学習障害の長男が漫画を読めるようになった2つのきっかけとは?

学習障害
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こんにちは!長男が本を読む姿を見た時、思わず写真に撮ってしまった花緒です。絵本はもちろん、本も漫画本も全然読めなかった長男は、ある2つのトレーニングをきっかけに読むということに変化が出てきました。今回はどんなトレーニングをしたのかについてお話ししていきたいと思います。

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今日の質問:本が読めないとどうなるのでしょうか?

たくさんの絵本

これは、私が医師にした質問です。その時の医師の回答は、次のような感じだったと思います。

  • 本や雑誌などから情報や知識を得ることができない
  • 漫画本など、本を通じての共通の話題に入れない
  • 本の世界観を疑似体験することができない

なんかもうちょっとあったような気がするのですが、、、、忘れてしまいました。

この事に対して、医師からのアドバイスは次の通り。

  • Youtubeでいいから動画をうまく使って知識や情報を得る
  • 電子辞書をうまく使って単語や言葉の使い方を覚えていく
  • テレビや映画、アニメを積極的に見る

これは長男が学習障害だとはっきりわかった、小学3年の診察時にいただいたアドバイスです。

その後、動画を見方について長男とルールを決め、積極的に動画から情報を取るようにしました。一度見始めると限度がないため、時間を決めてタイマーをかけるなど、ちょっとした工夫とともにテレビやアニメ、映画なども見たいものを見るようにしてきました。

今の時代、本が読めなくても全く大丈夫だと思います。もはや文字を追って読むよりも流れは動画の方へ向いている気もしています。

子どもは本が大好き、本が読めないと脳の発達は大丈夫?ということを言われ、気にしていた時期もありましたが、今は全然気にならなくなりました。

相変わらず文章理解に関しては怪しい部分はあると思います。完全に文が読めるようになったわけではありません。たぶん、そこの部分は変わらないと思います。もともとつながっていない神経なんだし。

ただ、テストで問題を読んでもらうことは学校の対応としては難しい以上、自力で文章を読んでいかなければいけないわけです。少なくても学生時代は。

入学前からなんとなく絵本が読めないことに気づいていた私は、ずっと文章理解ができないことにひっかかっていたんですよね。

文字を認識できるなら、方法があるんじゃないかなって。そこで長男が小学4年生の時、ある実験をしてみました。今回はその実験についてお話ししていきたいと思います。

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読むということと長男の脳のしくみ(私独自の考え方:科学的根拠なし)

脳のしくみ

読むということのどこにつまづきがあるのか

長男の文章理解について、ずっとずっと考えていたんです。

長男は文章理解ができないに等しいと考えていいと思います。漫画も読めて4コマ漫画程度。ドラえもんすら「ちょっとわかんないな」と言ってあまり読みませんでした。コロコロコミックスも付録目当てで買っただけ。漫画のところは読んでませんでした。

私は、文を読むということはどういうことなのか、私達の脳は何をしているのか。そのどこにつまづくと文章理解ができないということになるのか。

そこで私は考えました。

  1. 文字は認識・理解できる。
  2. 単語も認識・理解できる。
  3. 文になると理解できない。1文ならわかる文もあるがわからない文もある。

ここだ。2と3の間で何かが起きている。文の中の単語まではわかるけど、「てにおはが」がつくとわからない。形容詞や副詞など、単語以外の言葉と一緒になると理解が難しくなる場合がある。

そして、3文くらいまではなんとか頑張って理解できることもあるけれど、絵本や本のように、がっつりと話がまとまると、読むのに時間がかかるし、頭も痛くなってくる。そして何の話が全然わからなくなる。

ここに何かがあるなと思ったわけです。

私が読むとどうなるのか

では、私と何が違うのか。

私は文章を読むとすぐに関連の映像が浮かんできます。単語や状況から知識として関連している情報がリンクとして一瞬浮かびあがってきたりもします。

そして読み進めていくと、その映像が動いていくので、文章を読みながら動画を見ているような感じになりますね。

表現が難しい文章や、知らない単語があったりするとうまく映像化されないので、理解しにくい、分かりにくいなと思ったりします。

文章が映像化しないことが問題なのか?

これは私が感じたことなのですが、おそらく無意識のうちに単語や文章が自分の知識と結びつくと思うんですよね。過去の記憶とか、知識とか、常識とかそういうものと結びつく。

長男の脳のしくみは、そこがいまいちリンクしづらいのかな、と思ったわけです。

『リンゴ』という単語をみたらリンゴの絵が浮かぶけど、『真っ赤なリンゴが突然空から降ってきて、その1つが頭に当たった瞬間に花火が上がってびっくりした』という文章になると、その映像は浮かばないようでした。

その辺の脳のしくみになってしまうと、さすがに脳科学が好きな私でも解明するのは若干面倒になってしまい、ならば単純に、文章から映像が浮かぶ訓練をしてみようかなと思ったわけです。

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母発案!読めるきっかけをつくった2つ訓練(科学的根拠なし)

脳のスイッチを押す

思いつきでやってみた失敗例2つ

まずは読む訓練として実験してみたことは次の2つ。あ、でもこれは長男にはまったく効果なかったヤツです。

  • 文章を絵にしてみる
  • 絵を文章にしてみる

根本的に文を読んで理解するということがどういうことなのかがよくわからなかったので、まずは文章を絵にしてみました。

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
→おじいさんとおばあさんが住んでいる昔っぽい雰囲気の絵を描いてみる。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
→そのままの絵を描いてみる。
 
ところが、今度は絵を描くところで引っかかってしまいました。
芝刈りって何だろう?薪ってどうやって書くんだろう。とか、洗濯物が描けないとか。

逆も同じで、絵本の挿絵から文章を考えてみたところで、解釈が違うと文章にはならないし、読む訓練とはほど遠いのですぐに辞めてしまいました。

毎度のことですが、科学的根拠はありません。私の思いつきで始めたことですので、その辺はご了承ください。

きっかけ案その1:ピアノの練習法

これは本当に何となくピアノがいいのではないか?と思って始めてみました。というのも私がピアノを教えられますし、長男にピアノを習わせてみたくても、一般の教室で長男の特性に合わせて教えてくれる先生を探す方が大変だと思ったから、私が教えようと思ったまでです。

脳トレにいいのはもちろんのこと、ピアノは思い通りに弾けるようになると、自分の感情を代弁してくれるので、そのきっかけにいいかなという軽い気持ちでした。長男も乗り気でしたし、いいかなと。

その後、診察で医師にピアノを教え始めたことを話したら、「ピアノを始めると国語力が上がる気がする」と言っていたんです。

医師も科学的根拠があるかどうかわからないし、今時点では根拠についての結論は出ていないということでしたが、診察に来ている子どもがピアノを始めると国語力が上がったそうで、ぜひピアノを続けた方がいいと話してくれました。

これはおもしろいことになりそうだ!!と私も興味津々。その後1年半くらい続けてみました。

レッスン内容

普通に普通のレッスンと同じで、特別、学習障害だから別のことをレッスンするということはしていません。

ただし、楽譜を読みながらピアノを弾くことはできません。これは音読をするようなものなので、日本語でさえ音読が難しい長男が、ピアノに限って楽譜を読みながら弾けるということはないんですね。

同じ神経経路を使っているのかな、と私は勝手に思っていて、音符は読まない方針でレッスンをしました。音符の代わりにカタカナですね。カタカナは備忘録的な感じで書いているだけで、結局は耳で聞いて、音名を覚えて、弾く練習をするということです。

しかも両手で弾くのもまた難しく、基本は右手のメロディのみの練習です。そして、慣れてきたらコードを覚え、ベース音だけ弾いてみるとか、基本のコードを弾いてメロディも弾く、といったポピュラーピアノの初心者レッスンのようなもの。

J-popを中心に1年半で3曲くらいかな。頑張ってみました。

きっかけ案その2:映画を使った読み訓練法

長男の脳のしくみのところで、文から映像に結びつかないから話のつながりを想像し続けることができないのかな、と考えた私は、次なる作戦に出てみました。

そもそも論で、うまくいくのかどうかなんて全くわかりません。ネットで検索しても、私が考えたやり方は載っていなかったので、そんなやり方は邪道なのかもしれません。

その方法とは。

映画の映像を使って、文章とリンクさせる訓練をしてみよう!

やり方

どういうことかを説明する前に、先にやり方を説明します。

【準備編】

  1. 使う映画を決める。出来れば実写吹き替えがいいと思う。(長男は「パイレーツオブカリビアン」で試しました)
  2. 決めた映画を観ながら、文章を作成。作家になったつもりで情景を入力。セリフはそのまま入力。(私はワードを使用)
  3. チャプターごとに区切りを入れ、できるところまで作成。チャプター3つ分くらいあればとりあえずOK。
  4. 行間、字の大きさ、フォント、紙の大きさ、縦書き横書きの選択、など微調整をして印刷。
  5. 実験を始める前に、映像の再生準備をしておく。(すぐにチャプター1が観れるように)
【書式のサンプルとして長男の場合】
・紙→A4/横書き
・フォント→教科書体 or ゴシック系
・字の大きさ→20/太字
・行間→0.5行
※漢字にはルビを振る

【実験編】

  1. チャプター1の文章を読む。読み方は自由。音読してもいいし黙読してもいいが、その際、文字や文章から映像が頭に浮かぶかどうか意識できれば尚良し。できなくても良し。
  2. 読み終わったらチャプター1の映像を観る。
  3. もう1度、1で読んだチャプター1の文章を読む。その時、頭に2で観た映像が浮かぶかどうか意識してみる。浮かばなくても良し。

大体、1回の実験が15分から30分以内で終わる長さだと理想だと思います。長いと疲れちゃうしね。

長男は週1回、チャプター2,3個分でしょうか、訓練しましたね。45分くらいかかっていたと思います。

長男はパイレーツオブカリビアンの映画が好きなので(ホントは観ちゃいけない年齢ですが)、映画観たさに文章を読むのも苦ではなかったようです。

楽しい訓練になったらしく、3か月くらい続けてみました。

どういうことなのかの詳細について

私が何をやりたかったのかというと、文章を読んで映像を観てまた文章に戻ることで、1回目は何の映像も頭には浮かばなかったけど、映像を観てから文章を読むと、あ、さっきの映像を文章にするとこうなるのか、ということが分かるんじゃないかな、と思ったんです。

そして、文章が映像になるとこういうことだったのか、ということが分かるかな、という、文章と映像の両方面から意識することで、神経が間違ってつながってくれないかなと思ったわけです。

文章から映像になることが仮にできたとして、その後、文章理解ができるようになるのかなんて、まったくわかりません。さすがに研究者ではないので、その辺のことは詰めが甘いと思われます。

ただの母親ができることなので、このレベルでも結構精一杯でしたよ。映画を文章にするところなんて、真面目に大変すぎました。っていうか作家になってノベライズ本、書けるかもと本気で思うくらい頑張りました。

※著作権の関係上、お見せできないのが残念なくらいです。

実験の結果(もちろん長男の場合/科学的根拠なし/医師の判断もなし)

ピアノと映画の実験は、同時に始めたわけではないのですが、重なって両方できていた期間3か月くらいでしょうか。

ある時、長男が漫画本を読み始めたんですよ。読みたくて買っていた『ドラゴンボール』。以前は絵を見て楽しんでいたり、気になる単語を読んで楽しむ、といった感じで、話の流れがわかるような読み方ではなかったんですね。

なので、そんなに長い時間、漫画本を読む姿を見たことがなかったのですが、日に日に漫画本を読んでいる時間が長くなり、ある時、アニメで先に観ていた『キングダム』の漫画全巻(発売されているところまで)を一気読みし始めました。

アニメでは途中までしかやっていなかったので、漫画本の途中からは全く知らない話でありながら、結構早いスピードで読み切り、しかも内容までしっかり理解していたのです。

さらに、実験の結果を知るために、文章問題があるテストプリントを何枚か用意していたのですが、もちろん本文の内容は知らない内容ばかりのものなのに、90点以上を連発し始めたのです。

  1. 通級で文章題の練習
  2. ピアノで脳トレ
  3. 映画を使った読み訓練

私が考えた2,3の2つの方法に通級の練習結果が重なり、長男は爆発的に漫画本が読めるようになりました。

キングダムに至っては、漫画に出てくる名前の中国漢字の全把握、人物の名前と相関図、話や歴史の流れ、一瞬しか出てこなかった人物や細かなセリフ、人間関係や性格など、驚くべき記憶力を発揮しています。

もともと記憶力については、人並み外れた部分があることはわかっていたのですが、本から得た情報だというところが母にとってはこの上なくうれしかったのでした。

ただしこの結果には1つだけ条件がありまして。

全ての漫画本が全部読めるか、というと若干疑問が残るところなのです。というのも、長男があまり興味のない漫画本、例えば私が持っている『蟲師』とかになると、長男はあまり興味がないので読む気がしなくて読めない現象が起こります。

とりあえず読んでみる、ということがまだちょっと難しいのですが、映画やアニメなどで面白いぞ、とわかっている漫画については、話の内容を知らなくても漫画を読むことができます。

中国漢字の認識ができているのに、日本の漢字が書けないあたり、まだツッコミ甲斐がありそうですが、国語力という意味で言うと、完全に効果があったと言える結果になりました。

6年生になった今でも、国語のテストは漢字以外、とてもいい点数をとっています。

2つの方法+1、ではありますが、どれか1つでも何かしらの効果があるのではないかと私は思っています。少なくとも、普段使わない神経を刺激することで、何かの効果がでるという可能性は0%ではないんじゃないかなと常日頃考えておりますので。

完全にお子さん用にカスタマイズした仮説を立てて実験&検証すること自体は、やってみてもいいんじゃないかなと思います。

もちろん、全く何の効果もでないものもありますが、人生なんてそんなことの繰り返しなんじゃないかな、と思ったりもするわけです。

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振り返り

4コマ漫画が精一杯だった長男の脳にきっかけを作ったおかげで、長男は『日本の歴史』『世界の歴史』という漫画本を図書室で借りて読んでいました。

長男が借りてくる本と言えば、ほぼカブトムシ・クワガタ系の図鑑ばかり。読書感想文もおすすめの本も6年間、ブレることなくカブトムシ・クワガタ系の図鑑でした。

どうしても中学になる前にやってみたかった実験ができて、しかも結果として目に見える違いが出てくれて本当に良かったと思っています。

現在でもカブトムシ・クワガタのお世話をしているか、音楽を聴いているか、漫画本を読んでいるか、この3つが長男の主な行動です。

今回の実験に、科学的根拠は全くありません。医師にも話をしてみましたが良かったねと言われただけで特に医師の判断のようなものはありません。

私はいつもこんな風に、脳のしくみから考えて、いろんな実験をしているよ、ということをみなさんにお知らせしたかったのでした。

発達障害の子どもに、親として何をやったらいいのかわからない、という相談は常日頃からあり、結局、何も思いつかなくて何もやってないという人も多いと思うのです。

私はたまたま脳科学が好きだから、脳のしくみを考えているけれど、きっかけなんて何でもいいと思うのです。脳のしくみだってネットで調べたらいくらでもわかるんだし、誰かが必ずわかりやすく通訳してくれているんだし、意外と動いてみたら結果につながることがあるんですよ。

やっぱり何事も考えているだけじゃ変わらない。動いてみないと。やってみないと。そこから明日以降の未来に変化がでるかもしれないじゃないですか。

それがいい方へ向いてくれたら、ちょっとうれしいですよね。っていうお話しでした。『キングダム』、めちゃくちゃ面白いですよね。

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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