子供が発達障害だとピアノを習えない?発達障害だからという考え方をやめる方法

発達障害

発達障害だとピアノを習えないのかな?迷惑になってしまうのかな?と悩んでいる方へ、発達障害だから○○できないという考え方をやめて、本当に子供に必要なことは何なのか?ということをお話ししていきます。

発達障害の子供にピアノを習わせたいと考えている方の参考になればうれしいです。

子供が発達障害だとピアノが習えないって本当?

半分本当です。あまりいいことではないと思いますが、ピアノだけではなく発達障害を理由に習い事を断られてしまうことは現実的にあるようです。

発達障害を理由にピアノの習い事を断られる理由

理由としては2つ考えられます。

  1. 子供がピアノのレッスンに興味がない・耐えられない
  2. 先生が子供の特性を理解できない・理解できても対応できない

先生は発達障害の特性を理解し、配慮し、レッスンを進めているが、子供がそもそもピアノに興味がなく、レッスン自体が子供のストレスになってしまっていることを先生が気づいた場合。

先生が発達障害の特性を親に説明されても、いまいち理解できなくて、子供のことを手に負えなくなってしまう場合があります。

相性の面も関係していると思いますが、実際、理解しようと思っていても、理解できるかどうか、配慮できるかどうかは先生によります。

プロなんだから、その辺はうまくやってと言いたくなるかもしれませんが、先生も人間ですので他の先生を探した方が早いです。

発達障害は関係ない!誰でもピアノを習っていい

ピアノ教本

大人も子供も発達障害だから○○できないのではなくやり方が人と違うだけ

発達障害だからピアノが習えないではなく、何かを習得する方法がその他大勢とは違う特性を持っているだけです。

それは、発達障害だからではなく、そもそも個人個人でみんな違うはず。

  • 理解の仕方
  • 物の覚え方
  • 指を動かす運動神経

習い事やピアノのレッスンに必要なこれらのことは、先生と生徒によって模索して目的を達成(ピアノを弾くということ)していくもの。

先生のやり方、子供の覚え方などは、人の相性を含めすべて違うわけで、どうやってお互いに分かり合っていくのか、というところがポイントになってきます。

一方的に大人である先生だけが理解し、配慮していくのではなく、子供の方も先生に歩みよっていかなければスキルは習得できません。

そのやり方は、子供の場合は自分でよくわかっていないことがほとんど。そこを大人である先生や親が、どう配慮して子供に「できる」を習得していくのか、ということになりますね。

先生には教えるタイプがある

ごく稀に、自分の教え方をもっていて、以下のような子に対して怒る先生がいるんですよ。

  • 返事しない
  • 反応しない
  • 練習してこない
  • 指摘した通りに弾かない
  • 口答えをする
  • 先生の思った通りに動かない

行儀、人とのマナー、という基本的なことから、子供のタイプによって合わせられないタイプの先生もいます。

なぜ子供が動かないのか、ということを考えるのではなく、子供が動かないのは子供と親のせいだと思っている先生もいます。

子供がわかるように説明せず、理由なくこうじゃなきゃダメとか言われると、子供は先生を信じられなくなって不信感を抱き、さらに反抗してしまいます。

その様子を親に言いつける、という先生。納得がいかないと動けない子供だとしたら、先生の方が自分の言うことをきかないので教えられないって言う可能性はありますね。

こういう場合は、相性が合わなかったと思って違う先生を探してください。

生徒にもタイプがある

先生にもタイプがあるように、生徒にもタイプがあります。人それぞれ違いますからね。当然と言えば当然です。

  • 返事しない
  • 反応しない
  • 練習してこない
  • 指摘した通りに弾かない
  • 口答えをする
  • 先生の思った通りに動かない

小3にもなると、脳の神経のつながりはほぼ大人と同じになると言われています。大人と同じように理屈を考えられるようになるということですね。

そうなると、大人の矛盾点に気づいたり、自分の存在や生きている意味などを考え始める子もでてきます。

大人に答えを教えてもらいたいのではなく、自分で気づいて発見していきたいタイプの子もいます。

そのような子に、あれこれ言ってしまうと、意固地になって自分のやり方を押し通そうと頑張ってしまうんですね。

先生の言うことをなんでも素直に聞いて、言われた通りに演奏する子が「いい子」というわけじゃないんです。

さらに、家や学校で嫌なことがある日だってあるじゃないですか。そういう日をたくさん経験して、メンタルを上手にいコントロールしていけるようになるわけですよね。

それにみんながみんな、いつ何時でもピアノのレッスンに興味があるわけじゃないのです。そこも訓練の1つとして、待てる先生にするといいですよ。

発達障害の有無ではなく、その子に合った教育を用意しよう

3つのきのこ

そうは言っても、発達障害を育てる親の気持ちとしては、先回りしていろいろ考えてしまいますよね。

  • 先生に迷惑がかかるんじゃないか
  • 理解してくれる先生がいないんじゃないか
  • 発達障害をカミングアウトすると断られるんじゃないか
  • 練習しないんじゃないか
  • 1人で通えないんじゃないか
  • やめたいって言われたらどうしよう

なんなら堂々と、体験レッスンの時に、「発達障害です」と言っちゃえば良いのです。

もし、「発達障害」と言うことに抵抗を感じるのであれば、次のように言ってみましょう。

  • こだわりが強くって・・・
  • これから何をやるのかを先に説明してもらわないと、行動しないかもしれません
  • 指示を1回で理解できないかもしれないので、何回か指導お願いします
  • 言葉よりも図の方が理解しやすいかもしれないので、自由帳に書いて説明してもらえますか?
  • 集中力が圧倒的にないので、早口でレッスンをしてください

などなど。ピアノのレッスンに関連しそうなことを症状のように伝えればよいです。

どうやって探す?発達障害対応のピアノ教室の探し方と選び方

ピアノのある部屋

ピアノ教室の探し方についてはこちらに詳しく書いてありますので、まずは読んでみてください。

その上で、ピアノを習うための優先順位を考えてみましょう。

  1. 場所で選ぶ
  2. 発達障害対応に理解がある先生を探す(通う時間と場所の制限を考えておいて)

発達障害の子供が自分で通える場所で選ぶ

まずは家の近く、通学・通勤途中などで習い事の場所を探す方が多いと思います。

子供は自宅や学校近く、大人は通勤の帰り道がおすすめです。大人の方は、一度家に帰ってくると出かけたくなくなるから。それだけです。

近くの教室に直談判!

一番手っ取り早いですね。3ステップです。

  1. 電話で事前に情報収集
  2. 体験レッスンを受ける
  3. 決断

もし、電話で聞いてみたとき、または体験レッスンに行ったときに、「発達障害かどうかなんて関係ないね」的なことを言う先生だったら、こちらの話を聞いてくれる可能性大です。より詳しくおはなしをきいてみて、良さそうだったら前向きに検討してみましょう。

発達障害の特性に理解がある先生を探す

ママ友の口コミで探す

ピアノを習っているママ友に情報を聞きまくるという、超原始的な方法です。発達障害の子供がいるママ友や、通級の先生、発達障害の親の会、療育などで情報を集めると、一番確実で、欲しい回答に近いものを得られます。

または学校、地元の自治会、教育センター、子育て支援センターなど、聞けるところへはどんどん聞いて情報を集めるという手もあります。

検索ワードで地道に探す

検索に「発達障害 ピアノ教室」を入力すれば、地元情報から発達障害に理解のあるピアノ教室情報がわかると思います。

大変だし、顔の見えない相手の情報を文字だけから想像するわけですから、時間はかかります。仕方ない。でもじっくりと納得のいく先生を探すのもいいでしょう。

ココナラで探す

ココナラで「ピアノ レッスン」で検索した結果→こちら

スカイプとかでオンラインレッスンをやっていたり、1回だけ、1曲だけレッスンというのもあります。

シアーミュージックで探す

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先生を自由に変えられるのはいいなーと思いました。個人レッスンは基本ですが、曜日や時間が固定ではないフリータイム制は便利だと思います。

子供の場合は、曜日時間固定が多いですが、月2回がいい子もいれば、毎週○曜日はイヤ、という子にも対応できるのでは?と思います。

EPARKスクール で探す

サイトがきれいで快適に検索できます。ピアノもいっぱいありました。

体験レッスン後は一度帰って冷静に考えること

あと、どの方法で探したレッスンも同じですが、体験レッスンを受けたから申し訳なくて断りきれなくて入会したという流れだけはやめましょう。

必ず親子で納得してから入会してください。

振り返り|

植物の芽を持つ女性

発達障害だからピアノが習えないのではないということ、実際のピアノ教室の探し方についてお話しました。

いろいろと心配する気持ちはわかりますが、まずは行動してみましょう。

  • 問い合わせをする
  • 体験レッスンを受ける

考えているだけでは何も変わりませんが、1つ行動する度に、1つ不安が消えますよね。

「できない方法」ではなく、「できる方法」は何か?ということに目を向けて、親子で動いてみましょう。

もし、どうしても教室に行くことが難しそうであれば、習い事に出られる年になるまで発達か成長を待つ、親が教えるというパターンもあります。

ピアノを習う、習い事に行く=教室に行く以外にも方法がありますので、固定観念に縛られずに自分達に合った方法を考えてみてくださいね!

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