驚きの話なのか、思っていたよりも愉快な話だったのか。などなど。
ダラダラしないで、短く書いた方が、感想文全体がまとまると思います。2文か3文くらい。
注目したこと2つ(話の構成について・ 話の結果について)
さて、ここから感想文の本題に入ります。本を読んで注目したことを2つ考えましょう。
おすすめは話の構成・もしくは結果についての感想を書くことです。
話しの構成に注目
例えば、
- 話の中で別の話が語られる
- 思いもよらない大展開のオチで終わる
- 最初にオチが分かっている状態で話しが進む
- ファンタジーのような非現実的な世界の描き方
- 関係あると思っていた人物や内容が全く無関係だった
など。
長男が夏休みの宿題で読んだ本は、話しの中で話しが語られ、怖い話が語られている現実では、親が子を毒殺してしまうというサスペンスが盛り込まれ、語り手のおじさんも、聴き手の子供もどっちも幽霊という、トリプルで「怖い話」でした(船乗りサッカレーの怖い話というお話しです)
最後の最後まで、全ての種明かしがされないサスペンス系だったので、結末を読んでびっくり。その話の構成にも驚きでした。
本をたくさん読んでいると、構成はある意味「仕掛け」だと思うんですよね。その仕掛けに注目することで、ただ話の内容を知るよりも、別の方向からの面白さを発見できると思うのです。
そんな面白さを感じているのは私だけかもしれませんが、仕掛けを知って乗っかることで、新たな「なるほど」が増えるんですよね。ということで、読書感想文のネタにしていきます。
思いつくことをどんどん書いてもいいですし、特になければ飛ばしてもいいと思います。
話の結果に注目
次に話の結末について感想を書いていきます。
なぜなら・・・・・・
なぜなら、前世で叶えられなかった思いを生まれ変わっても覚えていて、その思いを叶えるために人間と入れかわるという、普通では考えられない状況だからです。
思いが叶えられないまま死んでしまったら、幽霊とか妖怪とかになるようなイメージが僕の中にはありましたが、違うパターンも考えられることを知りました。
なんならこの結末に注目する項目で、延々と書けるんですよね。いくらでも空想できるし、妄想できるし、自分の主観や知識などをふんだんに盛り込めるわけですから。
ただ、発想はなかなか出てこないと思います。そんな時は、ヒントをたくさん出してあげましょう。
- 現実と比べてどうか
- 自分の空想や妄想を膨らましてみる
- 身の回りで(友達・家族など)同じようなことは起きなかったか
- テレビやアニメ・漫画などで同じような結末はあったか
結末に関する単語・表現など何でも良いのです。関連ワードや類義語、似た表現などから思うこと、感じることなど思いついた順番で書いていきましょう。
話の内容から例を2つピックアップ 想像、妄想、記憶、知識から連想ゲームを繰り返す
1個でも2個でもいいのですが、2個くらいあると文字数を稼げますということです。
話の内容は記憶に残っているポイントでいいと思います。例えば主人公の背景・環境ですね。家族構成とか趣味嗜好とか特技とか。何もネタがなければ、その特徴がないサマをこれまで見たり聞いたり読んだりしてきた話やアニメなどから、似ている人物を探してきましょう。そして、これと似てる!と書いていきます。
今回読んだ話では、人間であるぼくと鳥であるカラスが入れ替わりましたが、入れ替わるとはどんなものなのか、僕も一度体験してみたいです。
実際、カラスであっても鳥になれるのであれば、なってみたいです。入れ替わった僕はちゃんと飛び方がわかるのか、本当に空を飛べるのか、飛べるとしたらどこに行けるのか、夢が膨らみました。
1つの内容から、連想されること、自分が思ったことや考えたことなどをどんどんつなげていきます。もはや本の感想ではないのではないか、というツッコミを受けるくらい、膨らませると文字数を稼げます。(私は逆に面白いと思いますが・・長男は今のところ先生に突っ込まれたことはありません)
主人公は結局何をしたのかについて 主人公の心を連想、結果が書いてあればその結果の感想
次は主人公がやったことについて、主人公の心を勝手に連想して書きます。まるで国語のテストなのではないかと思うくらい、自由に連想して書いていいと思います。
なぜなら・・・・(気持ちの理由)
さらに・・・・(結果の感想を書きたければ書く)
なぜなら、もともと主人公のぼくは鳥になりたかったわけだし、人間なら誰でも一度は空を飛んでみたいと思うのではないかと思ったからです。もちろん僕も鳥になって空を飛んでみたいと思う人間の1人です。
さらに、カラスはカラスの思いを叶えることができたので、思い残すことがなくなって良かったと思いました。前世からの思いを叶えられたので、カラスはとてもスッキリしたのではないかと思います。
正直、いくらでも書けてしまうので、原稿用紙の枚数と相談しながら書き進めた方がいいでしょう。
もし、自分が主人公と同じ立場だったら、現実だったら、どうするかを想像
とても書きやすい項目です。
もし、自分が主人公と同じ立場だったら、思うことを書いていきます。そろそろ原稿用紙の文字数も気になってくる頃ですね。
まだたくさん書かなければいけない場合は、現実に自分が同じ立場になった状況を想像して、こんなことがいいな、あんなことはいやだな、と思いつくまま書いてみるだけでも、文字数は進んでいきますよ。
これからの人生に活かせることがあれば追記
特に活かせるような話じゃない場合は、「今度はこんな話を読んでみたいです・とても面白い話が読めて良かったです」などで締めましょう。
何か生かせそうなことがあれば、締めの言葉にします。
僕も(私も)~~な風になってみたいです。(やってみたいです・行ってみたいです・なりたいですなど)
もちろん、お話なので実際のカラスには何の思いもないのかもしれませんが、何か思いがあるのかもしれないと思ってカラスを見たら、面白いと思うからです。
そしてできることなら、いつか僕も鳥と入れ替わって空を飛んでみたいです。
ありきたりな内容でもいいと思いますし、まさか!というような発想で締めてもいいと思います。だって感想ですからね。感じたことや思ったことは自由なんですから。
文が止まったら使えるおすすめの接続詞
- なぜなら・・・いくらでも理由を書けます。
- さらに・・・話を広げるために、追加する場合に、違う方向に展開していくために使えます。
- ちなみに・・・補足説明。ちなみに僕は、ちなみに母はなど、人を入れると使いやすいです。口語だと思いますがそんなことは気にしない。
- しかも・・・こんなことも、あんなこともあるよと案がどんどん出てきます。
- しかし・・・定番逆説用。しかしの後は説明を入れた方がうまくつながると思います。
- とはいえ・・・小学生は使わないと思います。そして正しい接続詞ではないと思いますが、使えます。
構成と書き出し一覧&読書感想文の例(花緒作カラスの話)
では一連の流れをまとめます。
構成
- 題名を見て内容を予想 or この本を選んだ理由
- 実際に読んだ内容(主人公がどうした)
- 注目したこと2つ(話の構成について・ 話の結果について)
- 話の内容から例を2つピックアップ 想像、妄想、記憶、知識から連想ゲームを繰り返す
- 主人公は結局何をしたのかについて 主人公の心を連想、結果が書いてあればその結果の感想
- もし、自分が主人公と同じ立場だったら、現実だったら、どうするかを想像
- これからの人生に活かせることがあれば追記
書き出し一覧
題名を見て内容を予想 or この本を選んだ理由
この本の題名を見て、僕は(私は)~~な内容なのかなと思いました。
僕が(私が)この本を選んだ理由は~~だからです。
実際に読んだ内容(主人公がどうした)
実際に読んでみたら、主人公の●●が~~する話でした。
はじめに予想した通り、~~な話でした。(まさか~~とは思いませんでした)
注目したこと2つ(話の構成について・ 話の結果について)
結末は、~~~なのですが、この結末は○○だと思いました。
なぜなら・・・・・・
話の内容から例を2つピックアップ 想像、妄想、記憶、知識から連想ゲームを繰り返す
話の内容で気になったことは~~です。 (1つでも良い)
主人公は結局何をしたのかについて 主人公の心を連想、結果が書いてあればその結果の感想
結局主人公である●●は~~なことをやったのですが、●●はきっと~~な気持ちだったのではないかと思いました。
なぜなら・・・・(気持ちの理由)
さらに・・・・(結果の感想を書きたければ書く)
もし、自分が主人公と同じ立場だったら、現実だったら、どうするかを想像
もし、僕が(私が)主人公と同じ立場だったら~~~(どうする)と思います。
これからの人生に活かせることがあれば追記
この本で読んだことの中で、これからの毎日に使えると思ったことは~~です。
僕も(私も)~~な風になってみたいです。(やってみたいです・行ってみたいです・なりたいですなど)
読書感想文の例(花緒作カラスの話)
この本の題名を見て、僕は、僕が鳥になって、カラスが人間になる話なのかなと思いました。
実際に読んでみたら、主人公の僕がカラスと入れ替わって、カラスの思いを叶えてあげる話でした。
はじめに予想した通り、僕が鳥になってカラスは人間になったけど、まさか僕とカラスが入れ替わるとは思っていませんでした。
この話には、一番最初に話の結末が書かれていました。最初に結末がわかってしまう話を始めて読んだのでとても驚きました。結末がわかっているので、読んでいくうちに、結末の理由が少しずつわかってくるあたりが、とてもおもしろいと思いました。
結末は、ぼくと入れ替わったカラスが、前世で叶えられなかった思いを叶えるのですが、この結末にとても興味がわきました。
なぜなら、前世で叶えられなかった思いを生まれ変わっても覚えていて、その思いを叶えるために人間と入れかわるという、普通では考えられない状況だからです。
思いが叶えられないまま死んでしまったら、幽霊とか妖怪とかになるようなイメージが僕の中にはありましたが、違うパターンも考えられることを知りました。
話の内容で気になったことは誰かと誰かが入れ替わることです。
今回読んだ話では、人間であるぼくと鳥であるカラスが入れ替わりましたが、入れ替わるとはどんなものなのか、僕も一度体験してみたいです。
実際、カラスであっても鳥になれるのであれば、なってみたいです。入れ替わった僕はちゃんと飛び方がわかるのか、本当に空を飛べるのか、飛べるとしたらどこに行けるのか、夢が膨らみました。
結局主人公であるぼくは、カラスの思いを叶えるためにカラスと1日だけ入れ替わることをやってあげたのですが、ぼくはきっと「鳥になれてラッキー!」という気持ちだったのではないかと思いました。
なぜなら、もともと主人公のぼくは鳥になりたかったわけだし、人間なら誰でも一度は空を飛んでみたいと思うのではないかと思ったからです。もちろん僕も鳥になって空を飛んでみたいと思う人間の1人です。
さらに、カラスはカラスの思いを叶えることができたので、思い残すことがなくなって良かったと思いました。前世からの思いを叶えられたので、カラスはとてもスッキリしたのではないかと思います
もし、僕が主人公のぼくと同じ立場だったら、僕はカラスと入れ替わることができないかもしれません。鳥になって空を飛びたい気持ちはありますが、カラスになった後、人間に戻れなかったどうしようと思うからです。戻れずにカラスのまま過ごしていくことは、今の僕には考えられません。でもやっぱり一度は鳥になってみたい思いも捨てられないので、やっぱり少し悩んでから決めたいです。
この本で読んだことの中で、これからの毎日に使えると思ったことは、カラスにもいろんな思いがあると思ってカラスを見てみたいということです。
もちろん、お話なので実際のカラスには何の思いもないのかもしれませんが、何か思いがあるのかもしれないと思ってカラスを見たら、面白いと思うからです。
そしてできることなら、いつか僕も鳥と入れ替わって空を飛んでみたいです。
文字数にして1275文字。つぎはぎだらけのパッチワークのようですが、こんな感じでも読書感想文は書けるのです。僕とぼくの2種類あるなとかは大目にみて下さい。高学年ぽくしてみたのですが、結構大人思考だったかも。
そして、原稿用紙3枚を超えてしまいました。ちょっとずつしか書いてないのですが、構成として7項目を書くことで苦手な読書感想文3枚は軽くこなせます。なんなら、ちょっと遠慮して書いた方がいいかも。
長男にも長く書き過ぎないように、と注意しつつ、結局は段落を変えたり、行を開けたりするうちにあっという間に指定枚数を書けるので、良いらしいです。
振り返り
子供の力じゃないじゃないか!!と思われた方。そうですね。その通りだと思います。
賛否両論、いろいろあると思います。作文や読書感想文を親が手伝うということについて。異論はあるとは思いますが、始めに申し上げました通り、これは学習障害の長男用に私が考えた読書感想文の書き方です。
文の書き方についてのマニュアルがないことについて、自由に書きましょうと言われても書けない現実を、どう書けるようにしていくのか。
やり方がわからないだけ、考え方がわからないだけなのであれば、1つのパターンを提示して、その後、子供がどう自分用にカスタマイズしていくかでしょう。
子供によっては1人で勝手にできるようになっていくタイプの子もいれば、マイナスからサポートが必要な子がいることも現実。そうやって少しずつ遅れながらも身についていけばいいのではないかとも思うのです。
親子により考え方があると思います。もちろん、ご自身のやり方で読書感想文の宿題をクリアしてくだされば良い事ですが、もうどうにもならずに困っているのであれば、花緒流を参考にしてみてください。
もし心配であれば、先生にこんなやり方で書いてみてもいいか、事前に問い合わせてみればいいと思います。なんなら先生がつきっきりで教えてくれたっていいんです。心配な方は先生に相談してみてくださいね。
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