子育ての悩みを相談できるママ友はどこに?!HSCの相談は同じ境遇の人が最強でした

HSC

HSCの子育てをしていると、普通とは違う子供の様子にどう対応すればいいのかわからなくなること、あると思います。

まだ認知度が低いHSCですので、相談するにもどこに相談すればいいのかわからないこともあるでしょう。

特に、HSCが判明したばかりの頃は、どんな情報から集めていけばいいのかわからない、悩みや困りごとをどう解決すればいいのかわからない、とわからないの連続。

手っ取り早くHSCの困りごとを解決するためには、どこに相談すればいいのかをまとめてみました。

HSCの子育て相談をどこにすればいいのかわからない、という方の参考になればうれしいです。

なぜHSCの子育て相談先がわからないのか??

HSCの子育てはマイノリティだから

5人に1人、人口の約20%くらいと言われている敏感気質を持つHSC。

1クラスが30人だと6人くらいですかね。そうなると、同じ悩みを共有できるママ友って、なかなかいないものです。

それに子育ての悩みって、何かしらあるものなので、一般的な子育ての悩み話になりやすく、過敏な感覚は共感されにくいな、と感じていました。

HSC=ここに相談という一般的なルートがないから

HSCは病気ではなく気質なので、子供の困りごとを相談する先がありません。

  • 風邪をひいたら→内科
  • 湿疹が出たら→皮膚科
  • 不眠症になったら→心療内科
  • HSCだとわかったら→????なし

心療内科は基本大人向けで子供を対象にはしていませんし、児童精神科は基本的に発達障害や不安障害などを診断する科。

どう考えても対処が必要な子育てなのに、どうしたらいいのかわからない、周りにHSCの子供の様子を知っている人もいない、病院にもいけない、となるとどこに聞けばいいの?となりますよ。

悩み相談室的なところに相談したところで、聞いてもらえることはあるので、少しは楽になるかもしれませんが、その場しのぎ的になるのが嫌な方には向かないでしょう。

「知らないから悩む」を解決する手っ取り早い方法が人に相談すること

そもそも、

  • HSCのことを知らない
  • HSCの子供がどんな感じになっているのかわからない
  • 親として、接する大人としてどうすれば子供に伝わるのかがわからない

HSCの子育て初心者の頃は何がわからないのかわからない、という状態ですよね。

何から手を付ければいいのかわからないので、膨大にあるネットの情報や本から探すしかない思いつかない。。。

そんな場合は、ある程度、知見のある人に相談して、自分が何から手を付ければいいのかを聞けると、対処法がわかり、子育てストレスが減ることで自分のメンタルが安定してくるわけです。

そんな風に、これまでも誰かに相談して、対処できた経験がある方がほとんどではないでしょうか?

だから、相談先がわからない、と悩んでしまうと思うのです。

子供との毎日も、自分の時間も、前向きに過ごせている日々を送れるようになることを目指すための一つが相談という手段ということですね。

HSCの子育て相談は同じ境遇の人がベスト!だと思う4つの理由

HSCのことをすでに知っているから:説明する必要なし

HSCのことを知らない人に一生懸命わかってもらおうと説明するのは、正直疲れませんか?

  • 神経質なんだねー
  • 頭良すぎるんじゃないの?
  • それじゃ就職ムリじゃん

みたいに言われちゃうと、確かにそうなのかもしれないけど・・・・そういうことではなくて、、となってしまう。

その点、HSCの子育て経験がある方なら、HSCの事は知っていますので説明する必要がなくとてもラク。

いきなり本題から相談できるのは本当にありがたいです。

悩みを共感してもらえるから:わかってもらえる安心感

次男の時は、たまたま同じクラスの子が次男と似た傾向があって、声をかけてもらいました。

幼稚園の頃から、次男のような過敏な感覚に困りごとを持っているママ友がいなかったので、お互いの悩みに「わかる」と思えること、また思ってもらえることて、とてもホッとしたことを覚えています。

悩みを共感してもらえることは、自分が思っていた以上の安心感があると感じました。共感できるって、心強い、そんな感覚。

この安心感があるから、私も頑張ろうって思えるんですね。

HSCの対策を持っているから

HSCの子育てを経験している方なら、HSCだからこそおきる子育ての困りごとにすでに対処しているわけですね。

自分の子とは気質が多少違う場合でも、大きなところで共通している部分がある場合、その対策がとても参考になると思います。

すでに体験済みで今日も無事に生きているから

HSCの子育てで大変な思いをしていても、今日も無事に生きている人がいること。

大げさですが、参考にしよう、対策を真似してみよう、と思えるのは、今日もその人とお子さんが無事に生きているからでしょう。

うまくいっているから、相談してみようと思うわけですね。

どこにHSCの相談をすればいいのかを探す3つの方法

では実際に子供のHSCがわかり、困りごとがある場合、どこに相談していけば良いのでしょう。

現状、いろいろあるのですが、手っ取り早く相談したいことの対策や解決策を入手できることをゴールとし、HSCの子育て経験者に絞ってみました。

自分の身内・友達・知り合いに聞いてみる

とりあえず、身内や知り合いのママ友と話をしてみます。

運良く、理解してくれる人や実際に子供がHSCという人がいるかもしれません。

メリット:知りたい答えがすぐわかる

リアルコミュニケーションの1番のメリットは、今知りたいことの答えがすぐに返ってくること。

1人で悶々と悩むより、サクッと誰かに聞いた方が早いことって、結構あるのではないでしょうか。

聞いた相手が「??」となっていたら、違う話に切り替えればいいですね。

メリット:一人じゃないと思える

すぐ側にいる人に、悩みをわかってもらえると、とても心強いと思います。

悩んでいるときはメンタル落ち気味ですから、すごく安心しますよね。

メリット:同じ場にいることで居場所があると感じられる

物理的に場所は離れていてもいいのですが、自分の居場所ができるような感覚がありますね。

マイノリティの子育ては、孤立感を感じやすく、自分の居場所がない気がしてしまうんですよね。

共感してもらえる知り合いがいるだけで、ここでやっていけるかも、って思います。

デメリット:気が合わない人だと避けたくても避けられなくなる場合がある

知り合いに相談するデメリットは、話した後に、「あ、合わないな。この人。」と思っても、関係性によっては避けられない場合があること。

もういいよ、と言ってもしつこく聞かれたりするとウンザリしてきますよね。

ある程度、覚悟の上、うまくやりくりする所でしょう。

インターネット・オンラインの相談ツールを利用する

Yahoo知恵袋やココナラ、LINE相談といった、インターネットやオンラインのチャットツールなどで相談は可能ですね。

パソコンでもスマホでも、インターネットにつながるガジェットがあれば、いつでもどこでも使えるのはとても便利です。

メリット:同じ境遇の人を探しやすい

キーワードで検索するインターネットの世界は、同じ悩みを持つ人に出会いやすい環境だと思います。

言語の壁はあるにしろ、最大で、世界にいる人の中から、同じ境遇の人が探せるかもしれないのですから、使わない手はないですよね。

メリット:その場限りの関係がラク

相談が終われば、関係も終わり、というラクな感じは、気軽に相談できるメリットと言えるでしょう。

知り合いに知られたくないことも、インターネットなら相談できるってこと、ありますよね。

デメリットにさえ気をつければ、リアルなコミュニティよりずっとラクです。

メリット:日時関係なく投稿できる

困りごとがおきたときに、すぐにでも投稿ができるので、相談ごとの詳細を正確に聞くことができます。

時間が経つと細かいことは忘れてしまいますし、相談すること自体が面倒になることも。

困りごとの解決方法が先延ばしにならずに済むので便利ですね。

デメリット:回答を待つ時間がある

日時に関係なく投稿できることは、相談においてのメリットですが、インターネット上で回答してくれる人がすぐに回答してくれるとは限りませんよね。

たまたまインターネットで自分の悩み相談を見つけてくれ、回答者がたまたま対策や案を持っている偶然を待つようなもの。

最悪、回答がないことも想定しておく必要がありますね。

デメリット:心無い非難を受ける覚悟する必要がある

インターネット上のコミュニケーションは、顔が見えない分、心無い非難を受けることもあります。

相談するのは、自分に必要な情報を得るためだけ、と割り切って、ネガティブな情報はスルーするなど決めてから相談するといいと思います。

学校・幼稚園・保育園などの先生に相談する

子供が、学校や幼稚園などに通っている場合、先生に相談する方法もありますね。

塾や習い事の先生なども、時間があれば相談に乗ってくれますよ。

メリット:過去に同じようなタイプの子を受け持っている場合がある

何かしらの特性や気質などがある子供を、過去に受け持ったことがある場合があるかもしれません。

もしかしたら、先生から対応方法や親ができることなどを聞けるかもしれませんので、先生への相談は有効だと思います。

メリット:スクールカウンセラー・特別支援学級など専門知識を持っている先生がいる

子供が小学生以上の場合、スクールカウンセラーや特別支援教室(過去の通級)の先生に相談ができます。

HSCはまだまだ知られてはいませんが、もともとは発達障害などマイノリティな子供との接し方を知っている人達。

特にスクールカウンセラーは、学校での子供の様子を見てくれますし、必要であれば担任の先生に話をしてくれることもあります。

誰にも話せる人がいない、という場合などに、まずはスクールカウンセラーに話してみるといいかもしれません。

メリット:学校でHSCの対応をしてもらえる可能性がある

これらのメリットから、学校に相談することは、子供の配慮を学校側に求めやすくなります。

相談なしで配慮だけ求めるよりはいいでしょう。

できれば、担任やピアティチャー、スクールカウンセラーや副校長、保健の先生などいろんな先生にちょこちょこ話しておくと学校でも連携してもらいやすくなりますよ。

デメリット:理解してくれる先生がいない場合がある

こればかりは先生によりけりなので何とも言えないのですが、例え学校などの教育機関であっても理解されないことはあります。

ちょっと話してみてダメそうだと思ったら、学校以外のところに相談するなど、臨機応変に使い分けた方がいいですね。

その他:相談できると思う相談先

私のおすすめする相談先を紹介してきましたが、実際には他にも相談できるところはありめす。

ご自分のお住まいや性格などを考慮し、利用できそうなところを参考にしてくださいね。

お住いの自治体にある教育相談関連

  • 教育センター
  • 教育相談 ◯◯市

などで、調べると何かしらの相談機関があると思います。

それぞれの場所で違いはあるとは思いますが、必要な病院や特別支援学級への紹介、発達検査やプレイセラピーなどを含めた相談ができます。

担当者がHSCのことを知っていれば困りごと解決につながるかもしれません。相談に乗ってくれる方は、心理士の方もいるので、カウンセリングとしても利用できるでしょう。

私は長男が小2、次男年中の頃から教育相談をしてもらっていましたが、次男がHSCかも、という話には一度もなりませんでした。

教育相談は長男中1、次男が小4の3月で終了しましたが、担当の心理士さんが知っていたとしても、もしかしたら心理士さんの方からは話題にしないのかな、とも思いました。

これは担当になる方や、教育相談の方針もあると思いますので一概には言えないと思いますが、早めに相談したとしても困りごとの解決に向かない場合もあるということを知りましたね。

HSCを診断する医療機関

HSCは病気ではないので、基本は病院で診断をするものではないのですが、最近では発達障害外来や心療内科、小児科などのクリニックでも相談を受け付けているようです。

「HSC 病院」で調べると対象のクリニックが出てきます。

どうしても病院に相談したい、という方は検索してみるといいですね。

ちなみに次男は、HSCだからではなく、ひどい肩こりを整形外科で診てもらい→精密検査→児童精神科の流れでしばらく児童精神科に通いましたが、HSCという言葉はありませんでした。

診断名を言いたがらない先生だったことも関連しているかもしれませんが、ちょっと悶々とした時期もありました。

次男の場合は結論こそ出ませんでしたが、相談、という意味では、児童精神科の先生だけあって本当になんでも話せ、こちらの話がぐちゃぐちゃでも全然OK。そういうラクさはとても良かったですね。

HSC関連のコミュニティ(○○の会のような)

「○○の会」のようなHSCのコミュニティに参加することで、困りごとの相談ができます。

私は基本的に大人数のコミュニティが苦手なので、極力、親の会みたいなものには参加していないのですが、長男が小学生の時は、通級の親の会みたいなものに誘われて何度か参加しました。

似たような悩みを共感でき、先輩ママから数々の対策を教えてもらえるので、コミュニティが苦手じゃない場合はいいかもしれませんね。

オンラインサロンのようなものもあるようですので、ご自分の性格に合う方で検討してみるのもアリだと思います。

民間のカウンセリング(有料)

有料にはなりますが、民間のカウンセリング機関で相談する方法もあります。

相談とかカウンセリングは、ある程度続けられるものがいいと思っていたので、お金のない私には利用できませんでしたが、暗中模索で光が全く見えなかったときは、本気で利用することも考えました。

薬の処方を希望しているわけではなく、しっかりと時間をかけて悩み相談をしたい場合などは、カウンセリング利用の方がいいかもしれませんね。

振り返り:HSCの相談をどこにすればいいのかわからない場合はHSCの子育て経験者を探せ!

子育てにおいて、まだ認知度が高くないHSC。自分の子供がHSCであることを知ったばかりの頃は、独学だけでは限界があるので、適度に相談しつつ情報を集めた方が早いです。

そして、知識をつけつつ、実際の子育てで経験しながら子供を理解していく、という流れが自然でしょう。

もちろん、すべて独学で手探りでもいいけれど、長い子育ての歴史の中ですでに経験している人もいるでしょうし、今の時代、情報収集には便利なツールもある。

TPOに合わせてうまく使っていくことで、子育てストレスを少しでも減らし、メンタルの安定を図りたい。私が相談先をうまく利用して相談する理由は「メンタルの安定」にあります。

ただ、これまで紹介してきた数々の相談先含め、対人の場合、担当してくれる相手の方の知見や相性の問題で、本当に欲しい情報にたどり着くかの保障はないんですよね。

相談はあくまでもサブツールとして必要なタイミングで利用し、子育てに応用していけることが理想。

始めからうまくいかなくても、時間が経ち、知識や経験が増えていくことで、相談先のパターンも選べるようになっていくと思いますよ。