子供の感性と好奇心を刺激する読み聞かせにおすすめの絵本9選

絵本
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読み聞かせの絵本を選ぶとき、動物メインにしようか、人物メインにしようか、という選び方をすることはありませんか?

年齢とともに、人と人とのふれあいをテーマにしたお話を読んであげたいな、と私は思っていたので、今回は人物メインになっているお話を選んでみました。

読み聞かせの絵本選びに迷っている方の参考になればうれしいです。

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好奇心あふれる感性豊かな子供を描いたおすすめ絵本9選

小さな子供から青年期あたりまで、好奇心旺盛で豊かな感性を持つ子供時代を描いた絵本を紹介したいと思います。

ぜったいたべないからね/ローレン・チャイルド/3分55秒

好き嫌いの多い妹に、工夫してご飯を食べさせる兄の話。

あれもこれも食べない、と宣言する妹に、〇〇と別の名前をつけてにんじんじゃないよ、とか豆じゃないよ、と言うことで、妹が食べてみるという内容。

兄のユニークがネーミングが面白く、子供の発想はすごいなと感じます。妹は、単に食べず嫌いだったんですね。それか、2・3歳のイヤイヤ期が続いているのでしょう。

おそらく中学年以上になると、「なんだそれ」と言い出すと思いますので、小学校低学年くらいまでの読み聞かせに向いていると思います。

世界にひかりをともした13人の女の子の物語/チェルシー・クリントン/14分50秒

女だから、という偏見に屈せず、さまざまな功績を残してきた女性のお話。各人、1ページずつ簡単に紹介されています。

作家、学者、政治家、研究者、医師、外交官、活動家、プロスポーツ選手、バレリーナなどさままな分野で女性初やノーベル賞をとるなどをした人たち。

誰かが先人をきったからこそ、道が拓けたわけですからね。

絵本に取り上げられている13人のお話をすべて読もうとすると、さすがに長いので学校の読み聞かせの際は、何人かにピックアップした方がよさそうです。

女性の伝記を知るきっかけにもなりますので、家で子供に読んであげてもいいですね。

おにいちゃんだから/福田岩緒/5分

お兄ちゃんだから、と言われることに嫌気が差していた兄が、弟の行方不明事件をきっかけに、自分が兄であること、弟がまだ小さいから何も知らないということを受け入れていくお話。

昭和の時代を感じる絵と内容です。

家庭によって違うのでしょうが、昭和が子供時代だった私は、この絵本と同じように、ふたことめには「おねえちゃんでしょ」と言われていましたね。

長女でしたし、初孫でしたらか、とにかくいつも一番上で、妹達やいとこの面倒を見るのは当たり前でしたから、主人公の男の子の気持ちはとてもよくわかります。

私の場合は、普段は「おねえちゃんだから」が「その通りだな」と思っていたので、さほど問題には感じていなかったのですが、あまり責任を押し付けられるような言い方をされると本当に嫌でしたね。

長男次男以外の人達は、たいてい、一番上の事をうらやむのですが、一番上には上なりの大変さがあるのですよ。

弟の行方不明事件をきっかけに、弟への思いや考え方が変わって、さらにお兄ちゃんになっていく様子が当人目線で語られている兄弟愛の絵本です。

一本の線をひくと/藤川幸之助/4分50秒

タイトルや表紙の絵からは全く想像できませんが、認知症のおばあさんとの関わりを描いた体験談です。

認知症を知る前と、知った後で、人の見方が変わること。認知症になることで、おばあさんに起きることを、デメリットではなくそのまま受け止めている姿が、とても自然な文体で表現されています。

お話自体は5分くらいで読み終わりますが、最後に続きの話として、認知症についてまとめた新聞があります。そこまで全部読むと、10分10秒。

新聞の形なので、全部読む必要はないのですが、「認知症を知ってほしい」というめあてで作られているので、もし時間があるなら読んであげてもいいですね。

学校などの読み聞かせで読むなら、本編だけを読みますが、家での読み聞かせなら、じっくりゆっくり絵本の内容に触れることが可能。

子供の視点で描かれ、子供の視点でまとめられているので、認知症を知るいい機会になると思います。

ぜっこう/柴田愛子

表紙を見た瞬間に「けんかのきもち」の仲間だな、とわかる絵本。

ぜっこうする、と決めた友達に対する気持ちが、許す、という気持ちになるまで、そして許した後の気持ちが描かれています。

主人公目線で展開していくお話で、わかるんだよな、そうなんだよな、と似たような自分の気持ちを思い出しつつ、よくわからないけど他の人の考えも、なんとか受け入れていくという内容。

けんかのきもち」もそうですが、お話に出てくる園というか「あそび島」の大人の接し方が私は好きですね。

子供のいざこざに、大人が割り込んできて無理やり仲裁をしようとしないところ、といいますか、大人が「正しい」「悪い」と判決しないし、「こうしなさい」って言わない。

結局、大人の行動や意見も含めて、子供自身が何を思い、行動に移すのか、という子供の思いがわかりやすいんですよね。主人公目線なので。

ぜっこうするくらい許せないけど、やっぱり仲直りする道もあるよな、でもどうすればいいのかわからないな、なんか納得いかないけどな、というさまざまな感情があること。

お話の文章自体はとても短く少ないのですが、子供思考と子供語でダイレクトに書かれているので、子供の子供の間に読んであげたい1冊です。

すきっていわなきゃだめ?/辻村深月/2分30秒

子供の頃の好きと恋愛の好きの気持ちが、文章でしっかりと描かれているお話。学校の男の子に対する気持ちが、きっと「好き」という気持ちなんだろうな、と感じていることが表現されています。

主人公の性別がわからない感じでお話が進むのですが、最後に、あ、主人公は男の子なのか、とわかる展開。要するに、男の子が、男の子を好きということですね。

高学年くらいになれば、好きという気持ちを持つ子も多くなるでしょうから、学校の読み聞かせにもおすすめ。

恋愛の感情って、言葉で表現するのが難しく、何となくどこかモヤモヤしてしまうと思うんです。

一概にこうとは表現できない複雑な感情が、明らか「恋ですね」とわかる文体で表現されているのは、恋の感情の実態がつかめない子供にとっては、教本のようになるかもしれません。

好きだと感じているのであろう表現や、焼きもちの表現、もし告白して嫌われたらこわいな、という感情がとても素直。

トランスジェンダーだからとかではなく、純粋に「好き」という気持ちに、「あー、わかるわー」と共感できる絵本です。

ソフィーのくだものばたけ/ゲルダ・ミューラー/13分

田舎に住んでいる女の子が、果物や木の実の収穫に携わりつつ興味を持っていくというお話。

ストーリー性が強いわけではなく、ソフィーという女の子の生活の中で、さまざまな実がなる果物や木が図鑑のように紹介されているという感じです。

さすがにこれだけの数の木の実や果物に触れる機会はないだろう、というくらい、たくさんあり、主人公の子の環境がうらやましいくらいですね。

私も田舎育ちなので、桑や栗、山のきのこや山菜などは関わりがありましたが、自然の状態から食べられるものを取って食べるという体験は、大人になると貴重だなと思います。

特に東京にいると、桑の実がなっていても、排気ガスなどが気になって気軽に食べようとは思わないですし、そもそも実のなる木が少ないですからね。

お庭に実がなる木が植えてあったり、学校にあったりすれば子供達も触れる機会はあるでしょうが、都会ほど果物=スーパーで売られているもの、という認識になっているでしょう。

ウエズレーの国のように、自分の環境を受け入れ、自然と生きる姿にはどこか芯のある強さを感じますね。

最後の方はたくさんの木の実や果物を子供達が自由研究並みにまとめているので、子供の自由学習や自由研究のネタとしても参考になる絵本だと思います。

エリザベスは本の虫/サラ・スチュワート/3分30秒

本が好きな女の子がひたすら本を読み続けるお話。リズム感がとてもよく、ブレずにずっと本が好きであることを描いています。

本当に好きなことって、本当にずっとやり続けられるし、苦じゃないし嫌じゃないですよね。子供が好きなことって、この感覚ときっと同じでしょう。

じゃあ、他の事は何もやらないのかというとそうでもなくて、掃除や美容体操までやっていますし、家庭教師のお仕事をしたりもしています。

単に子供時代だけのことではなく、本当におばあさんになってもずっと本を読んでいる、それだけなのですが、なんだかとても幸せな雰囲気をたっぷり放ってくれる絵本。

Amazonに英語版しかなかったので、英語版のリンクを貼っていますが、日本語版は図書館とかにあると思いますので、興味がある方は読んでみてくださいね。

ステラのほしぞら/メアリー=ルイーズ・ゲイ/4分40秒

姉と弟の、ステキな夜の過ごし方がお話になっています。

知りたがりの弟の質問に、優しく弟がわかるように答えてくれる姉。その説明が外国っぽい感じです。夕焼けはおひさまが赤いパジャマを着ているとか、星の毛布にくるまるとか。

夢のある表現や、ファンタジーのような子供の発想に、心が休まる感じ。兄弟っていいですね。

主人公の2人が小さい子供の設定なので、小学校1年生くらいまでの読み聞かせに向いていると思います。

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振り返り:感性豊かな子供時代を描いた絵本は読み聞かせにおすすめ!

大人になると、それまでの経験や常識などに薄められ、子供時代の豊かな感性や好奇心があったことを忘れてしまいがちですよね。

家や学校で、子供への読み聞かせを続けていると、自分の子供時代に感じていたことを思い出します。

アゲハ蝶の幼虫を手のひらに乗せて、かわいい、となでていましたし(今は絶対無理)、自分が見ている葉っぱの緑は、他の人には違う色に見えているのではないか、と本気で疑問に思っていました。

感性を磨く、とか、知的好奇心を刺激する、とか子育てで大切なこととして出てきますが、自分が感じていることを人に伝えられるようになる最初の一歩は、言葉かな、と私は思っています。

言葉を知り、表現を知ることで、自分が感じているものや思っていることの表現方法のレパートリーが増えていく。

絵本は、人との会話の次に、言葉をインプットしていくツールだと思います。

お子さんへの読み聞かせに、幼稚園や学校での読み聞かせの絵本選びの参考になればうれしいです。

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