HSPだといろいろと人に気を遣ってしまうので、うつになりやすいと思います。
すHSPの私は、過去に2度うつ病になり、パニック障害や育児ノイローゼなどになりましたが、現時点では完全に克服したと思っています。
そして、自分で意識をして、うつにならないような考え方をするようにしています。
今回はうつにならない対策として、実際に私が実践していることをお話ししていきたいと思います。
HSPで人の目や場の空気が気になり過ぎて疲れてしまうという方、HSCの子供を育てている方の将来のの参考になればうれしいです。
HSPやHSCがうつになりやすいと思う理由【花緒論】
私はHSCやHSPのように、人の感情や空気を感知しやすいタイプの人はうつになりやすいのかもしれないと考えています。
理由としては次の3つあります。
- 人の気持ちや感情を組もうとしてしまう
- 人の気持ちや感情を自分がなんとか解決しようとしてしまう
- 自分が我慢すれば人の気持ちや感情を叶えられると勘違いしてしまう
あくまでも、私が感じてきたことですので、みなさんが同じような思いをしているとは限りませんが、似たような傾向はあるのではないでしょうか。
良くも悪くも、人の気持ちや感情が勝手にスキャンされる気質ですので、いちいち相手の感情に左右されながら自分の言動や行動を決めていると言っても過言ではないと思います。
良く言えば配慮、とても気が利く人。
悪く言えば余計なお世話。頼んでもいないのにと陰口を叩かれることも。
要するに相手の気分次第でHSPの気遣いは、気遣いではなくなることも多々あるわけですね。
他人の気持ちを基準に自分が行動するとうつになると思う
私の憶測ではありますが、他人の気持ちを基準に行動することが、うつになっていく一番の原因なのでは?と思っています。
なぜなら、人の気持ちは人それぞれ。TPOによって面倒なほどにイチイチ変わるのです。
人にも、他人とのつながりと影響がありますので、人の気持ちはまさに倍々ゲーム。
それを予測して自分起こりそうな災難を避けて生きていこうとするのがHSPな気がします。
だから常に気を張って、関わる人を見張っている必要があるし、空気が変わったことをいち早くキャッチしておかないといけないと勘違いしてしまう。
自分で望んでいる行動ではなく、人が望む行動を取ろうとするから、自分の気持ちに蓋をしてまで人の気持ちに答えようとするから、自分が望んでいることはそういうことではないよ、と悲鳴をあげてしまうのが「うつ」なのかなと。
そんな風に考えています。
人の気持ちや感情に応える必要はないのに応えようと頑張るHSP
たぶん、誰にも頼まれていないのに、勝手に人の気持ちや感情をなんとかしようとしてしまうのがHSPかな、と思っています。
なんでなんでしょうね。
自己犠牲型というか、本当はやりたくもないことを、なぜか立候補したりして引き受けたりするんですよ。
みんなやりたくないだろうし、でも誰かがやらなければいけないし、みたいな場面になると笑顔で引き受けたりしませんか?
そして後から、なんで引き受けちゃったかなー。みたいなこと、ありませんか?
みんなのやりたくない、イヤだという思いが突き刺さってくるのですよ。
殺伐とした空気感に堪えられなくて、つい引き受ける自分に嫌気がさして、最終的にうつになるという悪循環。
おかしいですよね。
わかっているのに、簡単には変われない。だから悩むのだと思います。
だから、そうならないために、もう、人には影響されず、自分のやりたい道を選んでいけるような対策をお話ししたいと思ったわけです。
HSPを活かして生きるための必須項目!うつにならない5つの対策

あくまでも花緒論であることを忘れずに、自分にできそうなものにチャレンジしてみましょう。
正直、対策をしっかりとできていれば、うつにはならないと思います。つまり、うつにならないような知識を持っているか、ということですね。
ただ、気持ちも思いも感じ方も人それぞれですので、対策も1つではないでしょう。自分に合うものを探し、とにかく試してみることをおすすめします。
生きる目標(死なずに生きる)を常に頭に置く
大前提ですが、まずは死なないように生きる道を選択しましょう。
私が「うつにならない」ことを一生懸命お伝えしようとしているのは、メンタルが崩れるとうつになって、自殺に追い込まれることがあるからです。
だから、最重要事項として、メンタルが崩れない方法を身に付けて生きていく必要があると思っています。
死なずに生きていくことに関しては、こちらの記事で詳しく説明しています。
合わせて参考にしていただければと思います。
人の感情と自分の感情を切り分ける
HSPの最大の特徴は、人の感情を自分の感情のように感じ、取り込んでしまうことだと考えています。
自分のことのように感じられるということは、時に人の気持ちがわかる優しい人ではありますが、HSPの場合はその感度が高すぎることと、さらに行きすぎてしまうこと。
これが問題になってきます。
人の感情は人のもの。自分のものではないということを知る
何を当たり前なことを、と思ったかもしれません。
でもこれができていれば、そもそも人の感情や空気が読め過ぎると困ることはないのです。
人の感情も空気も、そもそも人の感情が生みだしているもの。
詳しくはこちらの記事でもお話ししていますが、人の感情自体、人の感覚の違いやTPOによってパターンがいろいろあるんです。
さらに言えば、人の感情は人のもんであって自分のものではないのに、なぜか、自分がなんとかしてあげなければ!という使命感に襲われるらしく、妄想を膨らませてしまうので、話がややこしくなるのでしょう。
人の目が気になることについての対策の基本はこちらの記事で解説しています。合わせて読んでみてください。
糖質制限(ロカボ)生活を心がける
私の中では全くつながらなかったのですが、現代の食生活は糖質過多になり過ぎているようです。
AIの時代ですからね、昔のように筋肉や体力を使う仕事ではなくなったということを意味していると思われます。
要するに、動いてないのです。私たちは。
だから、基本の和食を食べてしまうと、以外にも結構な糖質を取っている事になってしまう。
お菓子を食べなくても糖質過多になってしまう原因はたくさんありますので、見直してみるといいでしょう。
うつの薬を使わず、糖質制限やロカボ生活で治る人もいるようですし、発達障害などは症状が改善されるという傾向があるようです。
人間は食べ物と水で出来ていますから、食べるものの影響についての知識は常に更新しておきたいですね。
「断糖」や「糖質制限」「ロカボ」などで本を読んでみてください。糖質過多によって起きている現代病の数々は、メンタルにも大きく影響を与えているようです。
また、アレルギーも糖質を減らすだけで治る場合もありますし、慢性疲労などの体調面にも影響があります。
私は実際に自分が試してみましたので、せめてロカボ生活くらいまで糖質を押さえることで、体調もメンタルも健康になると考えています。
砂糖を含めた糖質接種を減らすだけで、うつになる確率が減るのであれば、糖質制限はメリットしかないと言っても過言ではないですね。
心理学を勉強する
時間がある方は、ぜひ心理学を勉強してみてください。
おすすめは認知行動用法です。HSPには、認知のゆがみ(勝手な妄想)がありと思うので、心理学を勉強することで実は思い込みだったと気づくこともあるでしょう。
年齢に関係なく、人間が死なずに生きるためにも知っておいた方がいいスキルになると考えています。
普通に漫画なので、心理学を勉強しているという感じはしませんが、「そういうことか」とわかるきっかけになると思います。
感情が発生する前の認知の段階にポイントをおくことで、その後の行動を変えられるというのが認知行動療法。
知っておくだけで損することはないので、まずは漫画で読んでみるのがいいと思います。
とにかく動け!動いてから考えても死なないパターンもある
一番の難関になるとは思いますが、とにかく動かないとお話しになりません。
あれこれ頭で考えていることの大半は、ただの妄想ですので、現実でおきていることではありません。
「妄想」なのでいくらでも悪い方に考えられますが、実際には起きていないことだと知りましょう。
たくさん妄想すると、どんどん動けなくなっていき→経験が積まれないという最悪パターンに発展していきますので、とにかく動いてみれば良いのです。
動いてから考えても、そんなに簡単に死なないと思いますよ。
振り返り|うつになる前に自分の生活を変える意識をすること

うつ病になってもいいことは何一つありません。
できるだけ、うつになりそうな兆候(耳鳴り、胸の圧迫感、首のコリ、気分の低下など)が出てきたら休むこと。
きっと頑張り過ぎてキャパオーバーになっているのかもしれませんね。
今回ご紹介した方法を1つでもいいので実行してみましょう。どんどん動いて、結果どうなるのかのデータを集めましょう。
その結果は多い方が統計が取れるのでお得ですね。
自分が動けば、自分の未来は必ず変わります。少なくても私はそう考えて、行動し、もううつにならない納得のいく生活を送っています。
今、HSPの気質に困っている方でも、1つでいいので試してみて下さいね。
そうすれば、明日からはこれまでとは違う日々が作られていきますから。