小3の5月に不登校になった次男は、不登校を乗り越え、小4からは週1休みで学校に復帰しています。
迷って悩んで、不安を抱えつつも、今できる選択をしていった先で、学校に復帰するという結果になりました。
次男の不登校対策のために、私が対応したことをまとめてみました。
こうやれば、不登校を乗り越えられますよ、とう簡単な話ではありませんが、こんな風にして、乗り越える子供と親が、1組いるんだな、と参考にしていただけたらうれしいです。
親子で不登校を乗り越えた4つの対策&実践方法

不登校になった時点で、このようにやろうと決めていたのではなく、その時その時でベストだと思うことを振り返ってみた結果、大きくわけて4つのことをやりました。
- 登校スタイルを変える
- 認知行動療法を勉強する
- 感情コントロールを身に着ける
- 段階ごとに体験を増やす
1つ1つの対策をやる前に、不登校児の親デビューということで、自分の考えの指針を決めておきました。こちらも合わせて参考にしてみてください。
【HSCの不登校対応案】時短や別室など登校のスタイルを変えてみる
学校に行きたくないわけではなく、学校に入れなくなったことが不登校の始まりなので、入れる方法は他にないのかを検討し、登校の時間を変えてみたり、別室登校をさせてもらったり、という試行錯誤の記録です。
いろいろ試した結果、1日2時間だけ登校するスタイルに落ちついたので、遅刻と早退の日々。
結局、欠席はほぼなく、不登校という部類には属さないのですが、正真正銘の不登校児です。学校も、新しいポジティブ不登校児のスタイルを受け入れてくれたため、できたことだと思っています。
そんな内容を紹介しています。
HSCの不登校対応案に認知行動療法が良かった理由とおすすめ本
HSCの気質が激しく、人の気持ちや感情が辛くなる、ということが不登校の大きな理由でもあったため、次男の認知から事実と妄想を分け、事実を正しく知ることから始めました。
さらに、先生に怒られるんじゃないか、的な妄想から行動が止まってしまうため、妄想は現実ではないという認識をさせ、本当はどうなのか、という事実を確認する方向に持っていくように意識しました。
認知行動療法の本をたくさん読み、行動と心理学的なものや発達障害のSSTなどをたくさん勉強し、通級などを利用せず、次男の言動や行動にひっかかるタイミングをつかんで対応してみました。
素人対応ではありますが、親にできる精一杯のアプローチです。しかし結構これが次男に響いたみたいで、丸1年の私の対応で、3学期(後期)は避けていた授業にチャレンジできるまでになりました。
親子の相性やタイミング、不登校のレベルなどいろいろ関連しているとは思いますが、HSCの次男の不登校には、最適だったかなと思っています。
【すぐ怒る】HSCの次男が感情コントロールできるようになった方法を全公開
こちらも認知行動療法で対応しました。合わせて、アンガーマネジメントの勉強もして、結果としては発達障害の対応などすべてがフュージョンされている状態になっています。
親が認知行動療法を勉強することによって、子供の理解度は格段にアップしたと思いますし、怒らずに対応する方法がわかるようになったのですよ。
子育てという観点から見ても、認知行動療法を知っておくことはメリットかもしれませんね。
すぐ怒るお子さんの対策の参考にもどうぞ。
【HSCの不登校対策最終項目】段階を決めて学校に復帰した方法
発達障害の長男の対応をしているときからのクセと言いますか、今の段階はOKだな、と思ったらどんどん次の段階に進めた子育てをしています。
次男の不登校に関しても、ある程度の段階を決めて、これができたら次のステップにいこうかな、となんとなく予想しながら接していました。
今の状態をクリアするには、どうすればいいのかを、私が考え対応することもありましたが、次男と一緒に考えて進めていくこともありました。
2人で目標を掲げて、無理にではなく、これができたらこんなスキルが身につくね、という確認をしながらチャレンジしていった時期でもあります。
振り返り:一度乗り越えたのでまた不登校になってもこわくない!

そして、小4で学校に復帰した後は、週1で休みつつもフル登校。年間で60日くらい休むことになりますが、この方法なら現状、学校に通えるというところを継続しています。
またいつ、不登校になるかはわからないし、また不登校になっても構わない。私も次男もそんな風に考えています。
なぜなら、一度次男と私で不登校を乗り越えていますので、次はどんなパターンで別の道を選択するのかを、楽しめるから。
すっかりマイノリティな子育てが面白くなっている私としては、完全オンラインの学校にも興味があります。
次男は、中学からはN中に行きたいと、すでにMackBookAirも購入済。公立に在籍しながらになりますが、やはり学校で一日過ごすのはキツイようですね。
在籍とオンラインと半々ずつとか、部活はやってみたいんだよなとか、今はいろんなことを検討しているようですが、これも不登校をポジティブに考え、実際に実践してきた結果でしょう。
中学に上がるその時に、どんな中学時代を過ごしていきたいかを決めればよいかと。
小5・小6でどんな方向にいくかわかりませんしね。
次男がどんな選択をしたとしても、親として環境を用意できるよう、頑張って働いていきたいと思っています。