HSCの不登校対応案に認知行動療法が良かった理由とおすすめ本

HSC
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小3の5月に不登校になった次男の対応策として、情報収集していたところ、ふとしたきっかけで認知行動療法の漫画を読みました。

発達障害の長男が通う療育や通級での対応は、認知行動療法が元になっていることは知っていたのですが、細かい情報は知りませんでした。

読んでみたら結構興味深く、いろんな認知行動療法の本を読むうちに、自分の人間関係にも使える!と思い、次男の不登校にも実践。

今回は、HSCの気質が原因で不登校になった次男に、認知行動療法で対応してみた結果、思いのほかうまくいったよ、というお話をします。

お子さんの不登校対応に悩まれている方、接し方がわからない、という方への参考になればうれしいです。

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HSCの不登校には認知行動療法が良かったと思う話

認知行動療法とは?

私は完全な独学で認知行動療法を勉強したのですが、本当に簡単に一言で言うと、認知が変われば行動が変わるよね、ということです。

参考:認知行動療法/出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

例えば、目の前にいるネコがペットとして飼われているネコであれば、自分の目の前にいてもなんとも思いませんよね。かわいい、とか、好きじゃないんだよなと思うくらいでしょうか。

しかし、目の前にいるネコが、実はひっかかれたら死に至る種類のネコだと知っていたら、自分の目の前にいたら「ヤバっ!!」と思って離れますよね。

同じネコでも、認知が違うだけでその後の行動がまったく違う。ちょっと極端な例ですけど、素人解釈ではこんな感じです。

認知行動療法として試してみた3つのこと

本格的な研修を受けたり、学校に入ったわけではないので、完全に独学&素人解釈での実践です。

1対1で情報を知る

敏感にいろんな情報を自動的に拾ってしまうHSCの気質。

多くの情報×過去の知識や体験×感情などで、情報を複雑に認知することで、疲れすぎている場合があると思います。

  • もしかしたらお友達に嫌われているんじゃないか?
  • きれいな字で書かないと先生に怒られるんじゃないか?
  • 明日地震で家族と二度と会えなくなってしまうのではないか?

例えばですが、挙げたらキリがないくらい、ストレスの要因になってしまうことが多いと思います。

お友達に嫌われることでどうなることが怖いのか、さっき言ってしまった会話や自分の態度が気になって疲れ切ってしまうということもあるでしょう。

自分のことも周りのことも、表情も感情も空気感も音も匂いも・・・・

いろんな情報が一気に入ってきてフュージョンされた結果、人が多いところは疲れる、外に出ると音が多くて疲れる、という結果になっている気がしました。

まずは心配なこと、不安なこと、気になることは本当に事実なのか、もしかしたら自分の妄想かもしれないよ、というところをわかってもらうため、1つ1つを正しく知ることから始めました。

先ほどの例にあった、お友達に嫌われているのではないか?を要素に分解。

  • 嫌われていることは事実なのか?→妄想かも
  • 嫌われることで何が不安なのか?→仲間外れになるかも
  • 嫌われると困ることは何か?→一人になるのが怖い
  • 嫌われていたらどうなるのか?→傷つく

こうやって分解していき、妄想はいったん横においておき、事実だけを残すようにしてみる。

すると、意外と妄想しかないわけです。妄想にとらわれて自分の行動が止まっていたり、勝手にストレスに感じていただけ、と知ることができます。

相手の言葉や態度も、本当のところは本人に確かめなくてはわからないことなのに、こちらの見た目で勝手に解釈し、勝手に妄想し、勝手にストレスを感じていく。

大人でもありますよね。

大量の情報を一度にくっつけて考えるのではなく、1つ1つひも解いてみると「あ、そんなことだったのか」という勘違いに気づいていく。

その繰り返しで見える景色が変わってくるといいね、ということです。

まずは実践してから考える体験をする(他の人の思考も参考にしてみる)

先ほどの例の、お友達に嫌われているかも?が妄想だとわかったところで、次に嫌われることで何に困るのか、どう思っているのかと向き合います。

素人解釈ではありますが、HSCの感覚は、本人が磁石だと例えると、人の表情態度感情、周りの空気、音匂いなどの情報が砂鉄のようにHSCの子供にくっつく様子ににているかと。

2・3個まとめてくっついていると、途中の要素は自分の思考を通ることなく、今、感じ取れているもの(見えている・聞こえているとか)だけで結果を出そうとしてしまう。

でも、途中要素は落ち着いて自分の思考で考えてみたら、素通りしてしまった結果とは違う結果になることもあるでしょう。

特に、勝手な妄想で結果を出そうとしている場合は、事実が本当かわからない。

例で挙げている事実とは、以下の2つ。

  • 友達に嫌われていることが本当なのか?
  • 友達に嫌われていることに不安を感じている自分は本当なのか?

まず、実践してから考える、というのは「友達に確かめる」です。

気にし過ぎるHSCの子ならば聞けないと思いますが、それなら他の友達に聞いてみるといいでしょう。

  • 私って、僕って、嫌われてるのかな?
  • たまに自分が嫌われていたらどうしようって怖くならない?

自分の頭の中の妄想は、どこまでも膨らんでネガティブな方へ進みがちですが、現実の意見や考え方、他の人の思考に触れてみると、事実かどうかがはっきりするでしょう。

もしかしたら、自分の不安ではなく、お友達の不安が伝染してるだけかもしれませんからね。

1対1の情報でも「大丈夫だった」と振り返る

  • 嫌われていないとわかれば安心するので→これ以上悩まなくてもいい
  • 他の人は嫌われるとか考えていない→あんまり気にしなくてもいいのかも

と新たな情報を手に入れられるわけです。

なんだ、平気なのか、大丈夫なのか、と思えれば安心できますよね。

  1. 自分の妄想→事実に変える
  2. 自分の妄想→行動に変える
  3. 自分の妄想→新たな情報の1つを取得

左側はすべて自分の妄想ですが、右側は事実を知って、行動して、情報に変えるという3ステップになっています。

この3つをすっ飛ばし、妄想が積み重なって学校が辛くなっているのであれば、1つ1つの経路を通り、順に思考することで、

  • 妄想→学校には行かない(自分のメンタルを守るため)
  • 事実→学校に行っても大丈夫(安心した経験があるから)

HSCの気質でひっかかってしまうのは、妄想や頭の回転が速すぎるために起こる情報不足で、行動が止まり、体験・経験につながらなくなることだと私は思っています。

体験や経験ができなければ、

  • 成功の喜びや失敗のくやしさもない
  • そこまでの過程や再チャレンジする勇気
  • 失敗から回復する方法

こういうことがなくなってしまう。これは不登校になっても同じことだと思うのです。

妄想にかられ、自分にはどうせできないとチャレンジせず、遠目で他人の芝生をうらやんでみたり、どんどんチャレンジする人をひがんだり。

本当は自分だってチャレンジしてみたいのに、興味があるからやってみたいのに、楽しそうだから仲間に入りたいのに。

こうなったらどうしよう・・・の妄想が行動を止めてしまっていた今までを一度横に置いてみる。

そして行動を起こしてみる、という1クッションを入れることで、次男も1つずつチャレンジしていくようになりました。

1対1の結果に次の情報を追加する

HSCの気質は、ネガティブばかりな要素ではありません。

先ほどから例に出している妄想は、もしかしたら起こりうるかもしれない未来、かもしれませんよね。

要するに、現状の情報をいち速くキャッチし、少し先の未来を予測することの想像力(妄想力)に関してはHSCの得意分野ということです。

  • 地震が起きたら
  • 人に嫌われたら
  • 先生に怒られたら
  • 転んだら
  • 忘れ物をしたら
  • 雨が降ったら
  • 目が悪くなったら

こんな時、こうなるかも、という予測が立てられるなら、対策を立てればいいですよね。

子供時代は、ほとんどのことが起きてから→困って・泣いて→大人に教えてもらうという図式。

  1. 先に知識として対策を立てておく
  2. その対策がうまくいかなかったときはこうする

どこまでネガティブな思考回路を展開されても、対策ができるor妄想だとわかる、に振り分けられると思います。

妄想だったら、前の過程に戻ればいいし、対策を立てたら実践すればいい。

対策は、HSCの子供にとっての防護服。これがあれば社会に出ても大丈夫だと思えるお守りのようなものだと考え、対策を考える思考回路をつなげてもらいましょう。

このとき、子供の考えや意見を否定しないように気を付けました。大人は自分の経験から、子供の案だとうまくいかないかもな、とわかることも出てきます。

しかし、体験させ、結果から次の体験→経験という新たな情報を取得してもらうことが目的ですから、親の経験は不要。

それに、時代も人間も状況も違うわけですから、大人と同じ結果になるとは限らないですよね。

ここで大人の経験を子供に伝え、やめておきなさい、と否定しようもんなら、子供の経験を奪ってしまうことになり逆効果。

過干渉になってしまうので接する大人も注意が必要だと思います。

転ばぬ先の杖を出すのではなく、死なない程度で転ばせて一緒に立ち上がるのが親の役目かと。

あとは次の「1対1で情報を知る」に戻り、繰り返すだけです。

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わかりやすい認知行動療法を勉強できる本

接する側としてもなぜ子供がこういう行動をしているのか、について本質を考えるきっかけにつながるので、知識として知っておくだけでも子育てがラクになりました。

今回は子供の不登校対応として認知行動療法を勉強することをおすすめしていますが、社会で人と生きていく中で、参考になる情報ばかり、と言っても過言ではないでしょう。

認知行動療法が何なのか、全く知らないという方におすすめの比較的わかりやすい本をご紹介しますね。興味があったら読んでみてください。

マンガでやさしくわかる認知行動療法

主人公は働いているOLさんなのですが、ネコちゃんのアドバイスによって変わっていく様がとてもわかりやすい漫画です。

認知行動療法、という言葉を聞くと難しく考えてしまいがちですが、それこそシンプルに考えてみるとこれが結構おもしろい。と思うのは私だけでしょうか。

実際に、親が自分に置き換えて理解しやすいと思うので、文章を読むのは時間がきついなとか、初めて読むからわからないかも、と思う方には漫画がおすすめです。

だいじょうぶ 自分でできる心配の追いはらい方ワークブック

これは子供向けに作られている海外の療育本です。他にもイライラをコントロールする方法を始め、さまざまなメンタルコントロールの本があります。

子供が一人で読み進めるうちに、なんで?どうして?こう考えてみたら?など本と対話する形式になっており、時折、ワーク的な要素もある本。

海外独特の表現が嫌、という子供には向きませんが、低学年くらいなら親が読み聞かせで読んで対話するときに使えますし、高学年以上なら一人で読んでもいいでしょう。

ただ、高校生くらいになるとさすがにちょっと無理があるかもしれません。その場合は大人が読む漫画系がいいと思います。

認知行動療法のすべてがわかる本

字がたくさんある本は苦手、という方は図式が多い本がおすすめです。正直、図解されている方が圧倒的にわかりやすいですからね。

ただ、大まかな感じは否めないので、概要をつかんだら違うタイプの本を参考にしてみるといいと思います。

わかりやすいので、私も勉強し始めの頃などは、必ずこのタイプの本を使っています。

敏感すぎるあなたへ 緊張、不安、パニックは自分で断ち切れる

大人が読んで、HSCやHSPの気質と対応法を理解できる本です。

子供専用や不登校用に書かれているわけではないので、自分の子供用にカスタマイズするための参考本の1つだと思っていただけるといいでしょう。

私はこの本を読んで、自分の人間関係を含めた認知や対応を、スムーズに切り替えられるようになりました。

本は単なるきっかけであり、そこからどう行動するのか、によって日々の満足度や幸福感が変わってくるんですよね。

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振り返り:次男のHSCの気質からくる不登校には認知行動療法が合っていた

考えすぎ・ひねくれている・頑固など、他人からみると理解されづらいHSCの気質。

もしかしたら、単に一度に入ってくる情報が多すぎるだけで起きている困りごとなのかもしれません。

私は、次男の子育てに猛烈に困っていましたが、認知行動療法を知ったことで、接し方が変わりました。

子供がHSCであると知るだけでは、具体的に何をどうやることが、次男に合うのかがイマイチわからなかったのです。

私の接し方が変わることで、次男の態度や使う言葉も変わってきました。

「できない」と頑なだった思考に、

  • 「やってみたら意外と簡単だった」
  • 「うまくいかなかったけど別に平気だった」

という違う風が流れ始めたのでしょう。

「ま、いっか」と徐々に思える機会が増え、忘れ物をしても、友達が泣いていても、慣れていくようになりました。

認知は成長や発達、環境とともに変わっていきますし、接する私も更新されていきます。

週1休みでフル登校をした小4が終わった今でも、必要だと思ったときに次男と一緒に思考の柔軟性を鍛えています。

深く考えられることは、持って生まれた才能。必 HSCの子供にとっては、必要な時に発動できる心強い装備になるでしょう。

だから、シンプルに考えて行動してみて大丈夫。いくらでも対策を思いつく想像力(妄想力)を持っているから。

そう思い込み、小4で私の付き添いなく学校に復帰。

認知行動療法は、次男の不登校を乗り越える、大きなきっかけとなりました。というおはなしでした。

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