【子供が通級に行くことになったら】親がやることリスト7

発達障害

子供が通級に通う事になった場合、親がやることを7つのリストにしました。

学校によって違いはあるかもしれませんので、長男の場合であることをご了承ください。

入学、進級、進学準備で忙しくなる時期の参考になればうれしいです。

子供を通級に通わせる親がやることリスト7

長男は小1から中1まで約7年、通級に通いました。

小学校も中学校も基本の流れはほぼ同じでした。

ご紹介する流れは長男の学校のパターン。順序が違う場合もあると思いますので参考までにご覧ください。

通級の保護者会に参加

学期始めの保護者会の後くらいの時期に通級保護者会があります。

通級を担当する先生の紹介や、通級で使う持ち物、通級指導の期間などの説明があるので、できるなら参加した方が良いでしょう。

通級の持ち物準備

保護者会で聞いた持ち物を準備します。

ファイルや手提げバッグなど、在籍とは別で使うものがあれば、早めに用意しておきます。

面談(通級担任+在籍担任+親)

長男の時の面談時期をはっきりと覚えていないのですが、通級指導が始まってしばらくしてから面談があります。

通級担任と在籍担任、親の3者面談が基本でした。

ここで、3者それぞれが子供の様子を語り、個別指導計画書(詳しくは後述)を作成します。

通級と在籍の担任欄がすでに記入されているので内容を確認。問題がなければ、持ち帰って親の欄を埋めます。

個別指導計画書の記入

面談でもらった個別指導計画書を記入します。

ここに、書く内容は、親が家で子供にできる支援です。

できそうにもない内容にしてしまうと、学期末の評価(後述)の際「できませんでした」となってしまうので、よく考えて記入した方が良いです。

個別指導計画書とは

子供にどのように支援をしていくのかを、通級担任、在籍担任、家庭で計画を立てる用紙です。

フォーマットは各自治体で違うのかもしれませんが、長男は通級在級中に何度か改訂されました。

箇条書きに近い感じで、多くは書けないのですが、この計画書を元に評価が決まります。

通級後のファイル記入

通級でやったことや感想など、通級の先生が記入、それを見て在籍担任がクラスでの様子を記入した連絡ファイルを、家庭に持ち帰ってきます。

早ければ通級の当日、遅いと何日か後になることもありました。

通級の回数が週1でなく、複数回ある場合は、最後の通級の後、在籍→家庭の順で回ってきます。

主に家庭での様子や、個別指導計画書に書いた、家庭での取り組みについての現状や困っていることなどを書くと、各先生方が学校でもサポートしてくれたり、情報を教えてくれたりします。

家庭での支援

子供の特性を理解し、声掛けや忘れ物のフォローなど、できる配慮をしつつ、通級に提出した個別指導計画書の内容を実践します。

個別指導計画書に書いたことの支援

長男の場合、家庭の支援としては主に、

  1. 好きなことができる自由時間を確保する
  2. ビジョントレーニングアプリの実施(毎日)
  3. パニックを起こした時の対処法(本人が)の振り返り
  4. 「できない」ではなくどうすれば「できる」のか?を一緒に実践する

こんな感じの内容だったと思います。

過去の個別指導計画書をどこかにしまい込んでしまって確認できなかったので記憶の範囲ですが、1の「好きなことをする時間の確保」はマストにしていました。

学年が上がるごとに、もういいかな、と思うことは削り、新たな課題があれば追加する、の繰り返しです。

抜けた授業のフォロー

通級で抜けた授業は、学校ではフォローしません。そこは家庭でフォローしなくてはいけないのですが、これがなかなか難しかったです。

学校から帰ってくると疲れてしまっているので、おやつを食べ、自由時間を過ごし、夕飯、お風呂、宿題で精いっぱい。

図工の制作や習字など、作品をやらなければいけないとき以外、ほぼ授業のフォローはできていなかったです。

授業を受けていても、つまづくところが多く、どのみち家庭での支援は必要だったので、あえて通級のフォローという感じではなかったですね。

ただ、抜けた授業内容を在籍の担任から教えてもらっていました。

通級の連絡ファイルの裏表紙に、授業内容を書いてもらう、というだけでしたが、抜けた授業中に何をやったのか、という把握ができ、便利でした。

担任と密に連絡(制作・習字など)

長男の通級フォローも含めてですが、私が一番力を入れていたのは、担任の先生とのコミュニケーションです。

在籍の担任の先生にもよりますが、学年始めの面談はもちろん、通常の連絡帳とは別の連絡ノートを作り、家庭で困っていることなどを連絡していました。

電話で直接話すことも多く、中1になった今でも週1ペースくらいで担任の先生と話をしています。

特に、通級で抜けた時間で作成したものなどがあれば、家で作らなければいけなかったので、密に連絡を取るようにしていました。

通級が在籍校以外なら送迎

現在では、小学校の中に通級ができたので、別の学校に通う必要はなくなってきましたが、長男が小2までは別の学校に行っていたので送迎が必要でした。

これが結構大変で、雨の日や下の子がいたりすると、なかなか思い通りに学校に行けないのです。(次男がいたので大変でした)

始めはバスで通っていましたが、最終的には車で通学しました。

振り返り:通級に通いつつ親にできる支援をやれば子供の成長につながる

子供を通級に通わせることについて、親の心配や不安は大きなものです。親にできることは多々あるとしても、あれもこれもやろうとしては、親の方がメンタルが壊れてしまいますからね。

ただ、通級に通っているから大丈夫、というのは少し違います。

在籍と通級と家庭の連携がうまく取れて、子供の成長がサポートされると私は思っています。

幸い、中1になった長男は、学習障害の困り感こそ健在ですが、それ以外のことに関してはほぼ困ることはありません。

出来る限りのフォローをしてきたことで、親としても後悔はありませんし、先生たちとの連携してきたことで、長男もフォローされている感がしっかりとあったようです。

最終的には中1冬で通級をやめましたが、それまでの通級での体験が大きな安心につながり、経験につながることで、1つでも「できる方法」を見つけていけるといいと思っています。